俗に、「隣の芝は青く見える」と言われるように、得てして人間というものは、それが実質的に大差のないものであったとしても、他人のものは魅力的に見えてしまうものである。
それが男女の関係ともなれば、昨今しばしば人気となる不倫ドラマさながらの泥沼劇を生んでしまいがちだが、世の中にはそうした危機を回避しつつ、需要と供給を満たしてきたと思しき風習も存在しているのだ。

「まあ、言ってしまえば夫婦交換…いや、交歓っていうヤツかね。そういう風習がこのあたりには昔あったっていう話を聞いたことがあるよ」

今回、我々の取材に対して、自らが伝え聞いたという特異な風習について語ってくれたのは、山陰地方のとある寒村に住む泉勝二さん(仮名・78)。
泉さんの話によると、今を遡ること1世紀ほど前の20世紀初頭まで、当地においては、各家庭の夫婦たちが、お互いのパートナーを交換しあう風習が密かに続けられていたという。

「話としちゃあ、そんな大層なもんでもないんだけれどもね、要は毎月決まった日の晩だけ、各家の男たちが隣近所の家へと出かけていって、朝までその家の女房と寝るっていう風習でさ。
なにせ小さい集落なんでね、もともとは親類ばっかりで血が濃くなり過ぎるのを防ぐだなんていうもっともらしい大義名分があるようなんだけれども、言ってしまえば、他人の女房を味わいたいっていうだけの話なんじゃないかなって(笑)」

泉さんの話によると、毎月、一番最初に訪れる「友引」の日に、この村の男たちは予め決められた順番に従う形で、近隣の家を訪れ、そこで眠る“他人妻”相手に、夜這いをかけるのだという。
各家庭を回る順番は、村に点在する各家庭を見たときに、ほぼ時計周りになるようになっており、今月は隣家、翌月はそのさらに隣の家…といった具合に、現代のスタンプラリーよろしく、ひたすら“夜這い行脚”を繰り返していたのだそうだ。

ただし、その際に男たちは“他人妻”に決して自分の顔を見られてはならず、ひとたびその掟を破ってしまえば、即座に村八分の状態となり、当然のごとく、この風習のサイクルからも除外されてしまうのだという。

「やっぱりね、男の顔が見られちゃうと、女の方も男に対して強い気持ちを持っちゃうかもわからんものだから、こういう風習とは別に、不倫みたいな関係になっちまうことだってありえるでしょう?
そうなりゃいろんないざこざも出てきちゃうし、習慣自体がおかしくなっちゃう。だから厳しくしてたみたいだよ」

いわゆる不倫ではなく、何の後腐れもなく、夫婦交歓を成立させることに主眼が置かれ、誰一人として、俯瞰して見れば、村全体の男女が、お互いに正式なパートナーを持ちながらも、同時に別の相手とセックスフレンドとしての関係が築かれていたということのようだ。

「まあ、私がそういう年頃になった頃には、とうに昔話みたいになっていた風習だから、詳しいことはよくわからないけれども、もし本当にそんなことがあったなら、私ももうちょっと早く生まれていたかったものだよ(笑)」

一生を添い遂げる大切なパートナーがいたとしても、「性」の部分では、別の相手を求めてしまう男と女の飽くなき情念。
やはりそれはいつの時代も、変わらぬ性質なのかもしれない。

以下ソース
http://tocana.jp/2017/07/post_13704_entry.html

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