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 昭和のエロス……いっても60数年あるのでひと括りにするのは乱暴ですが、私には漠然とした「あこがれ」のようなものがあります。そこにある混沌。清濁あわせ呑み、性の官能的な部分も、明るく突き抜けた面も、人間味あふれるしょっぱいシーンも、あるいは醜い一面も、ぜ〜んぶ引っくるめている感じ。

 そこには、いま見ると「倫理的にどうなのよ」と思うものが少なくなく、女性の扱われ方に全力で異議を唱えたくなるものも多々含まれています。が、それも含めての混沌(そして、私たちはそれを考えなおし、否定することもできます)。平成エロカルチャーでは、女性にやさしくクリーンなものもだいぶ増えてきました。女性向けAV然り、海外製のハイデザイン・ラブグッズ然り。それはそれで女性が安心、安全に性を楽しむために必要なもので、私もそれを十分に享受しています。でもそれとは別に、もっとドロドロしたエロスを求める気持ちもあり、だから私は平成の世に作られていながら昭和の香りがするピンク映画やストリップなどに惹かれるのでしょう。

 そんな昭和エロスの文化遺産を見せてくれるのが、現在、東京・渋谷で開催中の「神は局部に宿る〜都築響一 presents エロトピア・ジャパン展〜」です。写真家・編集者の都築響一さんが記録、そして収集してきた日本独自のエロカルチャーを目の当たりにできる展覧会です。【ラブホテル】【秘宝館】【イメクラ】【ラブドール】【エロ老人】の5部構成。すでに廃業したり取り壊されたりしたところも多く、そこにエロ文化遺産があると聞けば必ず足を伸ばしてカメラに収め、人の話に耳を傾けてきた都築さんのおかげで、私たちはその文化の一端を垣間見ることができるのです。

都築響一さん(以下、都築)「“日本の場末”を取材しはじめたのは、1993〜4年ぐらい。いろんなところを見ているうちに、日本人はエロに関してはスゴイんじゃないか思えてきました。しかも、こうしたカルチャーは都市部ではなく、日本の地方で花開いたという点も興味深い。そうやって僕が記事にしたり買い取ったりしてきたものを、“日本のエロ・クリエイティブ”としてまとめた初めての展覧会です」
ウフフというお色気のカルチャー

 冒頭の【ラブホテル】。1990年代〜2000年前後はまだ昭和のユニークなラブホが数多く残っていて、室内を写したものがパネル展示されていますが、驚いていいやら笑っていいやら。貝殻モチーフのベッド、回転ベッド、鏡張りの部屋という昭和ラブホのアイコンなんて、まだ序の口。「どうしてこうなった?」の連続です。遊郭をイメージしたゴージャス系内装の部屋は単純に「こんなところでしてみたい♥」と思うのですが、すべり台やメリーゴーランドがある部屋や、あまりにバカバカしい意匠がほどこされた部屋は毒気を抜かれ、欲望に火が点かなさそう……。

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以下ソース
http://mess-y.com/archives/32800

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