今回も引きつづき「子供の好奇心」に関してワシの実感してきたことを書こうと思う。
ワシの独断や偏見が入っている場合もあるので、もし価値観が合わない場合は、無視していただいて結構だ。
子供の好奇心は、小学校に入学する前、つまり7歳くらいまでに思いっきり大きくし育てておいたほうが良いと、ワシは思っている。
というのも、小学校に入ると、友達や学校のクラスなど周囲の影響を受けやすくなるので、「好奇心が小さな子供」の場合、自分で興味の焦点を見つけることが難しく、周囲の環境や常識に流されやすいと予想している。
なので、「好奇心の小さな子供」は、当たり前のように、「みんながやっているから」「みんなと同じでいたほうが無難だから」という理由で自分の行動を決めていく傾向があるような気がする。
それに対して、「好奇心の大きな子供」は、自分の興味の焦点が明確になりやすいので、周囲の流行や常識に左右されずに、「自分で発見した興味」を深堀したり、興味の対象が周囲の子供たちよりも広範囲に渡るので、1日中フル回転で頭を使いながら生活する確率が高いのではないだろうか。
なのでワシは、小学校に上がる前に、子供の好奇心は大きく育てておく必要があると思っている。
子供の好奇心を大きく育てるのに必要なのは、前回書いたように、「子供が発見した興味や好奇心を親が勝手に制限しない」ということがひとつ。
そして、もうひとつは……「子供の周りに、興味の選択肢をできるだけ多くおいておく」 ということだ。
選択肢を子供の周辺に前もってバラまいておいて、子供が興味を示した物事を一緒に楽しみながら開拓していく……これがワシら夫婦のやり方だった。
たとえば、ワシらの本棚には、息子の本だろうが、ワシら大人の本だろうが、(エロと暴力以外は)関係無しに入れていた。
息子は、気になった本や写真集は、子供用だろうが大人用だろうが関係無しに引っ張りだして、気が済むまで見ていた。
ワシらは、息子がまだ2歳か3歳の頃から、そのうち興味を持つ可能性のある本や写真集を買って来てはバラまいていた。
旅行本、建築物の写真集、遊園地本、絵本、図鑑……なんでもかんでもだ。そして、息子が興味をもった本は、一緒に読んだり、読み聞かせをしてやった。
文字が読めるようになると、ずっと上の年齢の子供用の難しい本でも、息子が興味を持った本は、なんでも買い与えた。それは、息子が11歳になった今でもそうだ。
なので、「え、小学生なのにこんな本読んでるの?」とよく言われるらしい。
たしかに、息子の本棚には、小学生がまだ読まないようなミステリー小説や科学本、建築本や写真集から漫画、自己啓発的な本に至までいろいろと雑多に詰め込まれている。
ときには、その本に掲載されている場所に行ったりもした。 息子が遊園地の紹介本にハマり、毎日穴があくほどジェットコースターの写真を見てはワシらに説明をしていた時期があった。
その頃は、息子が興味を持ったジェットコースターにはほとんど乗りにいった。もちろん、大自然の写真集に興味を持てば、海やジャングルや雪山に行く。
続く
以下ソース
http://sirabee.com/2016/08/24/157001/
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