しかし、プライベートな部分に関わるゆえに、検査にはさまざまなハードルが存在する。
今、患者の弱みに付け込んだ卑劣な犯罪に注目が集まっている。
17日、警視庁捜査2課は「新宿セントラルクリニック」院長の林道也容疑者（69）を逮捕したと発表した。
容疑者は、陰性であったにも関わらず、陽性だったとする虚偽の診断結果を示し、不要な投薬を繰り返して薬代をだまし取った疑いが持たれている。
実際の検査は外部の研究所に委託されていたが、容疑者が検査結果を偽装。
「陽性」と記した検査結果用紙を患者に渡していたという。
これにはネット民からも怒りの声が噴出している。
「性病詐欺で医者が逮捕されてるけど、あんなん検査結果の偽装なんて簡単なんだろうな。クラミジアなんて症状ない場合が多いし、医者にそうだと言われたらみんな信じるんだろう。誤診の話しかと思っていたけど違った。このやり口は屑」
「とんでもねえ詐欺医者もいたもんだなあ・・・ 性病っていえばおかしいと思っても相談しにくいだろうしね。抗生物質長くても2週間くらい飲めば治るはずだし、顕微鏡で見て菌がびっしりってなんだよ。でたらめもいいところだぞ」
「性病と偽り医療費をもぎ取る詐欺、ニュースでやってましたけど、まさにいまひっかかったかもって話していい？」
「嘘の性病診断で詐欺した医師が取材で「性病で何が儲けられる？」って言ってるけどお前数値改ざんしてるし、治療費2万ソコソコ儲かってんだろヤブ医者」
性病検査は「恥ずかしい」と思うがゆえに他に比べて敷居が高く、セカンドオピニオンもしにくい現状がある。
また、「症状が出ない」こともあるため、陽性と言われればそれを信じやすい面もある。
だからこそ、今回の詐欺行為は患者の弱みに付け込んでおり、悪質と言えるわけだ。
http://img.sirabee.com/wp/wp-content/uploads/2017/01/18123233/sirabee170119seibyou01.png
なお、しらべぇが全国の男女1371名に行なった調査では、「パートナーに内緒で性病の検査を受けたことがある」と回答したのは全体の6.2％。
20〜30代は約10％という該当率になった。
「やましい気持ちがあるからこそ黙っていた」人もいるだろうが、「心配かけたくなくて」「言いにくくて」黙っていた人もいただろう。
医師全体の信頼も低下しかねない今回の報道。
性病検査への不信感が増大してしまうことも危惧されている。
以下ソース
http://sirabee.com/2017/01/19/20161057113/
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