暴力団事務所の窓に紋章…北海道警が初の「中止命令」 住民の意識調査の結果受けて 北海道苫小牧市
北海道苫小牧市で、指定暴力団事務所の窓に貼られている「紋章」などが、
住民に不安を与えるおそれがあるとして、北海道警は外から見えなくするよう、
「中止命令」出しました。
「中止命令」を受けたのは、苫小牧市の指令暴力団稲川会系小林組の51歳の幹部の男です。
道警によりますと、苫小牧市有明町にある小林組の事務所１階の窓に、「紋章」や
「小林興業」と書かれた掲示物があったため、付近の住民や通行人を不安にさせる
おそれがあったということです。
道警は去年４月20日から５月６日までに、事務所付近の住民に意識調査を実施。
約75％の住民が、小林組事務所に対し怖いというイメージを持っていることが分かりました。
このため、道警は「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」に基づき、
10日午前10時ごろ、小林組に「中止命令」を発出し、「紋章」や「小林興業」の
文字を見えなくさせる措置を取りました。
現在、小林組事務所では、紋章などを布のようなもので覆い隠しています。
道内で、指定暴力団傘下の団体に「中止命令」が出されたのは初めてということです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/42172?display=1