かつては世間の「オモテの話題」になることを避けるかのようにひっそりと行なわれていたAVビジネスが人口に膾炙するようになった背景には、「半グレ」と呼ばれる集団の暗躍があった。
彼らは暴力や恫喝の一方でAVビジネスを手掛け、芸能界やIT業といった「オモテのビジネス」に繋げる足がかりに利用していた。
市川海老蔵への暴行事件(2010年11月)や、六本木のクラブ殺人事件(2012年9月)などで世を騒がせた半グレ集団・関東連合。
その「元最高幹部」が、自らが関わってきたAVビジネスの内幕を実名告白した−−。(取材・文/伊藤博敏=ジャーナリスト)
現役時代は伝説の最高幹部と聞いていたが、現われた男は意外なほど小柄だった。背は160センチにも満たない。
肩の盛り上がりに腕っぷしの強さを漂わせてはいるが、腰は低く、人当たりは柔らかい。
柴田大輔氏(37)は、4年前の六本木クラブ殺人事件で多くの逮捕者を出し、事実上解体した関東連合において、圧倒的な腕力と商才で鳴らした男だった。
彼は一連の事件について「工藤明男」のペンネームで綴ってきたが、この度、関東連合の「金脈と人脈」を全て明かす『聖域 関東連合の金脈とVIPコネクション』(宝島社より10月27日発売)を本名で上梓した。
「偽名で逃げていると思われるのが嫌だった。関東連合に関するノンフィクションは今回を最後にもう書かないつもり。だから本名で全てを残したいと思ったんです」
(以下、「」内は柴田氏)
同書には彼らが六本木や西麻布の歓楽街を闊歩し、著名人らと交わっていく経緯が綴られている。
その勢力拡大において重要な役割を果たしたのがアダルトビデオ(AV)だった。
「AVビジネスは関東連合の大きな金脈だった。1997年頃、先輩のK君がAVプロダクションと飲食の経営で成功を収めていた。
彼は関東連合メンバーではなかったけど、僕らの兄貴的存在で、六本木や西麻布での遊び方を教えてくれた人です。
当時、K君は1本のギャラが2000万円近い売れっ子女優を5〜6人抱えていた。
K君にとって女優は大事な『商品』であると同時に、『道具』でした。
経営者、大企業幹部、格闘技団体運営者などを自分の店に呼ぶ際、VIP席を貸し切ってモデルや有名タレントなどを“ホステス”として用意するのですが、そこに“欲望のはけ口”としてAV女優も呼ぶのです。
そうすることで、彼らは店で湯水のようにカネを使い、K君はカネになる人脈を広げていった」
柴田氏はK氏の「男の女に対する欲望は尽きない。女はカネに替えられる」という言葉に感銘を受け、自らもAVビジネスに乗り出した。
当時の関東連合に「男女交際禁止」という掟があったことも好都合だった。
メンバー同士の争いの芽を摘み、組織優先にさせるためのルールだったというが、柴田氏は
「女優に手を出せないから、皆を平等に管理できる。関東連合のビジネスに向いている」
と考えたという。
関東連合が“経営”するAVプロダクション『M』が設立され、当時20歳の柴田氏は出資者兼スカウトマンとして参画した。
以下ソース
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20161024/dms1610241700012-n1.htm
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