作品名:はるかかなた(SORAHANE)
キャラ名:七海 結衣
種類:【天然】
描写:【両方】
〜日常シーン〜
「しゃべらないでいい、楽にしてろ」
じくじくと、心のどこかで罪悪感が染み出してくる。
それを無理矢理脇に押しやって、結衣の額にスポーツドリンクのペットボトルを押し当てた。
あ、つめた……きもちい…………
結衣の身体が少しだけ弛緩する……ほっとした。
でも、表情はほとんど変わらない。
は……あ……
くたりとした結衣のあちこちから、珠の汗が滑り落ちた。
卵のような肌が、余計にみずみずしい。
…………
意を決して、新しいタオルを手に取った。
柔らかで繊細な、結衣の体を……拭っていく。
見ない訳にはいかなくて……だから心臓が破れそうなほど高鳴った。
ん……くす、ぐった…………
ごめんな……
顏の、腕の、脇の、腿の……結衣の生々しい感触を、タオル越しに感じていく。
薄いお腹にくぼんだへそや……控えめに自己主張する胸に、どうしても目が行ってしまう。
特に、余計なものがなにひとつ生えていない一筋の割れ目は……こうして見ると、意外なほどに楚々としていた。
こんなに小さくて可愛らしいところを触れるだけで、あんな嬌声を結衣が……上げるなんて。
…………
溜まった生唾を飲み込むだけで、一苦労だ。
それでも、ようやく全身を拭き終えた。
こめかみを揉み解して、自分を取り戻す。