夢物語・創作小説スレ★1獣さん
夢物語・創作小説を書き込む際、レスごとに創作/空想/夢の話である、ということを明示よろしくお願い申し上げます ※既存の小説などのコピペにつきまして、このスレ内において重複しなければ可能です 動物虐待は犯罪です ・妄想、小説で楽しみましょう >>209 その時私は近くの自販機に飲み物を買いに行こうと、歩いている最中だったのです。 しかし家の近所で急にgatitoの鳴き声が聞こえたとなれば黒ムツとして放っておくわけにはいきません。 つい数秒前まで炭酸飲料が飲みたいなぁなんて思っていたのですが、そんなことは急にどうでもよくなりましたw 私は目の前の自宅へ蜻蛉(とんぼ)返りして、懐中電灯を手に取り、すぐに鳴き声のしたポイントに向かいました。 場所は確実に例の雑木林の中です。 そっと草木を退けて、周囲を照らしますが、gatitoがいる気配はありません。 一方gatitoも、親だと思って呼んだ相手がまさかの黒ムツだったことに驚き、近くにいたとしても息を潜めてしまっているでしょう。 でも近くにいるということは確実なのです。私は息を殺し、目を凝らして探しました。 しかし人工物に隠れているならともかく、無造作に生い茂った草木の中から、あの小さなgatitoを夜中に見つけるのは困難です。 さすがに諦めよう、と私は思いました。しかもその草木を隔てて向こう側は他所の家の敷地ですから、gatitoの姿を確認したところで捕まえに行くことはできません。 これではとても状況が不利ですよね。そのことを私も冷静に認識しました。 と、その時ですw w w >>210 なんとなんと、私が照らすライトの先に、小さな目が光ったではありませんかw そうでした。gatoという生き物は、いくら小さくて息を潜めていたとしても、こうしてライトの灯りと目があってしまえば無力中の無力なのでしたw 無惨にも目が光ってしまったことで黒ムツの私に発見されてしまったそのgatitoは、小さな黒猫でした。 黒猫??ああ、いつの日か火を付けて燃やしてしまったあのビクティムのことを思い出します。 というか、近所で野良害獣を見つけるのはなかなか久しぶりです。 コイツを今すぐ接待したい!コイツと一緒に今から想い出作りをしたい!! そんな気持ちの高鳴りようでした。黒ムツの血が沸々と湧いてまいりました。 しかし相手の居場所はやはり、人の家の敷地内なのです。 この草木を分け入って、敷地内に入るわけにはいきません。 この時、結果的に私は、それ以上何もすることができませんでした。 昂る気持ちを抑えて、おとなしく近所の自販機に歩いていき、パイナップルサイダーを購入して家に戻りました。 >>211 時は少し流れ、一ヶ月半後。 つい先日のことです。 朝、忙しなく動く重機の音で目が覚めました。 ウ”ウ”ーーン、ガシャンガチャン、ドゴドゴドゴドゴ・・・・・ こんな田舎で一体何が始まったのだろうと思い、気になって玄関を出ました。 すると例の雑木林の古い家の敷地に三台ほど重機が入り込み、家を取り壊しています。 ああ、とうとう家主さんでも亡くなったんだろうか。 そんな気持ちで現場を眺めました。 あ、待てよ?? gatoの住処は??w w w 私は思わず頭の中で草が生えてしまいましたw きっと害獣一家はまだ子育て真っ只中に違いありません。 この有様では強制的に一家解散ですねw YouTuberが何の予告もなしに突然垢BANを喰らうようなものでしょうか? 3台の重機はそんな事情を知る由もなく、豪快で無機質な音だけを立てながら母屋を壊し、敷地を均(なら)していきますw こうして5日ほどでgato一家の住処は無くなりましたw まあ当然ですよね、人の家の植え込みで勝手に子育てを始めたのですから。 本来なら到底許されることではないのです。 >>212 そろそろ伏線を回収していきましょうね。 例の家の敷地は完全に更地になり、見上げるほど背丈の高い木々が生い茂っていた近所の雑木林に、今では雑草一つありません。 綺麗さっぱり、空は広く、一面には均した土以外に何もありません。 ある雨の日の出来事でした。 その日は朝からシトシトと、小雨が降っておりました。 私は家の離れにあるプレハブの中でコーヒーを片手に事務作業を片付けておりました。 母屋からプレハブまでの通路は、簡単に屋根が拵(こしら)えてあり、雨でも歩いて行き来できます。 そしてその通路の中ほどに、家庭ゴミを捨てるコンテナが置いてあります。 ここまでは捕捉事項です。 私はポツポツと屋根に当たる雨音に癒されながら、書類を書いたり、PCを打ち込んだりしていました。 鉛筆が走る音。カキカキカキ、、、、 キーボードを叩く音。カタカタカタ、、、、 雨音。ポツポツポツ、、、、 そして ウナァ〜〜 !?!?!?!?!? >>213 ウナァ〜 そのふざけた甘え声を耳にした時、さすがに私は耳を疑いました。 ここは私の家の中です。私。つまりは黒ムツなのです。 裏の畑や近所ならまだしも、私の家の敷地内で害獣の鳴き声がするなど、これまで生活してきて一度もありませんでした。 何事かと思いましたが、何事もなにも、この声が聞こえるということは、そのまさかなのです。 今私がいるこのプレハブの外に、害獣がいるということです。 私としては信じられない出来事ですが、プレハブのカーテンを少しだけ開き、隙間から外を眺めると、なんといました。黒のgatitoです! 通路に置いてあるゴミのコンテナをカリカリと引っ掻いては、ウナァ〜などと一生懸命鳴いているのです。 その様子から察するに、雨を凌げる場所を探している。そして、なにか食べ物を探している感じでした。 さらには親からはぐれて、呼んでいるのかもしれません。 黒gatitoは立ち上がって一生懸命コンテナを引っ掻いています。しかし蓋には手が届きません。 コンテナからは生ゴミの匂いがするでしょう。それを食いたいと思うほどにコイツは空腹なのかもしれません。 また、コイツは体毛が濡れています。 結構雨の中を歩いてきたのしょう。 まあそんな事情は私にとってはどうでもいいのです。 私はなんだか、その光景を見ているうちに、ゾクゾクしてまいりました。 コイツは逃すわけにはいかない。そう感じているのかもしれません。 だっておそらくコイツは、あの夜、例の雑木林の家の敷地内で目が光っていた黒gatitoなのですから! 例の家が解体され、一家は住む場所をなくし、その結果コイツはこうして私の家の中に流れ込んできたのしょうね! こんな再会の仕方があっていいのでしょうか。 まさかの展開すぎて、面白くてたまりませんw ゾクゾクします。 私はプレハブの入り口の扉を少しだけ開いておきました。 このgatitoが雨宿りのために、このプレハブ内に入ってくるワンチャンスを期待し、 私は存在感を消して、中で待つことにしました。 もうこれでは事務作業どころではありませんw >>214 そしてなんと、よりにもよって私の試みは成功してしまいましたw 私はしばらくプレハブの戸を開けたままにしておきました。 そしてgatitoの様子は小窓からずっと監視していました。 ゴミコンテナを諦めたgatitoは、5分ほどその場で立ち往生してから、 ふと、プレハブの戸が開いていることに気が付きました。 視線はまっすぐ扉の隙間を見据え、明らかにこちらに近づいてきます。 ゾクゾクしますw 私はgatitoが少しでもプレハブの内部に侵入したら即座に戸を閉めて、 このプレハブで袋のねずみ状態にしてやろうと思いました。 そして、 gatitoはついにプレハブ内部に入りました。 バタン!!!!!! 私は猛烈な勢いで戸を閉めました。 gatitoはハッとした顔をしています。 残念ながら黒ムツの巣に雨宿りしてしまいましたねw w gatitoは「オワッタ・・」という感じの様子で身動きが取れませんw 萎縮して固まり、その場に突っ伏せて再び「ウナァ〜」などと鳴き始めました。 警戒の眼差しで、視線は私に釘付けですw 「怖いニャ、ここから出たいニャ」ということでしょうか? 逃すわけはありません。この絶好のチャンスを棒に振る黒ムツなんて、この世のどこを探してもいるはずがありませんw 私は怯えるgatitoに歩み寄りました。 逃げる場所はありますが、出口はどこにもありません! >>215 ここで先にお断りしておきますが、この話はこの時点でほぼ9割がおしまいです。 gatitoは私の手中に収まりました。あとの流れは、皆様お察しの通りです。 捕獲、接待、〆。 この三拍子でおしまいです。 運命の黒gatitoとの再会があまりに唐突で、私は接待の心の準備ができていなかったかもしれません。 私はいざ、こうして逃げ場を無くしたgatitoを目前にしたら、気持ちが早まってしまいましたw 私は歩み寄り、gatitoは当然、プレハブ内で逃げました。 逃げ込んだところは本棚の角です。 頭を端に追いやり、尻は隠せず、突き出したままです。 楽勝です。 私は左手で尻尾を掴み、引き摺り出し、それとほぼ同時に右手で首根っこを握り、素手で捕獲完了。 いつもなら準備して私から捕獲に出かけるのに、 今回は本当に、シチュエーションがあまりに唐突でしたから、この時点で私は気が早まってしまったのです。 小雨が降る中、gatitoを右手に掴み、外のゴミコンテナがある通路に出ました。 次の瞬間、速攻でgatitoを地面に叩きつけました。 今回のgatitoは私にとって急なサプライズプレゼントですw 意図せず急にプレゼントをもらったら、きっと皆さんも急いで封を開けてしまいますよね? そんな感覚です。 嬉しさのあまり、もったいぶることなく、いきなり〆てしまいました。 gatitoは私の足元でコイコイしています。私は気分が良いので、なんだかコイコイしているgatitoが喜んでいるように見えます。 気持ちの乗った勢いのある腕っぷしで、パァン!!と音を立ててgatitoは地面とごっつんしました。 その瞬間、一度だけgatitoの身体はギュッと縮み込み、次の瞬間に勢いよくコイコイが始まりました。 私はその命懸けのパフォーマンスを存分に楽しみ、終演と同時に目の前にあるコンテナへgatitoを放り込みました。 ゴミは責任を持って私がゴミステーションへ持って行きました。 翌日。 午前中にゴミ収集車がやってきて、たくさんのゴミ袋は乱暴に車の中へ投げ込まれていきました。 黒のgatitoはこうして本来還るべき場所に還ることができたと思います。 今回はこれにておしまいです 黒ムツの家に迷い込むgatito まさにカモネギですなw 皆さまこんばんは。 ビクティム作家です。 さて今夜は昨夜の後編を書いていこうと思います。 おさらいになりますが、夢の中で最近、私の家の近所では古い平屋の民家の取り壊しがありました。 それに伴い、平屋の敷地で勝手に子育てを始めた害獣一家の住処は無くなり、一家解散w そしてよりにもよって行き場を失った1匹のgatitoが我が家に迷い込むという、なんとも哀れな結末にw 昨夜はそんなお話をさせていただきました。 gatitoは見事に天に帰って行ったわけですが、 この話にはまだ続きがあります。 そう、一家が解散した害獣家族の流れ者はまだ私の周りにいたのです。 では今夜も始めていきましょう。 一家解散gatoのお話、後編です。 >>220 黒のgatitoを地面に叩きつけて始末した数日後のことです。 平日、真夜中に私が部屋で寝ていると、外から不気味な声が聞こえてきました。 その声で私はおきました。うるさかったわけではないのですが、私の眠りが浅かったのでしょうか、それとも不気味で不自然な音だったから身体が敏感に聞き分けたのでしょうか。 外からは疼くような声で アオォォォウ、アオォォォウ・・ などと何度も何度も繰り返す声が聞こえます。 私は嫌な予感がしました。 あまり聞かない鳴き方ではありますが、これは99%、gatoの声です。 春ですから、真夜中に異性を探しているのか、それとも仲間を呼んでいるのか、 どちらにしても単体で何かを呼んでいるといった鳴き方に聞こえました。 私は少し起きて、外を探しに行きましたが、それと同時に声は止み、その日はまた眠りにつきました。 >>221 しかし嫌な気分です。だって今シーズンも近所にまた、少なくとも1匹の害獣が現れたのですから。 出先でたまたま遭遇したgatoなら、まあ私の生活に不愉快を被ることはありません。まあ車の運転中なら、なるべく轢きますけどね。 しかし近所で遭遇となると厄介です。間違いなくその付近を生活エリアとしているわけですから、真夜中に鳴かれるとなれば完全に睡眠妨害です。 私は、次にまた同じ鳴き声が聞こえたらその時点でアウト、と決めました。 つまり、鳴き声の主を意地でも特定し、確実に始末するまで行動するのです。 そいつを放っておいたが為にそこで増え始めてしまってからでは手遅れですからね! ちなみに私の近所では、この私が黒ムツと化した時から害獣の数がみるみる減り、最近では1匹たりとも見かけないほどに除霊できていました。 本当に一時期は、首輪があろうとなかろうと、家の近所に現れた外猫は徹底的に捕獲なり毒なりで頃していましたからね・・w つまりその不気味な鳴き声が聞こえた夜、私は久しぶりに家の周りの「掃除」を再開しなくてはならないと予感しました。 そして予感は的中。 その時はやってきました。 あるお休みの日、私が部屋でのんびりコーヒーを飲みながらYouTubeを鑑賞していると、 まだ真昼間にも関わらず、例の不気味な鳴き声が外で聞こえ出したのです。 アオォォォウ、アオォォォウ・・ まるでゾンビがゆらゆらと彷徨っているような、怠くて力の抜けた気味の悪い感じの鳴き声です。 私はすぐに2階の窓から周囲を見渡しました。 すると今度ははっきりとその姿が確認できたのです。 場所は家の裏手にある共用の畑でした。 私の家の裏には、広くて大きな畑があります。 そこは近隣のいろんな人たちがそれぞれ区画を借りて菜園などをしていますから、その区画によって誰が所有しているかが違うのです。 見た目は一つの大きな畑なんですけどね。 その畑の中を、1匹の害獣が不気味な声を上げながら歩いているのが見えました。 >>222 私はしばらくその様子を監視しました。 真夜中だけでなく、真昼間に再び現れたのです。 これは間違いなく、何かを探しに来ています。 害獣の色は黒が混じったネズミ色です。 グレーというより、なんかネズミ色と言いたくなる色です。 つまり、なんだか清潔感がなく、汚いのです・・ そのネズミ色が、畑にある農具箱や草木の間などに顔を入れて覗き込んでは、 ここにもない、あっちにもない、といった感じで何かを探しています。 そして常に、アオォォォウなどと鳴いています。 これはどうも食べ物を探しているわけではありませんね。 そこで私は思いました。 このネズミ色はもしかして、私がこの前始末した黒gatitoの親なのでは???、とw 住処が取り壊され、一家が解散し、はぐれた仲間やgatitoたちを探しているのではないでしょうか??w 一度そんなふうに思ってしまうと、もうそうとしか思えなくなってまいりましたw 辻褄は合っていますしね! それに過去にもそんなgatoを私はたくさん見てきましたよ。 どんなgatoかというと、私が始末したgatoなりgatitoなりを、別の仲間のgatoやgatitoが後日必死に探しているという光景ですw 親子連れを見つけて私が親gatoを始末したらgatitoたちが必死に親を探し始めた、とか、その逆とか、はたまた特例ではありますが首輪の付いた外猫を始末して後日飼い主が必死に探している光景とか、まあそういうものです。 そんな光景を私は数多く見てきましたから、今回もまあ似たようなパターンかもしれません。 ネズミ色は畑で力なく鳴いています。 こいつは畑だけでなく、一日中近所のいろんなところに出向いてはこうしていなくなったgatitoを探しているのでしょうか。 もう私の手によって天に還ったなどとは知る由もなく延々と・・w しかしですね、害獣は存在自体が罪ですから、同情もなにもあったものではありません。 真夜中に呻き声を上げながら近所を彷徨う悪霊など、祓う以外の選択肢はありませんからね! こうしてひとまず声の主が特定できたところで、私は畑の自分の家が所有している区画に箱罠を置くことを決めました。 久しぶりの箱です。 最近使ってなかったからな〜。どこにやったかな?? >>223 しばらく使っていなかった箱罠は、折りたたんで車庫の奥に眠っていました。 久しぶりに組み立てます。これからあのネズミ色がこの中に入ると思うと、自然と気合が入ります。 絶対に逃したくはありません。害獣を箱の中に押し込むことだけを考え、楽しみながら入念に準備します。 相手は動物ではなく悪霊ですから、箱の中に捉えることができれば何をしたって構いません! これは私の基本の考え方です☆ ですから市販の箱罠が本来、動物を傷つけないように安全に捕獲するために拵(こしら)えた工夫を全て無視して魔改造していきます。 私が持っているのは、踏み板式です。理由は使いやすいからという以外に特にありません。 まずは踏み板を拡張します。扉が落ちる時に猫が尻尾を挟んでもいいから、とにかく私は猫が踏み板の奥の餌までたどり着くことすらできないタイミングで扉が落ちるように設定を変えます。 踏み板に段ボール板を貼り付けて可動域を広くします。猫が箱の中に入って2〜3歩目くらいのところまでダンボール板が伸びていて、それ踏むと連動して踏み板を踏んだことになるので害獣は即アウトです。 餌を食べようが食べまいが、気になって箱に踏み入った瞬間にアウト☆!という地獄の設定です。 この設定でこれまで、餌を取られるどころか、餌を一つも口にできずに、ただ私に捕獲されただけの害獣は数えきれないほどたくさんいます。 踏み板が拡張できたら、薄紙で床全体を覆い隠します。 猫ちゃんが地獄へ向かうランウェイが完成しました! あとは薄紙ランウェイの一番奥、つまり箱罠の一番奥にカリカリ餌を直置きします。 皆さまもいろんな工夫があるかと思いますが、ひとまずこれがビクティムスタイルの箱罠になります。 私は早速、その日の夕方、日が落ちた直後くらいのタイミングで畑に箱罠を置きに行きました。 日が落ちれば間違いなく畑に人は来ません。 そして、計画としては真夜中に再びネズミ色が畑に現れ、箱に捕まり、 日が昇る前の早朝に私がきちんとその悪霊を除霊してめでたしめでたしという感じです。 私は朝4時30分に起床できるよう、早めに布団に入って眠りにつきました。 >>224 夜中のことです。 なんとなんと、早速その夜も不気味な声が外から聞こえ始めました。 アオォォォウ、アオォォォウ・・ この声は間違いなくアイツです。 なぜ毎回毎回、自分の存在をアピールしながら登場するのでしょうか。 田舎の静かな夜にこんな気味の悪い声を上げながら徘徊していたら、まるで 「害獣がここにいるニャ!成敗されたいニャ!」といっているようなものです。 眠い目を擦って時刻を確認すると、まだ22時30分くらいです。こんなに早く現れるとは。 箱罠は目立つので、間違いなく気付くでしょう。 あとは中の餌に釣られて地獄のランウェイに向かうかどうかです。 私は箱を回収する予定の4時30分までは畑に近寄らないことにしました。 一発で罠にかかればいいですが、入ろうとしたけど辞めて、また数時間後に戻ってきて捕まる、みたいなパターンもありますからね。 結果は朝まで待つことにします。 >>225 箱罠の様子がどうしても気になり、浅い眠りのまま4時30分を迎えました。 外はまだ真っ暗です。でもこの時間に回収しないと早起きの人が朝イチで畑仕事をしに来るかもしれません。 真っ暗なうちに回収するのが無難です。 私は上着を羽織り、暗闇の畑に向かいました。 サクサク、と私が土を踏む音だけが聞こえます。 畑はとても静かです。 これはもしかして箱の中は空なのか?? 畑にうっすらと、箱罠が置いてあることだけは確認できるところまで歩いてきました。 少し遠くから、目を細めて箱の様子を確かめます。 何か物体が動く様子はありません。 そのまま箱が置いてあるポイントまで近寄ります。 暗いですが箱の形がこの目でしっかりと確認できました。 そして、まるで陰アートのように真っ黒なシルエットで、箱の中に猫がお座りしている形が見て取れました。 やりましたw 時刻は4時30分。ネズミ色は見事に箱の中ですw 具体的に何時ごろ掛かったのかは知りませんが、少なくともこの時点でもう除霊は完了したも同然です! 箱罠も、箱罠の中身も、もう私の所有物ですから、箱の中身がどうなるかは持ち主の私次第となったわけです☆ もちろん最終的には天に還ってもらいますけどね! >>227 それまで箱の中でおとなしくしていたネズミ色は様子が急変し、ものすごく焦っています。 いきなりガシャガシャと音を立てて暴れ出し、時折、カッ!!などと痰を吐くような汚い声で勝俣してきます。 なんだなんだ、元気じゃないですか。 ここ数日の力ないゾンビのようなあなたはどこへ行ったのですか! もしかして探していたモノに会えたのですか? ここまで元気になったということは、、、探していたのはgatitoではなく黒ムツの私だったんだね☆ これはこれは。 私も元気が出てきました! 時刻はまだ5時前です。 私は畑のネズミ色を一旦放置し、家に戻ってお湯を沸かしにいきました。 >>227 グツグツグツグツ・・・・ ティファールのケトルが勢いよく音を立て始めました。 注ぎ口からは大量の湯気がのぼっています。 gatoちゃん待っててね。これが欲しかったんだね! これを浴びればもっと元気になるからね。 体調整えてあげる☆ 私はケトルを外し、暗闇を照らすランタンのように右手にケトルを掲げながらネズミ色のもとへ戻ります。 まあ真っ暗ですけどね。 ネズミ色はこっちを見ながら待っていました。 私はわざと、箱の周囲をくるくると歩いて周回します。 ネズミ色はそれに釣られて箱の中で体を一生懸命翻しながらずっと私の方を見ています。 そうだね、視線を背けたらその瞬間、背後から熱湯を浴びれることをちゃんと分かっているんだね☆ そんなに熱湯を注ぐ私の手元が気になるのかな? ネズミ色は一瞬たりとも私から目を逸らそうとしません。 目を逸らしたらその瞬間に何かが始まるということを直感しているようです。 まあ目を逸らさなくても始まるんだけどね☆ はいっ!☆ ザバァッーー!! ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ァァァァァァウ!!!! ものすごい声量です! どこにこんな声を溜めていたのでしょうか! こいつはオペラ歌手でも夢見ていた時期があったのでしょうか! ネズミ色はお湯を浴びた瞬間に絶叫しました。 早朝の大絶叫です。 これでは近所迷惑になりかねませんね。 私は急いで箱の取手を掴み、いつもの農具用倉庫へ走りました。 ネズミ色は箱の中でのたうち回ったまま、私の手元で運ばれていきましたw >>228 ネズミ色は急に口呼吸を始めました。 まだ1湯目だというのに。 こうしてみると、カルおじ作品に出演していたgatoたちは丈夫なもんですね。 8連熱湯なんていう猛者もいましたからねw 外猫は汚いですから、ひとまず消毒は完了です。 ネズミ色は「まだやれる」といった目をしています。 まあ知りませんが! でも猫ちゃんは戦うのが好きでしょう? よく醜い縄張り争いで大声を張り合っているではありませんか。 あれに比べれば熱湯なんて朝飯前なんじゃないかな?☆ 多分このgatoはもっとボルテージを上げて欲しいのです。 私は家に戻り、アルコールをとりに行きました。 おや、偶然にも純度100%のエタノール試薬瓶があるではありませんか! え?なんでそんなものがあるかって? 私は今某化学メーカーに勤めておりまして、 いやこれ以上はなんでもありませんw 外猫ちゃんには更なる消毒が必要です! 私はネズミ色のところに戻りました。 はい、どうぞ。 ドボドボドボドボ・・・ ネズミ色は一瞬暴れましたが、すぐにおとなしくなり、ドボドボとエタノールを浴びています。 時折ブルブルッ!と体を震わせて水分を飛ばそうとしてきます。 そんなことをしたらダメじゃないか。 貴重な純度100%試薬なんだから、ありがたく一滴残らず受け取れ☆ >>229 次の瞬間を待たずに、なんとネズミ色は発火を始めました! なんと火だるまになっています! 私はちょっと焦りました。 火の勢いが強すぎる・・・ 危険物の資格を持っている私が可燃性の液体を使って遊ぶなど、私は一体何をしているのでしょうw 純度100%をナメていました。 ここは農具用の木造の倉庫です。 私はまたしても気が早まり、エタノールをたっぷり注いだgatoちゃんの体にチャッカマンで着火してしまったのでしたw 火の勢いはまあまあヤバいです。 猫の体高は私の脛(スネ)くらいまでしかないのに、その猫が私の臍(ヘソ)ほどの高さまで炎をあげて燃え盛っているのですw 幸いにも猫は狭い箱の中で暴れ回っていますから炎は上にしか伸びていませんが、これで猫がフリーに動いていたら確実に火災ですw 私は猫を燃やしたまま消化器をとりに行きました。 倉庫の中からヤ”アァウ”!!!などと濁った歓声が聞こえます。 燃え盛るgatoちゃん、盛大に喜んでいますね☆ 私が消化器を片手に倉庫へ戻ると、gatoちゃんはすでに横たわっていました。 ああ、これなら自然消火を待ちましょうね。 炎の勢いは猫のHPと共に減少し、次第に消えていきました。 猫ちゃんの命の灯火も同時に消えましたw 仕方ありません。害獣なんですから。 近所に現れたら始末しなければいけないものなのです。 猫は生ゴミとして捨てる必要がありますからね。 こうして、生きたゴミを生ゴミに変換してから捨てるのです。 本来ならもっと楽な変換方法がたくさんあるんですけどね。 どうやら私は楽しんでしまう性格のようでw こうして今回もまた一つ、夜空のお星様が増えることになったのでした。 世の中には私のような人間がたくさんいることでしょう。 と、考えると夜空にはなぜあれほど星がたくさんあるのかが分かりそうな気もしますね! それでは皆さま、また次回お会いしましょう。 おやすみなさい。 親子揃って虹の橋を渡らせてあげた優しさに涙が止まりません! >>218 ほんそれですw 駆除活動をしていてあれほど好都合な出来事は初めてでしたよ >>219 ありgatoございます。私も読んでくださる方がいて幸せです >>231 天の川で感動の再会を果たしたことでしょうw どうりで星が綺麗なわけですw >>232 さすがの洞察力ですね。私も同じ予感がしております >>230 獣ちゃんを駆除して下さってありgatoございます ご近所の平穏は守られました >>234 また湧いてきたらすぐに始末できるように駆除用品は切らさないようにしておこうと思います! さて、新ネタを仕入れてきました。 ビクティム作家です。毎回私でなんだか本当にすみません。 読みたい人だけ読んでいただければ結構ですのでw 駆除シーズンがやってまいりましたね。 では早速始めます。 >>236 夢の話になります。 ある最近のこと。その日は夜風が気持ちいいと思ったので、害獣パトロールを兼ねて愛車のケリィに乗り、町中をドライブしていました。 まあ町といっても私が住んでいる地域は田舎ですから、誰もいない県道とか河川敷の道路を静かに運転していたわけです。 それは河川敷の道路が終わりに差し掛かった時でした。 遠くの前方に小さな目が二つ光っているのが見えました。 私の地域では、夜に目が光る動物の大体の内訳は以下のどれかです。 実際に夜道で出会ったことがある例をまとめるとこんな感じです。 2% タヌキ 3% キツネ 10% イタチ 85% 害獣 遠くの獣はこっちを見ているようです。 光る目がだんだん近づいてきました。 さて、当たりでしょうか?ハズレでしょうか? 結果は、、、 >>237 残念ハズレ! 結果は見事に害獣です。 明るいライトでそのシルエットが照らされると、 気色の悪い白黒の害獣が、おすわりの姿勢でこっちを見ています。 その夜、私はその害獣の横を素通りしました。 素通りする際、いつもの癖で害獣に向かって急ハンドルを切り、轢こうとはしましたが、この時は失敗しました。 深追いはしませんでした。 そして数日後にまたドライブで同じ道を通りかかった時、同じ場所で再びその害獣と出会ったのです。 色も体格も同じ。 同じ場所で再会したのですから、ほぼ間違いなく同一個体です。 この害獣はもしかすると毎日同じ場所に現れる固定シンボルタイプなのでしょうか? 害獣には2パターンいますよね。 気まぐれに時間も場所も変えて出現するランダムエンカウント型 基本同じような時間に同じ場所に出現する固定シンボル型 この時私が出会ったgatoはおそらくですが、後者です。 なら次回、また改めて箱罠を持参してここに来ようと決めました。 いやあ、春ですね。 出会いと別れの季節です。 害獣との出会いも一期一会。 大抵の子は出会ったその日にお別れですけどね☆ >>238 私はこの白黒の害獣に「固定シンボル」という名前を付けました。 名前というかただの属性ですがw 固定シンボルはなんせ固定シンボルなので、また同じ時間に同じ場所に行けば会えると信じて、 ある夜、私は用意周到な状態で祖父の軽自動車を借り、駆除セット一式を後部座席に積んで出発です。 これで3回目。例の河川敷に到着。 河川敷の道路ですから当然一車線分の幅しかありません。 しかし路肩の砂利や草むらに寄せて車を停めれるくらいの余裕はあるので、こうして小さな車でなら十分に駆除活動は可能です。 人はいません。ほぼ全くといっていいほど心配無用です。 大体21時を過ぎれば歩行者は皆無です。ごく稀に原付が通るくらいですかね。 私が到着した時刻は大体22:30でした。 まあ静かなものです。川のせせらぎ以外に何も聞こえる音はありません。 そして固定シンボルはというと、、 当然のようにそこでお座りしていましたw なんだかこうも毎晩毎晩いるとウザいですね。 私は車を止め、ビクティム仕様の魔改造捕獲機を片手に、車を降りました。 餌の設置を含めて全て組み立ててあります。 あとは害獣が逃げない程度の距離まで近づき、しれっと箱を置いてその場を離れるだけです。 害獣はこちらを見ています。 私が何食わぬ顔で歩み寄ると、ヒクッとした様子で立ち上がりました。 立ち上がって、その場を動かずにまだこちらを見ています。 おそらくこれ以上近づくと逃げられるでしょうから、その辺りの距離感を冷静に見極め、 そっと箱罠を置いて車に戻りました。 私は車の後ろに身を隠し、気配を消して固定シンボルの動向を監視します。 害獣は立ち尽くしたまま、視線は箱罠に釘付けです! >>239 仕掛けに使用した餌はカリカリです。 いつも通り、捕獲器の一番奥に仕込んであります。 トッピングには粉末のまたたびを散らしました。 容赦はしません。 確実に一発でキメられるように、思いつく限りの準備は全て尽くしてあります。 やはり一撃で捕えるのが一番気持ちいいですしね。 固定シンボルは明らかに箱の中の餌に気づいています。 興味を示し、近づいて調べたいけれど、周囲を警戒しているといった様子に見えます。 視線は箱の方へ向けたまま、再びおすわりの姿勢に戻りました。 なかなか歩み寄ろうとはしません。 しかしその場を離れようともしません。 これは我慢対決でしょうか。 望むところです。このあとは夜が更けていくだけ。 人の気配は無くなる一方ですから、2時間でも3時間でも待ってやりますよ。 なんせ夜風が気持ちいいのです。 可能な限り屋外で過ごしたい、なんなら屋外で眠りたいと思うほど、外の空気が気持ちいいのです。 固定シンボルも心なしか、くつろいでいるように見えます。 夜風を浴びながら、死と隣り合わせの状況で、のんびりとしています。 とてもいい夜です。 そして固定シンボルは、今、目の前に迫った二択の選択肢のどちらを取るかで生きるか死ぬかが決まります☆ 餌を食うか、やめるか。 結果的にどうやら固定シンボルは、この気持ちのいい夜を命日にすると心に決めたようです☆ 急に立ち上がったかと思うと、一直線で箱罠に向かって駆け寄ってきました。 そして足早に箱の中へ駆け込み、試合終了です! その間、3秒もないくらいでしたw いきなり立ち上がったかと思うと、ロケットのように箱の中へ突っ込んでいったのですw 迷いは感じられませんでした。急に「今ならイケる」とでも思ったのでしょうかww 私の箱罠は害獣が内部へ足を踏み入れた瞬間にアウトです。 通常の捕獲器は、だいたい害獣が奥の餌まで辿りついたくらいのタイミングで戸が落ちますが、 私のマシンは踏み板が3歩も4歩も手前まで伸びています。 固定シンボルは一瞬にして私の所有物となりました。 箱の中で唖然としている様子が伝わりますw 戸が落ちた瞬間、硬直したように身動きを止めたようです。 パニクって暴れていないだけ賢いタイプと言ってあげましょうか、 でもどうせ私が悠々と歩み寄ったら暴れることでしょう。 もうどこにも逃げ場はありません☆ >>240 さあ固定シンボルに挨拶をしなければいけません。 私はすぐに箱の元へ駆け寄りました。 ガシャン!!! シャアー!! フシャアアー!!! 固定シンボルは閉ざされた箱の出口に一度大きな体当たりをしたあと、こちらに向かってシャアーなどと言っています。 なるほどそれが害獣の挨拶ですか! 私は人間です。害獣の挨拶をされても気に入りません! 相手は害獣ですから、害獣に向けた挨拶として、箱の外から思いきり蹴り飛ばしてみました。 ガシャーーーン!!!!⭐︎ あまりの威力に固定シンボルはパニクっていますw >>241 害獣の意思など私の知ったことではありません。 この害獣はすでに私の所有物ですから、私の意思が全てを決めるのです☆ 捕獲器の取手を掴み、害獣を車のトランクへ積み込みました。 と、おや??? 車内灯でgatoの全貌がよく見えた時、初めて気づいたことがありました。 こいつ、ピンク色の首輪をつけていますね。 おやおや、そういうことですか。いろいろと頷けることがあります。 いつも同じ時間に、同じ場所にいたということは、 どうやらこの時間帯と場所が毎日のお出掛けパターンだということですね。 河川敷のすぐ近くには民家が数軒だけありました。 おそらくこのうちのどこかの民家から夜な夜な抜け出し、 身勝手に深夜徘徊を繰り返していたのでしょう。 あれまあ、家の中にいれば幸せに暮らせたかもしれないのに! 勝手なことをするからもう二度と帰れなくなっちゃったね☆ 名前を変更します。 今からコイツは「ピンクの首輪」です。 まもなくビクティム鉄道 地獄ゆきが発車しますよ☆ 今夜の乗客は一名ですね! ホームのベルが鳴ったようです。では出発進行☆ ブォォォン☆ >>242 客を乗せた列車を走らせること約5分。 最初で最後の駅に到着です。 列車は小川に架かる橋を渡った先の路肩に停車しました。 さあ終点ですよ。お客さん、何してるんですか、早く降りてください。 降りやがれ。 たった一人だけのために列車を走らせなければならないのですから、車掌の対応は乱暴です。 害獣入りの貨物を外に放り投げました。 ガシャーーーン!! 落下した貨物は丈夫ですからビクともしません。 中身のことは知りません。 ここは私称、聖域と呼ばれる場所です。 この小川に架かる橋の下には石段をつたって降りられるようになっています。 橋の下には足場があり、足元には水深80cmくらいのちょうどいい深さの水流があります。 私が素足で入るとだいたい腿(もも)の辺りの深さです。 今夜はここに害獣を沈めてあげます。 箱を引っ提げて川辺まで降りてきました。 ピンクの首輪は暴れています。 これから何が起こるか悟っているのでしょうか。 それとも単に水が嫌いなのでしょうか。 まぁどっちでもよいのです。 さあ沈め☆ ジャブン!ブクブク・・・・・ >>243 暗いので足元の様子は見えません。 しかし、水中でものすごい振動が起きています。 ガツンガツンと箱がのたうち回っています。 ピンクの首輪はとてつもない勢いで暴れているようです。 周囲は真っ暗なので、当然ライトは持っています。 水中を照らしてみました。 すると、なんということでしょう・・! ピンクの首輪が体を捻り出すように捕獲器の落ちた扉部分をこじ開け、首から上までが外に出ているのです。 もちろん箱は川底に沈んでいるので害獣も水の中なのですが、 後一歩で力ずくで箱から出ようとしているところでした。 やはり飼育gatoは体力があるということなのでしょうか。 これまでの駆除経験を総ざらいしてみると確かにいろいろ心当たりがあります。 普通なら野良gatitoを思いきり壁にぶつけたら一発コイコイのち虹橋なのに、 首輪gatitoに同じことをした時には3回ぶつけないと橋を渡らなかった、なんてことがありました。 それだけ普段から贅沢な食事を摂り、生命力をつけているということですね。 水中での暴れ方を見ても、野良gatoとは段違いのパワーでした。 しかしピンクの首輪の努力は虚しく、 ピンクの首輪の首からはピンクの首輪だけが外れてゆらゆらと水面に浮いてきました。 そしてピンクの首輪を失ったピンクの首輪(本体)は、その首を捕獲器の戸で挟んだまま、ゴフッ!!と汚い吐瀉物を吐いて虹の橋を渡りました。 残念無念!さようなら☆ >>244 私はピンク首輪(首輪)と箱罠だけを回収し、ピンクの首輪(本体)は川底に沈めたまま、家に帰ることにしました。 あー、今夜もメシがうまいぞ・・ なんとなく、お外で害獣を始末した夜は、カツ丼か、どん兵衛を食べることが多いです。 害獣を始末した後に食べると、これがまたウマいのです☆ 駆除活動にはそれなりに気力・体力を使いますからね。 エネルギーが体中に染み渡ります。 家に戻り、箱罠を掃除して片付けてから、回収してきたピンクの首輪をゴミ箱に捨てました。 今夜の食事はどん兵衛と卵かけご飯です。 その日の活動の良かった点、改善点などを振り返りながら、 今夜も勝利したという達成感を噛み締めて食べる夜食は格別です。 美味しい勝利メシをいただいた後はシャワーを浴び、さっぱりした体に牛乳を一杯飲んでから気持ちよく眠りにつきました。 >>245 そして後日、面白いことがありました。 私は某サイトにて、「迷子猫 ◯◯町 ピンクの首輪」というワードで検索をかけたのです。 すると、まんまと例のピンクの首輪の顔写真と迷子情報が書き込まれているではありませんかww 掲示板にはこう書かれておりました。 “ 家で台所の戸を開けた時に脱走してしまいました。 首輪は取れているかもしれません。場所は◯◯川沿いの◯◯公園の近くです。 もし見かけた方は、なんでもいいので情報をお願いします ” ああ、そうですか。 私、見かけましたよ☆ 今どこにいるのかも知っています☆ おそらくですが、私だけが、この猫ちゃんの居場所を知っています☆ 私は返事を書き込みたい気持ちでいっぱいでしたが、空気を読んで返事はしないことにしましたw 返信欄にはすでに2件ほど書き込みがあり、 ・◯◯公園でしたらすぐ近くです!時間のある時に探します! ・首輪があるならきっと見つかりますよ!早く見つかるといいですね と、こう書かれていました。 それにしても嘘はいけませんね〜。 「戸を開けたら脱走してしまいました」この部分は絶対に嘘でしょう☆ やはり外飼いと書いてしまったら猫が行方不明になってもそれは自分の落ち度だから、ちゃっかり脱走というワードを選んだんでしょうね。 猫ちゃんは誤ってこの世から脱走してしまったようです☆ 今ごろは綺麗なお星様になっていると思いますよ☆ ということで今回のお話は以上です。 世の中の外飼いの皆さまへ 猫ちゃんがこの世から脱走してしまわないように、くれぐれも気を付けて飼育しましょう☆ おしまい >>246 獣ちゃんも外飼いする嘘つきで馬鹿な飼い主から逃れて虹の橋を渡って良かったですね 獣に壊されそうになった捕獲器さんが可哀そうです バ飼い主が痛い目見てまさに天誅ですな スカッとジャパン >>247 畜生道から解放してあげました☆ gatoを決して逃すまいと、首より下は死守してくれた捕獲器ちゃんに感謝です >>248 これでみんな幸せですね! 愛誤もまさか捕獲されて川底に沈められたとは思ってもいないでしょうからねw >>249 ObrigaTo!! ピンクの首輪は川底で骨型の奇怪な体を手に入れている頃ですかね。 車掌のサービスシーンは誰得ですか。 アニメ化時はメーテルに差し替えてください。 >>251 一時期ほぼ毎晩あの場所で沈めていたことがあったんですが、楽しみにしながら翌朝見に行ったりすると大体消えてるんですよね。 一体どういうカラクリなんでしょうかw >>254 夢物語は見たいけど現実では全くもって見たくないな 皆さまいかがお過ごしでしょうか。 先日、私はとうとう見てしまいました。 何かって?あれです。地面をすばしっこく這いずりまわり、毎年暖かくなると姿を現す忌々しい黒の生命体、、 巷ではアルファベット一文字で呼ばれたりもしますね。 私の身の回りにとうとう G が現れました。 そう、Gatitoです! では始めましょう。。 >>256 夢の話になります。 私の家から車で15分ほど走ったところに、広い駐車場を持った大衆浴場があります。 その駐車場はアスファルト整備されておらず、砂利と芝っぽい感じになっております。 田舎ではよく見かけるタイプの駐車場ですね。石灰などで地面に直接区画が引いてあるタイプです。 そしてその駐車場から小道を挟んで真横がなんと、愛誤宅になりますw 時々その駐車場内で勝手に猫に餌付けしたりしていて、そのせいで駐車場には大体いつ行っても猫がいます。 1匹や2匹なら普通といった具合。多い時は3匹も4匹も猫がおり、自分の縄張りを主張して他の猫を追い回すやつもいたりします。 今回はその駐車場に出張です。 もちろん大衆浴場の営業時間外に行ってまいりました。 >>257 私が到着したのは午後2時ごろです。その日は銭湯が週に一回の定休日ですから駐車場に客の車はありません。 まあ2台ほど、いつ来ても停まっている軽自動車がありますが、いつもあるので気にしなくていいでしょう。 私はだだっ広い砂利の駐車場に愛車のケリィを停め、コンビニで買ったドリップコーヒーで一服です。 この時点でまだ猫の姿はありません。 が、、 まあ案の定4〜5分ですぐに現れました! なんと黒のgatito単独です。 しかも皮肉なことに例の愛誤宅の敷地内からひょっこり顔を出し、のそのそと駐車場内にやってきたという様子です。 大きさで言うとgatitoというには少し大きいかもしれませんね。 しかしgatoというには小さすぎるという、中途半端な大きさのやつです。 いつだったか、誰かが半gatitoという呼び方をしていたことがありましたが、分かりやすいのでそれを採用します。 黒の半gatitoが出現しました。 >>258 当然ながら私の車には、いつgatoとエンカウントしてもいいように駆除セットは常備されています。 運転席でコーヒーの残りをクイっと飲み干し、EGとモンプチを手に取って車から降ります。 お昼下がりですが、人の気配はありません。 おそらく大衆浴場以外のお店が近くにないからです。 大きな通りもないですし、近くにあるのは数軒の古い民家と倉庫って感じです。 愛誤宅も外観は相当ボロいですね。冬は隙間風が入って寒そうな感じの小さい平屋です。 そんな人の気のない大衆浴場の駐車場で私と G は二人きりになりました。 おそらくこの G は私のことを餌やりか何かと勘違いしているのでしょう。 まあ間違いではありません。手にはちゃんとモンプチを持っていますからね! それと特製ソースも。 ソースはペットボトルに入っていますから、一見、飲み物にしか見えません。 ラベルを全て剥がしてあるので、さすがに自分で誤飲するなどの心配はないですね。 さあ、待たせても可哀想なので G に配膳しますか。 モンプチの封を切り、特製ソースと混ぜ合わせました。 >>259 半gatitoは嬉々として駆け寄ってきました! チョロいですねーーw まあ餌やり愛誤に手懐けられたgatitoなど、こんなものです。 半gatitoは、しゃがんでいる私の真横でぺちゃぺちゃと音を立てて定食を食い始めました。 「ああ、もうおしまいかw」 定食を舐め取り始めた時点でもう虹橋は確定です。 あまりにもあっさりです。 半gatitoは時折、私の顔を見上げて目を合わせながら、私が何もしてこないことを確認しています。 あらあら、そんなお情け程度に警戒しなくたっていいでしょう。 念には念をってやつですか??? まあ大切ですよね、そういうの! でもね、気にしなくちゃいけないのは私の顔色じゃないんですよ。 この時点で私の右手は半gatitoのうなじのすぐ後ろです。 ガシ!!! 手掴み成功ですw w こいつはバカですね!チラチラと私の動向に注意しながら食事をしていたつもりでしょうが、私の顔ばかりを見て、すぐ後ろに迫った私の右手に気づかなかったのですw 私は渾身の握力で半gatitoのうなじを握っています。 半gatitoは驚いて声が出ません。 情けない顔をしながら四肢をピンと伸ばして私の右手に握られています。 いやあ、やっぱり配膳して終了ではあまりに楽しくないので我慢ができませんでした。 こいつは定食を食ったので、どうせもう助かりませんが、せっかくなら虹る前に何か一緒に思い出を作りたいものです! read.cgi ver 08.1h [pink] - 2023/09/20 Walang Kapalit ★ | uplift ★ 5ちゃんねる