こんにちは…
え、用?いえ特別用はないんですけどね、偶然通りかかって。ほら最近暑いじゃないですか…日差しがきつくて…少し涼んでいきたいな、と思いまして。軒先でいいですよ。
あ、ありがとうございます。喉が乾いていたから、嬉しいな。麦茶はあなたがいれたんですか?濁りがなくておいしいです。
…え?ああ暑いから。風通しのいい服を着たいじゃないですか?東京は37度を越えているし、今夜は熱帯夜になりそうですね。あなたは暑くないんですか?ぴったりと首まで襟があって…まぁたしかに。ぼくの服も襟はありますけどね。
でもいいんです。ほら、ここ。これ飾りじゃないんですよ。ボタンが外れるようになってるから、開いて、胸を出すことができるんです。熱がこもると、すごく熱いから。

ほら、ね?
涼しそうでしょ。あれ?どうしました、なんだか目の色が変わった気がするなぁ…
沖矢さんって、目をあけると印象が変わるんですね。普段から笑顔の印象があるから、どこか別人みたいだ。
そうですね、こんな服、なかなか見ないかもしれませんね。だから沖矢さん、もっと近くで見てみます?だってさっきからぼくの胸から視線をそらさないじゃないですか
よほど気に入ったんですか?どんな具合か触って確かめてみます?

あ、やだな…触るのは、僕じゃなくて……♥