夫が不倫してるかも
夫に不倫の疑いがあります。
…なんだけど、証拠もなく
どう動けばいいかわかりません。
知人に霊視ができる人がいて、見てもらったら
女の影が見えるとの事。
ただ、それ以上は夫が意識的に見られることを妨害しているらしくわからないと。
弁護士に依頼するにも、証拠がない…
興信所に依頼するにも、夫がお金の管理をしており
自由に使えるお金がない。
さらに、夫の生活リズムは最近バラバラで
いつのタイミングで依頼すればいいのかもわからず…
経験者の方、アドバイスください。 面接試験は瞳が二言三言、笑みを浮かべて答えただけで実にあっさりと終わった
その前の試験問題も…瞳が3年の後期で受けた都内、都内近郊、都下近県にある企業
や大学の就職課から斡旋された企業に比べても問題数ももレベルも少ない(低い)も
のだと瞳は思った
舐める様に見ていた…人事を兼ねる総務部の課長の中邑の事を忘れな様にしようと、瞳
は思ってから心の中でエンガチョー切ったをした
瞳が結果、入社(入行)を決めたのはそのパンフレットに載っていた夏服が、かわいいなあ
と思ったからだった
日本の中堅どころデザイナーKの手によるそれは、白を基調とし淡い紫をあしらったもので、
自身が高校の時にアイドルグループAのO・Yが着ていて、憧れた都内私立高校の制服と
似てたからだった
…どうせ長くても3年ぐらい待てば(務めれば)、あの人とは結婚出来るだろうし…
という甘く緩い打算も彼女の中で働いていた…のも事実だった 瞳は試験が終わってから「まだ(1、2日は)ゆっくりして行けよ」という父の命令
により、都内へと戻るのを先延ばしにしつつ…バイト先で知り合い交際数年の彼とは
SNSによって繋がっていた
『…もう少し待っていてね(ハート)』と送った後に既読がついてから40分程後に
『気にするなよ、たまにはゆっくりして親孝行して来なよ』
という返事が来ていた
…瞳は私見を延べれば…試験というもので苦労した経験は、ほとんど無かった
高校入試では入学生徒の減少により希望の地元進学校へ進学出来きた、大学受験
も推薦が決まっていた他の生徒が家庭の事情で辞退した為、次点だった瞳にスライド
したし、それも他校の試験を準備していたため苦労なく合格した
そしてその4年制の某私学に合格した後1,2年生では都内近郊の校舎へ、3,4年
生では都内校舎へと通ったのであった
その場違いな関係の結果として…彼女を「パパ活(援助交際)」へと走らす事になった その戦前に興された…歴史の比較的あるその私学は、簡単に言えば戦前はお嬢様学校、
現在はそれだったもの…またはなれの果て
平成以前では…ダイナマイトで出来た資金の受けた…某団体の世界的有名賞レースの
候補生に数名程度、出ていたのが今では痛い過去の自慢話である
…戦後、大戦の戦火により被災し、都内には校舎すら無くなった後、復興案として姉
妹校として設立されていた服飾専門学校に吸収合併された後では、率先した資格ない
しは役立つ研究等が無い現在の学科内容では…就職就職偏差値を上げる事は無く寧ろ
学校自体の評価価値を下げるばかりだった
なので積極的に地方の公立高校等からの推薦生徒を受け付けている…そんな結果だっ
たのだろう 県外に出た事が一度も、むろん都内に住んだ事もない瞳にとってはその雰囲気がみな
新鮮だった
学生課から提案された大学(1,2年校舎の)近所の築15年アパートに住み、そし
てその近所にあったパン屋でバイトとして雇ってもらえる事になった
そして…そのパン屋によく買い物に来るという…近所の居酒屋でバイトする彼と運命
の?出会いというのもした…のだった …その間に彼女たちのと関係は「…予定がある」という一言で片づけ、学校、バイト、
彼氏との関係に腰を据えて生活してた
友情よりも愛情を取ったという恰好であった
…瞳よりも1つ年上の彼は3人兄弟の次男で「…兄貴夫婦が同居してるんだ」との事
でそういった…部分でも瞳の条件もクリアしていた
彼はその他の点でも瞳が望む、容姿点や瞳だけにする優しさ、仕草というぐっと来る
ポイントを抑えたいわゆる〈運命の人〉だと瞳は思った
…瞳も…ある程度は慎重に(軽い女だと見られたくは無かったが)この人は逃したく
ないという独占意識が強く、約1ヶ月あと・・・3回目のデートの後で彼と肉体関係を結
んだ「ふわふわする」という気持ちでいっぱいだった 元々父親は地方の中小企業勤め、そして母親も家計を担う為の共働き、幼い頃から祖
母に育てられ…華やか、いや贅沢な生活が簡単に出来るほどの潤沢な資産がある家庭
ではなかった
それを精一杯がんばって関東方面へ送り出した…だから瞳にとって、その「ふわふわ
する」という夢のような生活は長くは続かなかった
そのどこか無理やりに背伸びをした生活は………所属したグループによって入学式か
ら、僅かな時間で今迄の人生の破綻寸前となったのであった …由姫ちゃんのお爺ちゃんは…神奈川県内で(N自動車の下請けの)生産工場を3つ
経営している人だし…
あっち彼女(梨里杏)のパパは(北関東の某県ではあったが)元殿様?の血筋でぇ…
地元の地銀?(実は信金の)経営幹部さん?…だしぃ
あたし美玲のママは…新潟の出身なんだけどね…都内、神奈川、埼玉、千葉にエステ
店出してるんだけさ
…でもあの二人(由姫と梨里杏の事)には…ちょっと負けるかも…だからぁ
あたしと瞳ちゃんと、もっともっともっと仲良くなろうよ との事だった
…瞳が入学して一番最初に仲良くなったのは、席順(あいうえお順)ですぐ後ろにな
った尾上美玲というどっか昔のギャルっぽい匂いのする女の子であった
だが彼女の母親の経営するエステ店は、ネットで検索すると割とすぐに見つかるよう
な有名な会社だった
『よかったら…瞳ちゃんなら娘割引で安くしておいてあげるよ』
そして彼女の連れ…いや美玲が下僕か?
というのが本庄由姫という見るからにお芝居の世界のお嬢様みたいなオーラが漂う人
と、清野梨里杏という…ゴスロリとは少し毛色の違ったゴテゴテのお姫様風?のスタ
イルの人だった …彼女たちの財布の中身と瞳の財布の中身の違いはとても大きくて、瞳はいつも緊張
を強いられていた事は事実だった
着るもの、履くもの、身に着ける宝飾にいたるまで…なにもかもが違っていた
憧れた高級ブランドの衣類、宝飾、靴など雑誌か、ネットかテレビの世界でしか瞳の
瞳に写っていなかったのが目の前にあった
だが…なによりも一番の違いを感じたのは「食べる行為」について…だった
それこそ瞳の実家のテレビのバラエティー番組の中でしか見た事のないような、値
段のするお店に彼女達はかなりの頻度で行く、
その付き合いも…時には無理をしてでもついていく事もあったが…バイトを他にかけ
もちしても、とてもついていけない事もあり、何度かは断ると
(美玲の方から)「…ねえねえ瞳ちゃん寂しい、出て来なよぉ」と連絡が来るのだった 美玲としては瞳を格下に見る事で彼女自身の矜持を保つ事が出来るし、ユキとリリア
にとっては、東北の田舎町から出てきた瞳という純朴、ナマの玩具をいじくるのが…
…ただただ楽しかっただけなのだろう
ネコが捕らえたネズミをもてあそぶ様に、ころころと手のひらの中で柔らかく握り、
命を奪う…ったのだった
…彼女らも代わる代わる積極的に瞳へ声かけをし、遊びに連れ出していたのだった
結果として…瞳の個人的な資産(生活資金)はあっさりと破綻した
流石に当時はまだ未成年だった為、消費者金融などからは借金は出来ないし、街金か
らなどはもっとしたくもなかった
それにまだ判断力のあった瞳としても…到底する気もなかった、そして切羽詰まった形
で美玲に借金を申し込んだのだった 吉川あいみさん似の瞳ちゃんが
誰かに中出しされているかと思うと
その男に瞳ちゃんの過去を教えて
あげたくなってくる …だが彼女達に借りたお金の返済は残っているのは事実だったし、彼女たち4人のい
じめっ子らも今の所、瞳という獲物を逃すつもりは無かった
…やがて美玲から提案があった
「ねえねえ瞳ちゃんってさ、見た目がけっこういけてるからさ、援…じゃなかった『
パパ活』のバイトしてみれば?稼げるんじゃない?」と
精一杯、背伸びをして着込んでいった洋服だったが彼がそれを褒めてくれるような事
は無く「…じゃあ、これね」にべ無く言われ、その上等なスーツを着込んだ男(自称
IT企業社長)から渡された白い封筒の中身は5万円だった
彼とより高級そうな店で食事をし、ホテルの併設の喫茶でお茶を飲み、彼の話に耳を
傾け、頷くだけ…過ごした時間(2h)で5万円となったのだった
「(あれ?私の時間5万円だったんだ)」と瞳は思った
そして瞳の中に変化が起こった、まず近所のパン屋のバイトをバイバイする事を真っ
先に思いついたのだった
この「パパ活バイト」これがこの先の瞳の性格に大きく影を及ぼしていった その古ぼけたウィークリーマンションの一室にはテーブルが一つ、折りたたみのイス
が3つ、固定電話が一つに、よく鳴るスマホが5つあった
それらをたった一人の声の少しかすれた若い女が、見事に捌いていた
美玲の高校の時の「腐れ縁の連れ」だという女の子「らむ(仮)」は瞳を上から下ま
で舐める様に見まわした後で美玲にこう言った
「…あんた…以外だわ、スカウトの才能有るかもね(この娘は)稼げるかもよ」
と言った後にさっきから鳴りっぱの赤いスマホに出た
「はい『プラサー』です。あ、いらっしゃいませ@%さん…いつもいつも、ありが
とうございます」 らむは美玲、いいや瞳と同い年とは思えない程、派手で大人びた…女性に……
いいやギャルっぽかったと思えた
らむについては瞳の記憶の中では…香りのキツイ電子タバコを常時持ち歩き手放す
事が無かったのが一番印象に残っている
・・・それから瞳は彼女(らむ)のプラサーの事で説明を受けた
瞳の背後に立つ美玲が、電子タバコを着け吸い始めた、
自分らの仕事の内容、バック(取り分からの差し引き)の事、悪質な客の対応など一
通りの説明を受けた後で、ケツ持ちの組織の事も…説明を受けた
「で(今すぐ)うちに登録出来る?」と、らむに目を見て言われた 瞳の頭の中には残高の僅かな通帳しか思い浮かばなかった、迷わなかった
らむの言葉に素直にうなづくとA4コピー用紙に印刷された登録者用名簿に、自宅ア
パート近くにある信金のおまけのボールペンを走らせていた 「…月の終りで…その時の売上の上位3人には…特別ボーナス出すよ」
瞳は上目づかいでうなづく、
そのじっと絡まる視線を無視するようにらむは言葉を続けた
「あと…辞めたくなったら早めに(1ケ月前)宣言して、稼いだ分とこっちの経費、
その分清算してバックすっからさ」
「あと逃げたら……その分のペナルティあるからね」
と左の手をグーパーに広げたり、閉じたりしながら説明した
「…なんか会社みたいですね」
と一通り契約の書き終わった後の瞳は言った
「…会社だよ、一応はプラサーは人材派遣業者。だたし面倒な条件はクリア出来ない
から、表むきは別の名前だけどね」
と言った後で、また鳴り始めた青スマホと…緑のスマホに交互に出ていた
「はい、プラサーです、ああどうも!土門さん超お久しぶりじゃ…」 「へっ…いやあ…あたしはもう引退っすよ…からかわんで下さいよぉ」
「…あ、土門さん。…土門さんにhp用の写真撮ってもらいたい子がいるんですよぉ、
で新人割引と土門さん割引で40%オフでどうですか?」
「わはは、ははっ…ありがとうございます」
パパ活の…瞳の最初の相手の名は土門という都内近郊でカメラマンをしつつ写真
スタジオも経営している中年男性だった
彼から上手に撮ってもらった顔写真が瞳の商売用の顔になった
そして彼女は瞳から《のあ》になった …だが、らむの見立てどおり数ヶ月後には瞳の『パパ活』の才能…いいや男から金を
巻き上げるという才能が過分にあった事が証明された
当初の《のあ(瞳)》は『うぶな素人女の子好き』の数人程度の顧客だったが、一番
最大の時には30人弱のリピーター、専属顧客を抱え、その売り上げも堂々たるもの
であった
「あの…らむさん、今月の…」と瞳が言うと、
らむは新作のパッションフルーツ風味の電子たばこフレーバーをくゆらせ瞳の方へ顔
を向けた らむの傍の壁にぶら下がってるホワイトボードには《プラサー今月の〆、指名率、売上
ナンバーワン………のあちゃん》と書いてある
「のあ…100(万)あんたの口座に入れておいたわ」
その金を、あの3人に叩きつければ返済は完了だった
その後の瞳と彼女らはとくに絡む事は無かった
彼女達は瞳以外の新たなエモノを見つけたのだった、福井の鯖江の方から来た時計店
の孫娘で資産も十分にある子だった
尚…いや面白い事に3人組の中の一人、梨里杏にはAV女優として才能があったのだ
ろう、清純派女優のK・Nとしてデビューした
彼女は、ちょっとした伝説のAV女優になった、そして身バレというのを経験し失踪の様な
引退をしたのはまた別の話だった 「…ありがとうございます」
と瞳はそっけなく言うと、らむの吐き出すそのキツイ深煙を避けるように部屋から出
て、待機用の部屋には向かわずに黙って外へ出て行った
当時の瞳の口座には、19才の一女子大生とは思えない程の額の数字が並んでいた
だが、それらはしゃぼん玉の様にすぐに弾けてしまうのだった 瞳が運命の人だと思った例の彼氏とはとっくに切れていた
(なお瞳の初めての相手は別にいる、今は故郷を離れ県庁所在地で公務員をやってい
るはず)
生活のレベルが変わった瞳と、学生としての本文を失わなず夢を追った彼との道は、
大きく反れ、やがて破綻(別れ)が来た
そして彼女ら…いじめっ子の美玲らとも金で関係を清算していたのであった そして別の男…ある意味で今の瞳に相応しい男が瞳の新しい運命の人
として、彼女の傍らにはいた
その男の名刺にはこう記載されていた…
「歌舞伎町 L・D・R・P(L'ange devait retourner au paradis 天使は天国へ戻
ったん) キョウヤ」
そう瞳は一人のホストに注ぎ込んでいた…
キョウヤとの愛欲と金銭の乱れた関係は、急降下した乾いた(やさぐれた)人間関
係を潤わす為に必要な作業だと瞳は思っていた
あと数年以内に彼を店、いや歌舞伎町ナンバー1にする、それが瞳の目的になった
だからキョウヤ以外の男(雄)から金を巻き上げる だから、それがどうした!というのだ!
私に食べられるような弱い男はいらない…それが瞳の口癖となっていた
気がつくと大学はさぼりがちになっていたが「(パパ活)の為プラサー」と
「L・D・R・P」に行かない日は無くなっていた
キョウヤは瞳に常にこう囁く「…俺も早く店を持ちたい」
女から金を引く為の、よくある嘘だったのだが…そんな事は…瞳は解って支払って
いた所もあった
そんなある夜、彼女がキョウヤだけとの愉しい時間を「L・D・R・P」で過ごして
いた…同時刻に
「………オオモリサンノ、オ宅デスカ?」
「……オタクノ娘サンガ、学校ニモ行カズ、イケナイ事ヲシテイルッテ知ッテイマ
スカ?…オ母サン」
という電話が瞳の実家にかかっていたのであった
そして、その不信な電話の1日後にはキョウヤと談笑して写る瞳の写真が、送られ
てきたのであった …が、それ(瞳=のあ=パパ活)がバレた
誰かが親にチクった、最初に思い立ったのは美玲らの仕業なのではないのかと
(実際はキョウヤに惚れる別の女)
…前のアパートより駅、都心に近くなりワンランク上のマンションに突然現れた父
親により瞳は一時的に実家(親元)へと連れ戻された
父、母を交え今後の事(自主退学かどうするか)などの選択を迫られた
勿論、瞳の答えは「No!」一択である
仕送りの口座以外に学生とは思えない額の入った口座を持ち、それにより今この場
で縁を切られたとしても…卒業まで十分に生きていける額を持っているという自負
も、彼女の心を強くさせている要因でもあった
そんな《のあ》という仮面人生の最大級の修羅場であっても…瞳は堂々と嘘、大ウ
ソをついた
皮肉にも、のあという活動は瞳の天性の才能プラス、パパ活ビジネスは彼女へ、映
画の賞が取れる程の女優のような演技力も与える事になっていた
「…もういい、ただし卒業後には親子の縁は疎遠になると思え………」
と瞳の父は言った
父、母との数週間に及ぶ攻防は、結果としては瞳の勝利に終わった (数週間後)彼女はまた、その街に戻って来た
十分に卒業出来るよう・・・表向きは学生をしつつ、単位を稼ぎ、そして裏の顔で
は〈のあ〉として夜の街を生き、そしてキョウヤの為に稼ぎ続けていた
彼女は…もう同じ手は喰らわないと思ったのか…美玲らを含む身近にいる全ての女
に対しては彼女(らむ)の言っていた組織を通じ手を打った
勿論、キョウヤに関する女性らもである
らむも…彼女の依頼であるとし瞳に50万を請求し実行に移した…
バック(ケツ持ち)の組織に依頼し、彼らも割り切って実行に移した
(その後は美玲らも学校を避け、やがては自主退学したし、瞳の親にチクった女も
最後には風呂に沈む事になったのだった)
そして瞳は更に稼ぎ続け、よりキョウヤに注ぎ続けた………気が付くとキョウヤは
歌舞伎町内外でも名を知られたホストになっていた… 《バンドマンのあ》FG2 255436B
>ベッドから起き上がると、まだ隆起している男の性器に若い女性がそっと手をや
>った、そしてコンドームをするりと外した
>一連の動きには澱みというのが無く、実にスムーズに行っていた為、手馴れてい
>ると思えた
>(カメラに向かい)横になりながらコンドームを見せる女(瞳)
>その中には相手の男優兼カメラマンの本物の精液が入っている
>「のあちゃん気持ち良かった?ねえ感じた?」と聞く男優兼カメラマン
>「うぅ…んとっても気持ち良かったよぉ」と答える《のあ(瞳)》
>「テクニシャンだね、お兄さんって」と答える《のあ(瞳)》
>「こっちも気持ち良かったよ」
>「ありがとうね~~~」と男優兼カメラマンも言った 瞳は(JD最後の年には)パパ活とは違った金稼ぎに手を出していた
キョウヤが持ち込んで来た仕事だった
キョウヤは彼の知り合いの芸能事務所の人から頼まれた。と言っていた…ビデオ出演
は厳禁、(店を)辞めてもらうという契約になっていた為、店(プラサー)には内緒
で、配信専門のアダルトビデオに出た
〈30分の援交ものミックス〉と言われるジャンルであった
…居酒屋でのインタビュー兼飲食のシーンが5分程度
その後にラブホテルに移動しシャワーで裸を見せ、そしてベッドシーンなどを10分
程度、挿入~射精までのSEXシーンが最後まで(20分程)流れる
瞳には前金が支払われる事になったいるので、その配信の儲けからのペイは瞳には関
係のないが、瞳は知らぬ所で有名になっていた その手(素人ものジャンル)としては結構な金額(1回50万×2本撮りで計100
万)を支払うとの事であった…
その言葉通りで、その場で瞳は現金100万を支払ってもらっていたし、顔にはしっ
かりとモザイクが施されてはいた(彼女が見た配信版のみ)
それは…甘い認識で彼女の大きな特徴でもある〈鎖骨の間にある二連のほくろ〉それ
らは、しっかりと映っていた
だが《バンドマンのあ》は評判も売れ行きが余にも良かったので…限定の裏物(無修
正もの)としても販売された
その事を瞳は上司の高杉と接するまで…知らないでいた、いや「らむ」とプラサーら
は知っていたのだろう…
瞳は知らぬ所で《バンドマンのあ》として更に有名になっていた (202X年)
「………今日から瞳くんは、しばらく俺と一緒に外商をまわってもらうからな」
と6月のある日の朝、いきなり高杉はそんな事を言い出したのであった
本社が決算の半期の6月を前にし打ち出した…義務、理事長命令が全社員一丸となり
営業活動を実施し売上向上を目指す=売上の底上げであった
預貯金の面では今年度の目標は達成可能であったが、他(ローン口座、定期口座開設、
自動車ローンなど)の売り上げは低迷していた
そこで最後の任期となった理事長派が打ち出したのが、全員野球ならぬ全員営業とい
う昭和そのものだった ………瞳は支店長の高杉が嫌いだった、いいや大キライだった
高杉は妻(同級生、パート)娘、(姉)瞳と同じ年齢、(妹)女子高生 という家族
構成だった
XYの郊外の10年程前に出来た住宅地へ住んでおり、そこへ実家(高杉は妻の姓)
から引っ越しのであった
支店を回り、40代後半で支店長へ抜擢され…そして瞳と出会ったのが50を越えた
頃であったが…ゴルフ・魚釣りを趣味する事で鍛えられた下半身はまだまだ現役であ
った…瞳を寝かせない事もたまにある位だった
まず瞳がキライなのは高杉の…そのゴルフ焼けした顔がマイナス10点
次にその客前に出すワザとキャラと、社員の前だけする威圧的なキャラクターの違い
がマイナスの20点だった
次に自分の事は棚に上げ、営業成績で社員を??りつける事がマイナス30点
実は足が臭い事がマイナス25点、本当は破綻しているのに家族愛を見せる所がマイ
ナス45点…もう100点を越えていた… …どちらかが最初に誘ったのかは今となっては解らないが、初めて高杉との…事は飲
み会の後の事だっと思い出していた
翌日は高杉と共に彼だけが許可された支店長車輛で出社する事になったが、その事に
対して誰も忌避の目で見なった事がそのXY信金の隠された異常性だった
………それでも、彼とのセックスは苦痛ではなかった、いいや気持ち良かった…セッ
クスの相性が余程あったのだろう
……新入社員年の夏の日から…もう2年以上も定期的に繋がっていた だが瞳は高杉自身の営業成績向上の為の疑似餌でもあった
獲物(客ら)に向かうと彼がメインで話を進めていく、支店長高杉の名前は効く
瞳はただ「…お願いします」と僅かに上目づかいで願う
…これで…例えば「同性愛者」でもない限りは、男性ならばほぼ100%契約は決ま
りだった
営業成績の折板は3人決まればうち2名は高杉、1名は瞳の為、概ね4人という窓口
業務でノルマ設定の低い瞳としても悪くない提案だった
が実際に初めてみると瞳としても…1人、2人と味をしめていく快感は「パパ活」の
頃と然程変わらず、やがてゲーム感覚となった
1人目:枚方克己(62)独身、食品加工経営)…ローン口座、出資型会員 済
2人目:増古柾輝(56)既婚、和菓子店経営)…出資型会員、妻の分と2名
3人目:砂糖吾郎(50)既婚、建設会社役員)…ローン口座開設
4人目:彩藤伸好(46)独身、船舶関係社員)…ローン口座開設、出資型会員
…5人目以降となってからは瞳にとっては流れ作業でしかなかった 「…(高杉)支店長ぉ~、あと何本…行くんですかね?」
「砂糖(旧姓斉田)ちゃんと、本田くん(共に瞳の先輩女子職員)が2回目分のノル
マを達成…いや到達しているからな…」
「…あの人達はここの町(支店がある場所)出身の地元の人ですし…」
「まあそう言うなよ、瞳くん」
「でも露骨に…ハンデを感じますよ」
「でも…なあ瞳くん…正直、君はまだまだ足りないんだよな………」
「…(ちっ!またか)」と瞳は心の中で舌打ちした
「……なあ瞳くん、希望の店舗へ移動したかったのならば…うちじゃあ稼ぎだ、稼ぎ
稼げ稼げよ、どんな事をしても…それがXY真菌魂だ」
高杉はそう言うと運転席の方から助手席へ…瞳の股間へと手を伸ばした 彼、高杉はXY市内では…瞳のJD時代の過去の顔を知る数少ない人の一人だった
裏の顔の趣味がネットで若い素人女の無修正もののポルノビデオを頻繁に漁る事だ
った、その彼の網の中に…偶然かかったのが、《のあ(瞳)》だったのだ
決め手となったのは…《バンドマンのあ》の中でも目立った鎖骨の間にある二連の
ほくろ…冬服だとスカーフで隠れるが…夏服になるとそれが露骨に見えてしまった
…で高杉とそういった大人の関係になってしまったのは、外商で共に行動する以前
からの事だった……… 「その男(戸貝)」は今迄の餌食になった男らとは違っていた
終始、高杉(瞳)らが揶揄され、彼にリードされている様に感じた…
高杉のやり口、やり方を事細かに知っている様子で、時におちょくり、時にすかし
それでも仕方なく…という感じで彼は、ローン口座の開設を了承した
だが瞳にはなんとなくこいつ私に色目使っているなと感じられた
「…口座の方の資料通帳はお届けしますが」と瞳が警戒色を発しながらも撓を作っ
た声で答えた
「いいや、あとで取りに行きますから…」と戸貝は言い、その場は別れた
がその出会いが不幸の始まりで、最後には互いが互いに口撃を開始する火蓋を切っ
たのだった
その男から口座開設をもぎ取った事で高杉は喜色満面だった
帰り道で高杉は瞳にハンドルを握らせていた、そして汗むれした瞳の若い肢体にが
っつくようにその腿を触ったり、制服の上から胸をまさぐったり、ブラの中に手を
入れ乳首を直接触ったりしてきた (瞳は)しばらくは為すがまましていたが、流石に陰核の辺りを触ろうとしてきた
時に咄嗟に声を出して高杉を注意した
「ちょちょっと…支店長止めて下さい、さすがに…事故っちゃいますから」
しばし高杉は手を止めると、その時いきなり瞳の方を向きこう言ったのだった
「…なあ瞳くん来週、仕事を早め切り上げてさ、(互いの家族に」嘘言って(隣の
県の)温泉でも行くか?」
取り敢えず答えは………肯定も否定もしなかった
…彼との初めての行為が終わった後で、彼がこう言ったのを思い出す
「…俺はじきに理事になり、そして最後には理事長になる!!」
そんな事を隣の市の山間にあるラブホの一室で言われた時、瞳として……笑いを殺
す方が必死になったものだった事を 瞳は「その男」を人間だとは思わずに強い言葉でなじった!
あの時、瞳に対して散々要求しておいて、僅かな金銭しか…いいやヤリ逃げしよう
とした某有名企業のサラリーマンのようなあの男だと思って
「…言っている意味が解らない、なぜそんな事をするのか、どういう目的なのか…」
瞳としてはくどくどと…5分程言葉を紡ぎ出した
その言葉は瞳という雌の動物が持つ鋭い爪であり、牙であり、相手を苦しめる為の
毒でもあった
「…これは会社の電話から電話しているんです」
相手の頭脳を見極める為の瞳が仕掛けた罠でもあった…そう、録音機能が付いてい
るので相手の一言一句…逃げ場の無いように追い込むのだ
と指示を受けていた
…弱々しく、下手に出てきた相手の問いに…最後の最後には「生理的に無理だ」と
瞳は呟き、そして受話器を置いた
「…こんな感じでいいんですか?」と瞳は顔を上げ彼の姿を見た
電話の向こうの…その男こと戸貝へ決して見せた事もない、とても甘い笑顔だった (それより6ヶ月前、Xmasの日)
・その日2度、瞳は戸貝へ営業の電話を掛けた…これが後で大きな問題となった
「今日(12/25の)16時過ぎに店舗へ来てくれ」
「出資(投資)型の会員になってくれ」
「審査があるので店舗に来てくれないと困る」
「今日がダメなら、来週の月曜日以降に来店してくれ」
・戸貝は訝しく思ったのか一切、良い返事はしなかった
・瞳が急いだのは、その日は高杉が休みを取ったからだった
その場には再来週には辞表出し、間を空けずにこの支店いや金庫からも去る予定で
いる元上司の須賀原(仮)が立っていた
彼と………その大人の関係になったのは、瞳が赴任して来て2年以上経過してから
だった、勿論、その前には支店長の高杉とは何度も寝ている、ブ男の須賀原とは、
必然として「寝た」訳ではなかった
彼の持つ顧客リストが欲しかったのだった
それを持つ今となっては彼との関係も高杉との関係も…処分したい黒歴史なのだ その須賀原が次長の緒形の反乱に関与した罪で、「大盛製材所」へ出向処置となっ
た事が瞳にとっては関係を清算する絶好の機会となった
バツが1回(ムコ養子へ行き、戻された)がつく須賀原は、理解っていた事だみたいな
空気を作りだしていたが瞳にとっては別次元の事だった
なぜならば瞳は新たな寄生先…エモノを見つけていた
彼は1つ先輩になる板柿良徳という若手社員だった、実家が創業30年程土建屋の男
だった
祖父は市議会議員を20年余もやって先年に政治活動を引退した、彼の父母はその
祖父が起こした板柿地盤調査㈱を夫婦で納め、経営していた
瞳は高杉、須賀原、との関係に疲れが見えた頃に、3つ上のW瀬田大学出身の先輩
職員Aと恋人関係になったが、彼のプライドの高さに辟易していた
その心の隙間と金銭感覚にはまってしまったのが板柿であった
その間にも戸貝が関係を修復しようと近寄ってきてはいたが、旨味も無い男に瞳とい
う商売女は笑顔を見せる事は無い、戸貝タヒね!と思っていたものだった だが、そうしていたうちに…その時が来た
ばれた!
〈Xmas〉の一件…あの男(戸貝)とのやり取りの一件が、支店長の高杉を飛び越え
お客様相談室ににバレた事
戸貝がお客様相談室にチクったという情報は無かったので、別の誰からしかった
次に須賀原との一時的な関係が高杉にバレた、そして最後に高杉との関係が本店総務
部長の中邑にバレた事が大きな傷になった
だがそれだけでは済まなかった…それと同時にネットのスレに瞳の事が上がった
・Xmasの色恋営業の事
・そのネットへ書き込んた他に被害者が数名出ている事
・XY真菌はそれらを隠蔽しようとした事
そして、そこには彼女が出演し、社内では高杉しか知らないはずのAVの事………
《バンドマンのあ》の事も書いてあった 16名前:真美アナの業者 跡部道康[sage]投稿日:2021/12/25(土)_
《バンドマンのあ》FG2―255436B
>>(彼女は)ベッドから起き上がるとまだ隆起している男性の性器に手をやり、
コンドームをすっと外し、それを舐め上げた
>>それらの動きをスムーズに行った為、手馴れていると思えた
>>(カメラに向かい)横になりながらコンドームを見せる(のあ(瞳))
けっこー詳しく載っていたが、所詮はネット内の噂話だ、
瞳が認めなければそれだけで事が大きくはならないはずだった…だが、その人
物は第2の矢をとっくに放ってきていた
《バンドマンのあ》FG2―255436Bの中で個人を特定する…
その最も適格なもの、そうそれは瞳の鎖骨の間にある2連のほくろ
それが映っているヌード画像が印刷されたものが、総務部長宛(中邑宛て)に
送られて来たのだった (だが中邑はまず、それのカラーコピーを撮ってスキャニングしPCへと送っ
ていた)それから彼は彼の上司に当たる専務理事の下へと伺った
…中邑と井東の進言により2日後には本社の4階(役員室会議室へ)へ呼び出
される事になった
もちろん高杉も、そして何故か須賀原も共にだった
「……ここへ来るのは入社の式典以来だな」と瞳はふっと思っていた
目の前に居並ぶXY信金の役員らは理事長の齋田を入れて5名だった
「これが…今、問題の中心となっている大盛くんという輩か、高杉ぃ?」
と低く恫喝するような声で、高杉相手に火蓋を切ったのは理事長の齋田理事長
だった
「4¥%$!…3#@…!」
「G@/3W%#256FG/WW。SW!!」
「78@{?>7<2@!!!」
「{D}2#$&67@!!!!J>6<!」 など専務理事の井東を含めた偉い人らに、いっぱい怒られ、なじられ、そして
常務理事の本田からは早急に辞表を出すよう要求された
だが「お騒がせして…すみません」と瞳は感情なく謝っただけだった
(「非を認めなければ…ネットの噂話だ」問題ない)
対して「すいません、すいません」と高杉支店長は齋田に対し平謝りだった、
まるであの銀行員のドラマ様に瞳の目には写った
でもうつろな気持ちの瞳にとっては何もかもが他人事の様に思えた
「……高杉、これは重大なミスだ、本来ならお前も含め解雇案件だ、だがお前
の実績を含めて…」ところで齋田は言葉を止めた
がそれまで無言の業だった須賀原が声を出した!
「彼女を…彼女らをそこまで追い詰めたのは…高杉支店長のせいです…」
そして瞳の方を強く見たのである (「余計な事をするな!」)と瞳は心の中で思った
それと同時に逆転するアイディアを思い立ち、即座に実行に移した
「……すみません……もう無理です…須賀原代理」と瞳は彼をじっと見る事
なく、感情なく軽く頭を下げ謝った
それで事は完全に終りだった、須賀原も終りだった
その言葉を聞いた須賀原はうなだれ、二度と顔を上げる事はなかった
無音の状態がしばらく続き、やがて各理事、専務理事、常務理事らがポツリ
ポツリと意見を述べ、そして最後に齋田理事長がこう言い放った
「…理事の皆さま方、今すぐにこの二人(高杉、瞳)らの処分するのは簡単
だ、がこれらの醜聞・醜態が…合併の予定相手のWZ信金の耳に入ったらば、
こちらが痛い腹をさぐられる事もある………最悪合併不可とも…」
各理事らに動揺が走った
「そうならない為にも、職員全てに箝口令を敷き、時間を置いた上で彼らに
は然るべき厳正な措置を持って処分とする…これでどうだろうか?」
喧噪とまではいかないが各理事らの口は一斉に軽くなった
「……だがな高杉くん、お前の転勤は………」
そこで一旦、井東は言葉を切った、高杉の顔はまだ上がらず震えていた
齋田が譲歩案を提示して来た
「………大盛くんには高杉くんの転勤と同時に『婚姻による退職』という理
由で辞めてもらえば…だ?」
と言い専務理事の方を見た
「(専務これでどうかね?と目配せしている様に見えた)」 「…理事長、そ、それって…」と常務理事の本田が声を出した
「常務…実は君も知っているんだろう?…彼女が君の管轄下にある本店企業支援
部の板柿くんと関係があるという話…は」
その齋田の一言で常務の中河は声を失った
専務の井東、須賀原、高杉らも、そして瞳も言葉も出なくなった
その沈黙を破るようにし、齋田が低く唸るように声を掛けた
「なあ……それでいいよな、大盛くん?」
それは何秒、何分、何十分、いや何時間…いいや、ほんの一瞬だったのかもしれ
ないが…時間が経過していた
先に顔を上げた高杉がじっと瞳を見ていた
同じく須賀原も事の顛末を見ようと顔を上げている、専務、常務ら各役員らもじ
っと瞳の方を向いている
だが「(万事休すだ)」と思っている瞳自身は、もうどうでもいいと思って目を
閉じ顔を下げたまま…………頷いた (瞳、後述)
あの後、指示を受けた専務理事主導で徹底した箝口令、隠蔽工作が行われた。
まるで戦争時の行われる戒厳令のようだった。
…須賀原は即時退職、子飼いの企業R社へ再就職、高杉は来年の春に支店長名義
では有るが、もっとも顧客管理が厳しいと言われるGJ支店に転勤となる。
そして大盛瞳は、AB支店にいるが…内勤で窓口補助となった。
(AB支店に居る)居心地の悪さというのは特に無かった。
瞳はなぜか週に一度、報告という名義で本店(齋田理事長の下)へと伺う事が決
まっていたからだった。
それ以外はコロナ禍なのでXY信金自体でも大きな転勤・移動は無かった。
あの密告文章、ネットの書き込みの件に関してはXY信金は完全に無視を貫き、
もしもの場合には専属の弁護士を通し、名誉棄損のあ訴訟を起こすという姿勢を
計った。
その後、それら続きの一報は無かった。(戸貝らも)諦めたのだろう… (瞳心象から)
…202X年3月X日、私はXY信金のAB支店、そこを辞めた。
それ以外の方々は…このAB支店は転勤だらけになったいた。
本日づけで退社し、一人だけ別に帰宅するので自前の車で出社した瞳は、最初に
先輩である「砂糖さん」、「本田さん」に頭を下げていた。
次に皆さんにし、最後に高杉支店長にご挨拶をし、XY信金で最後の…お仕事に
就いた。
…と言ってもやる仕事も大事にしている荷物も無い、
最後の仕事は伝票の整理、掃除とせいぜい後片付け程度だ(あの男(戸貝)がく
れた物は全てゴミ箱へ捨てた)
「((ざまーみろ))」と思いつつ、その本当の瞳の顔は隠した。
「…明日からは休みになるな」と高杉から他人事のように嫌味を言われたが、口
元だけ笑みを浮かべ応対した。 ………来月中頃には彼(板柿さん)の下へと嫁ぐんだ。
表向きはコロナが流行しているので挙式は先延ばしにしてある。
ほとぼりが冷め、マスクを外す事も解禁されるだろう…秋口頃がいいいだろう…
と思っている、それと彼には既に伝達してある…
「(あなた)パパになるのよ」と。
………私は「パパ活」と「不倫」と「二股」と「違法な営業行為」…色々な人と
関係を持ち、体と心を汚して生きて来ている。
だが人って簡単に偽リセット(騙せる)出来るものだ。
それら黒歴史を隠して、素知らぬ顔をして、真っ白いウェディングドレスを着て、
(本当の瞳の顔は)他人の目には見せない様にして、してやったり顔を隠し幸せ
になれるのだ。
その為にも保険は欲しい。まず25才…いや26才で一人目は産んでおきたい。
そして生活環境で落ち着きみせ始めた数年先には…合併し新生WZXY信用金庫
の新理事の愛人としても生きていく…
私、瞳はそういう女だ。いいやそうなったのだ。だって女の子だもの…
~ 了 ~ 注釈と後書き)
(個人を特定されない為の多少の演出、注釈などは付いていますが概ね彼女、
瞳という…小説の登場人物ような悪女の話です)
彼女はこの妄想小説のように、この春には…名目上では寿退社をしました。
《もちろん実際は違う理由で、です》
私はそんな見た目だけの女に…仕事も、彼も、日常をめちゃめちゃにされ、そ
して未来も取られました………憎いです。
憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、
憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、
憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、憎い、
もしも神=存在Xが…いるのならば、どうか『けものみち』を歩き続ける彼女
へ終わる事の無い無限の罰と………
早々に地獄行きの切符を与えて欲しいものです… A子より 瞳は強い子だけど、確かにいらねー子でもあるわな・・・Deep Blueに染まって出て来なければいいのに