昭和の時代、街中にひっそりと佇んでいたエロ本の自動販売機。近年、すっかり見かけないあの箱はいったいどこにいったのか?
3年半にわたって全国中を探し求め、『あの日のエロ本自販機探訪記』を上梓した黒沢哲哉氏が青春時代の原風景が残る世界へと誘う。
* * *
夜、こっそり部屋を出て自販機のところに急ぎ、誰も見ていないことを確認して100円玉を素早く投入。
出てきたエロ本を周囲に見られないように丸めて抱え、小走りで部屋に戻り、ドキドキしながらページを開く……。
ネットで簡単にエロ画像を見られる時代にはない独特の高揚感が、自販機でエロ本を買うという行為にはあった。
私はこの3年半、かつて自分が“お世話になった”エロ本自販機がどうなっているのかを知りたくて、全国で稼働中のエロ本自販機を探し歩き、写真に収めてきた。
今回の『あの日のエロ本自販機探訪記』(双葉社刊)を執筆するまでに400か所のエロ本自販機小屋を回り、うち7割で稼働を確認できた。
刊行後、ほかにも稼働中のところの情報が読者から続々と寄せられ、自分でも新たに発見し続けている。
その感触でいうと、今現在稼働しているエロ本自販機小屋は全国で500か所程度と推測できる。
今あるエロ本自販機小屋の立地には明確な特徴がある。
典型的なのは「車の通りが頻繁で、お客さんがたくさん来そうなのに、一般の商店は営業しにくい場所」だ。
たとえば、近くに火葬場、清掃工場、臭いや騒音の出る工場がある場所がそうだ。
低湿地、崖下など地盤が不安定で災害に弱そうな場所、傾斜地、狭隘地など他に有効な使い道がなさそうな場所も同様である。
また、あまり使われなくなった国道、県道や、抜け道となっている旧道などでひっそりと稼働していることがある。
ちなみに、自販機には電気が必要なので、エロ本自販機小屋の横にはたいてい電柱が立っている。
地方ごとの特徴もある。
仙台周辺では震災復興のために全国から集まっている工事関係者が利用すると思われるエロ本自販機小屋がある。
北陸の日本海沿いのエロ本自販機は自殺の名所と噂される場所に設置されていることがある。
飛び降りようと思ったが、自販機を見て思いとどまった人もいたのではないか。
異彩を放つのが大阪だ。
全国一のエロ本自販機密集地帯で、しかも気持ちのいいほどあけすけ。
建物の道路に面した側がガラス張りで、中のエロ本自販機が丸見え、繁華街のど真ん中にあり、隣が24時間営業の牛丼チェーン店、といった具合だ。
以下ソース
http://www.news-postseven.com/archives/20170527_557613.html
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