人間のペニスには骨がないため、「陰茎折症」という陰茎組織の断裂はあっても、ペニスの骨を折ることは原理的に不可能だからだ。
しかし、普段あまり気にする機会は多くないが、実は犬、猫、ねずみなど、ほぼ全ての哺乳動物のオスには陰茎骨(ペニスの骨)が備わっており、生物学的にみれば、陰茎骨を持たない方が不自然だという。
一体なぜ、人間は不自然な進化を遂げたのだろうか?
「陰茎骨」とは、その名の通り哺乳類動物の陰茎に備わった骨のことで、「全ての骨の中で最も多様」といわれるほど、動物によって大きさや形に著しいバラつきがみられる。
たとえば、猿の一種であるマーモセットの陰茎骨はわずか2mmしかないが、セイウチは60cmもあるというのだ。
それぞれの哺乳類が必要に応じて進化させてきた陰茎骨は、それだけ生殖や種の保存にとって重要だということだろう。
なぜ、人間はそれほど重要な骨を必要としなくなってしまったのだろうか?
英紙「Daily Mail」(12月14日付)によると、ロンドン大学の研究者らの調査で、陰茎骨の消失には意外な理由があったことが判明したという。
なんと、人間の性交の仕方と婚姻制度に原因があったというのだ!
研究チームを率いるマチルダ・ブリンドル教授によると、陰茎骨が哺乳類に備わったのは145〜95万年前のことで、その目的は交尾時の長時間挿入(3分以上)をサポートするためだったという。
交尾において、挿入時間が長ければ長いほど、メスが他のオスと交尾する機会が少なくなり、自分の遺伝子が伝達される可能性が高まる。
そのため、競争相手が多く、挿入時間が長くなると、比例して陰茎骨も大きくなるという。
ところが人間の場合、190万年前のホモ・エレクトス以来、男性が1人の女性をパートナーに選ぶ、いわゆる一夫一婦制が広がったため、メスを巡ったオス同士の競争が起こりにくくなり、陰茎骨を消失してしまったそうだ。
また意外なことだが、一般男性の挿入時間はたった2分ほどしかないため、わざわざ骨でサポートする必要も無いという。
「人間は長時間の挿入もしませんし、性交したメスが他のオスに横取りにされるようなことは(自然界ほど)起こりません」
(ブリンドル教授)
チンパンジーやボノボなど、人間に近い霊長類は陰茎骨を持っているが、挿入時間が平均して7〜15秒と短いため、陰茎骨もかなり小さい(6〜8mm)。
しかし、それでも完全に消失していない理由は、1匹のメスが複数のオスと交尾をするため、オスの間で生殖競争があるからだという。
リスト教からも陰茎骨の消失を巡るユニークな仮説が提出されている。
聖書解釈学者Ziony Zevit博士は、神がアダムの肋骨から女性イブを創ったという『創世記』の一幕を独自に解釈し、なんと、イブはアダムの「陰茎骨」から創られたと主張しているのだ。
『創世記』2:22
「主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。」(Wikisourceより引用)
博士によると、通常“あばら骨”や“肋骨”と訳されるヘブライ語“tsela”は、コンテクストにより様々な意味を持つため、必ずしも肋骨を指すとは限らないそうだ。
さらに、事実として現実の男性が肋骨を一本欠いているわけではないことから、肋骨よりもむしろ、人間が失った骨である陰茎骨と考えた方が一貫しているという。
人間が陰茎骨を持たない不思議は、科学のみならず、キリスト教徒にとっても大きな疑問のようだ。
「進化論」と「創造説」、互いに相反する解釈であるが、果たしてどちらの仮説が正しいのだろうか?
それとも、どちらも間違っているのだろうか?
読者はどう思われただろうか?
以下ソース
http://tocana.jp/2016/12/post_11772_entry.html
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