優勝したカラクレナイに関しては重賞初制覇となった松下武士厩舎、これで6週連続メインジャックとなるM.デムーロ騎手ら関係者には、ただただ賛辞の言葉しかない。
デムーロ騎手が桜花賞(G1)ではアドマイヤミヤビに騎乗予定があるため、本番でこのコンビが見られないのが残念という程度だ。
ただ非常に残念なことに、このレースの"主役"になったのは勝者ではなかった。
最後の直線で、一度は先頭に立った浜中俊騎乗のレーヌミノルが内側に斜行。
大きな不利を受けたジューヌエコール、フラウティスタを始め、多くの馬に小さくはない被害を与えたまま2着に入線した。
残念だが、鞍上の浜中騎手に酌量の余地はない。
騎乗停止8日間(競馬開催4日間)の騎乗停止は然るべき処分だ。昨年のマイルCS(G1)から「再び」という声もある。
あれから約4カ月空いているが、昨年23日間の騎乗停止という重い処分を受けた浜中騎手からすれば実質3カ月。
ファンの注目度の高いメインレースでまたやってしまったことに「運がない」といのは「甘い」と述べざるを得ないだろう。
無論、故意でないことは明らかだが、技量不足が招いた結果ともいえる。
無言を貫いたその後のマスコミ対応も含め、プロである以上、それは失態に他ならない。
ただ、浜中騎手の騎乗ばかりにスポットが当たっているが、当初の「JRAの対応」にも大きな疑問符を付けざるを得ない。
あれだけの明確な斜行が目撃されながら、何故「審議のランプ」が点灯しなかったのか。
勝ったカラクレナイには一切関係ないものの、不利を与えたレーヌミノルは2着、最も大きな不利を受けたジューヌエコールは4着と、レースの結果に大きな影響を及ぼす着順で入線を果たしている。
2013年より「世界基準に足並みをそろえる」という名目で、大きく変更された現在の降着制度は、変更から4年が経つが未だに何度も大きな議論を呼んでいる。
審議ランプに関しても、以前は全着順が対象だったが、現在は掲示板となる5着以内に入線した馬が点灯対象となっており、今回の件は紛れもなく点灯すべきシーンだった。
特にこのフィリーズレビューは、3着までに桜花賞(G1)への優先出走権が与えられるトライアルだ。
馬主や関係者にとっても生涯一度の晴れ舞台への切符が懸かった重要なレースであり、1着、2着だけでなく、3着と4着にも大きな意味が生まれる。
今回の審議はそういった馬たちが対象になっている。
レーヌミノル、ジューヌエコールともにすでに重賞を勝っており、出走権の重要性が薄いことは、あくまで結果論に過ぎない。
率直に述べてJRAの運がよかっただけだ。
また、当然ながら2着馬のレーヌミノルが審議対象になっている以上、馬券を購入しているファンにも大きな影響があったことは述べるまでもない。
その上で審議のランプを点灯せずに、最終的に公式ホームページ上で結果だけを伝えるやり方は、現地で観戦していたファンを中心に「顧客を蔑ろにしている」といわれても仕方がない。
結果的に降着がなくレースが確定し、到達着順通りに払い戻しが行なわれたから問題なしというわけではないはずだ。
続く
以下ソース
http://biz-journal.jp/gj/2017/03/post_2832.html
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