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優勝し胴上げで祝福される平原康多

平原が抜け出してV。
平成28年熊本地震被災地支援競輪として開催された「第32回全日本選抜競輪」(GI)は最終日の19日に決勝戦が行われ、平原康多(34)=埼玉・87期=が新田祐大のまくりを追い込んで優勝、賞金3000万円(副賞含む)を手にした。
平原のGI制覇は通算7度目で、全日本選抜優勝は2013年の松山大会に次いで2度目。
2着には地元の武田豊樹(茨城)が入り、関東勢が上位を独占した。

大激戦となった今年最初のGIを制したのは、百戦錬磨のつわものだけが成せる走りを披露した平原康多だった。
前受けからレースを進めた決勝戦。赤板で三谷に抑えられた平原は、

「最悪(近畿勢が)2段駆けになれば、引いて巻き返してもチャンスはないなと思った」

と冷静な判断で、三谷の番手に粘った。

必死に抵抗した稲垣との勝負は最終2コーナーまでもつれたが、気迫で競り勝った。
しかしその瞬間、後方からまくり上げた新田がスルリと横を通り抜けた。

「稲垣さんとの勝負が長引いて、だいぶ(脚力を)消耗していましたね。
でも死ぬ気で行かないと、後ろの武田さんにもチャンスがないと思ったので」

持てる力を振り絞って新田のまくりに切り替え、そして追い込んだ。
2日目のスタールビー賞、準決勝は初のGI地元開催に燃えた武田に差されたが、最後は振り切り、初日失格に終わった昨年大会の雪辱を果たして、昨年の競輪祭に次ぐGI連覇を飾った。

「自信を持って走っていたわけじゃないけど、連日、武田さんが後ろだったプレッシャーと戦って走ったことが結果につながったんだと思う。最後はボクが勝っちゃいましたけど」

詰めかけた約7500人の歓声には控えめなガッツポーズで応えたが、仲間の手で3度宙に舞うと満面の笑みを浮べた。

昨年は最後の最後までグランプリ出場を決められず苦しい一年だったが、今年は初戦から『KEIRINグランプリ2017』(12月30日・平塚)の出場切符を手にし、幸先のいいスタートを切った。

しかし、

「今年はまだ始まったばかり。一戦一戦、気を引き締めて走りたい」

と舞い上がることはなかった。そして、

「関東から1人でも多くグランプリへ」

と今シリーズをともにもり立てた盟友・武田と、これからも関東勢を引っ張っていく覚悟だ。

★平原康多(ひらはら・こうた)

1982(昭和57)年6月11日生まれ、34歳。
埼玉県狭山市出身。

県立川越工業高校卒業後、87回生として2002年8月に西武園でデビュー。
GI優勝は09年高松宮記念杯、競輪祭、10年高松宮記念杯、13年全日本選抜、14年競輪祭、16年競輪祭に次いで今回が7度目。

デビューからの通算成績は1011戦296勝、2着207回、3着108回、着外400回で、通算取得賞金は9億4199万1200円。

1メートル85、97キロ、血液型A。
父・康広さんは元選手(28期=引退)で、弟・啓多も競輪選手(97期)。

以下ソース
http://race.sanspo.com/keirin/news/20170219/krnnws17021917580008-n1.html

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