「男らしさ」や「女らしさ」といった男女間の社会的性差を批判的に検証する“正当な学問”として世界中で研究されているが、なんとその実、「無意味な概念のお遊び」に耽っていたことが明らかになったのだ!
英紙「Daily Mail」(5月24日)によると、米ポートランド州立大学の哲学者ピーター・ボグホシアン教授とジェームズ・リドル教授は、全く無意味な論文(タイトル「社会構築物としてのコンセプチュアル・ペニス」をでっちあげ、「高品質な査読審査を提供する」と謳う、英社会科学ジャーナル「Cogent Social Sciences」に投稿。
その結果なんと、同論文は査読審査を通過し、掲載されてしまったというのだ!
気になる内容の方は非常に難解で、一昔前に流行したフランス現代思想ばりのナンセンスなジャーゴンが書き散りばめられている。
たとえば、「gender-performartive(ジェンダー行為遂行的)」、「high fluid social construct(高流動社会的構築物)」、「exclusionary to disenfranchised communities(公民権被剥奪諸共同体への排除)」、「isomorphic to performative toxic masculinity(行為遂行的有害男性性と同型的な)」など。
何を言っているのか全く分からない難解な専門用語のオンパレードだが、著者本人も分かっていないようなのでご心配なく。
さらに、次の一文などは抱腹絶倒ものの傑作だ。
「詳細なポスト構築主義的言説批判と、気候変動の実例を通して、この論文は、ペニスが男性の生物学的な器官として理解されることが最善だとする、人口に膾炙した有害な社会的修辞的比喩にチャレンジするものである」
どうやら、気候変動が「ペニスの社会的に間違った理解」を変える可能性があると言っているようだが、さっぱり意味が分からない! 気候変動とペニス理解が一体どのように関係するというのだろうか!?
このように、ボグホシアン教授らは、意図的に馬鹿げた論文を作成したが、その目的は、ジェンダー学の学術的なレベルの低さを指摘することにあったそうだ。
ジェンダー論では、男女の性差を社会的な構築物として理解することが最善だと考えられていることから、「ペニスを生物学的な器官ではなく、世界の悪徳の原因だと主張してみてはどうか」とジョークを思いついたことがきっかけだったという。
教授らの目論みは想像以上に成功し、同論文を掲載した「Cogent Social Scientist」の“高品質な”レビュワーは、この文章を「傑出している」とべた褒めした上、「多元的かつ非線形的なプロセスを通して、ハイパー男性性の問題を取り扱っている」と、意味不明なコメントで賞賛。
しかし、問題発覚後には掌をきれいに返し、火消しに躍起になっている様子だ。
公式見解は、問題調査後に発表されるというが、果たして……。
今回の事件は、ニューヨーク大学の物理学者であるアラン・ソーカル教授が、引き起こした思想界の一大スキャンダル「ソーカル事件」の模倣とみることもできる。
著名な学者達の言葉と数式や科学用語などを並べて「何やらスゴそうな」雰囲気を醸し出しただけで何の意味も成さない論文に対し、ソーカル教授は、わざとそのような論文を学術誌に投稿した結果、このデタラメ論文は、何事もなく審査をパスして学術誌に掲載されてしまった。
その後、ソーカル教授は、著書『「知」の欺瞞――ポストモダン思想における科学の濫用』で、当時フランス思想界の大スターだった、哲学者ジル・ドゥルーズ、精神分析家ジャック・ラカン、文学理論家ジュリア・クリステヴァ、哲学者ボードリヤールらも、科学知識や専門用語を意味も分からず濫用しているとして断罪、思想界に激震が走った。
続く
以下ソース
http://tocana.jp/2017/05/post_13325_entry.html
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