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わいKGBモブおじ
国の英雄ヴィクトル・ニキフォロフから依頼を受けて二十年前のわいせつ事件を捜査中
日本で犯人らしき男の情報を集めるも服役中だった
報告と更なる証拠集めのためロシアに戻り、英雄の自宅で再度聞き取りにあたる
「リビングレジェンドに聞かせるには不快な話になるかもしれない」
そう説得し英語を話せることも証明した上で被害者と二人きりになった
「あの、何から話せば」
「当時の被害状況を詳しく話して下さい」
被害者は少し戸惑った後に話し始めた
「怖かったですが、もう二十年も前のことですしはっきり覚えていないんです」
「構いません。覚えている範囲で話して下さい」
「はい…」
被害者は巨体の男に手を握られ海岸に連れ出された。思い出そうとしているのか時々黙り込み、思いつめたような表情で私を見る。紅茶色の大きな瞳が揺れている。細い腰をくねらせると豊満な臀部と太ももの隙間が強調される
白い肌は男を誘う魔性の艶をたたえていた
ふと、視線があった
「…思い出せるのはこれだけです」
「よく分かりました。あなたはわたしを愛している」
「え?」
「わたしもあなたを愛しているし、あなたの雄子宮に精子を放出したいと思っている」
「あのっ」
「子宮が降りてきたようだが子種は少し待ちなさい」
「え」
「あなたのためなら祖国も捨てる。次の飛行機で亡命し畑に種まきをしよう」
両手を握ると吸い付くような肌の感触がした。間違いない。二十年前の犯人は彼に欲情していた
日本に渡って犯人を消そう。そして誰も知らない秘密の場所を押し開こう
淫靡な踊り子の禁忌の蕾をわたしが暴く
そう心に決めた時、隣の部屋で音がした