業界内の自浄努力を見せることで当局の介入を防ごうと活動している川奈氏。
ところがこの活動に水を差す形になったのが、彼女の夫でAV監督の溜池ゴロー氏だ。

事態が表面化したのは、昨年末。
大手AVメーカー、ソフト・オン・デマンド(SOD)の専属女優である瀧本梨絵が、自身のツイッター上で突然の引退を表明したのだ。
その後の彼女はSODへの不信感をYouTube上で次々とぶちまけ、監督を担当した溜池ゴロー氏によるハメ撮りが「当日の台本にはない、人権を無視したもの」だったと非難したのである。

SOD側は彼女の言い分について「事実と大きく異なる」とツイッター上で反論したが、詳細を尋ねるSPA!の取材にはノーコメントだった。
一方、突如渦中の人となった溜池ゴロー氏は、慎重に言葉を選びながら語ってくれた。

「まるで私は社会的に抹殺されている状態。
過去に私が撮った他の女優さんとの間にこのような問題が起こったことはまったくないし、今回もいつも通りの撮影でした。
いろいろ話したいことはありますが、今はまだ何も言えません……」

溜池氏の誠実な人柄はつとに知られるが、そんな氏ですら、仮に悪意の刺客を送られれば、容易に“抹殺”されてしまうのが、ご時世だ。
業界関係者は誰を信じていいのか、疑心暗鬼が蔓延している。

終わり