いわき平競輪場で開催された「第60回オールスター競輪」(GI)は最終日の15日に決勝が行われ、渡辺一成(34)=福島・88期=が新田祐大のまくりを捕らえて優勝。
賞金4400万円(副賞含む)を手にすると同時に、年末の「KEIRINグランプリ2017」(平塚)の出場権を獲得した。
渡辺のGI優勝は昨年2月の全日本選抜(久留米)以来で2度目。2着は新田で地元勢が上位を独占し、3着には浅井康太が入った。

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朝から降り続いた雨をも吹き飛ばすほどの熱気に包まれた注目の一戦を制したのは、盟友・新田祐大の番手から抜け出した地元の渡辺一成だった。

「新田君は粘れるし、前を取れば柔軟に対応してくれると思って。でも落車があって、中団を取れたのが大きいですね」

ともにナショナルチームで活躍している新田に託し、同県の先輩・山崎が3番手を固める強力な布陣で臨んだ決勝。
残り2周半で深谷後位の竹内が落車するアクシデントがあり、新田がすんなり4番手をキープ。運も味方につけた一戦だった。

「不甲斐ないレースだったので、素直には喜べないかな。2度目のGI優勝だけど、喜び半減っていう感じですね」

最終2角からまくり上げた新田を内から抜いての勝利に複雑な表情を浮かべたが、仲間の手で3度宙に舞うと白い歯を見せた。

「(2020年が)東京五輪じゃなかったら、もう辞めていたと思う。でも立ちたい舞台なので。それにここで緊張していたら、東京五輪で体が動かないですからね」

一度は自転車競技から離れることも考えたが、東京五輪でのメダル獲得を目指して再び始動。決意を新たにしたことで、精神的にたくましさを増した。
地元でのGIというプレッシャーをはねのけて表彰台の真ん中に立った渡辺の表情は、凛々しかった。

「10月後半からはワールドカップが始まるし、それに年末には昨年やり残したグランプリがある。
競輪では北日本を引っ張っていけるように、そして競技でも活躍できるように−」

これで『KEIRINグランプリ2017』(12月30日・平塚)の出場切符を得たが、緩めるつもりはない。
これからも競輪と自転車競技の“二刀流”を極めるために突き進む。

     《戦い終わって》
◆新田(2着)「(自身のラインから)優勝者を出そう…と思って組み立てた」
◆浅井(3着)「4番手に新田君では。(深谷との)車間を開けたかったが…」
◆脇本(4着)「新田君が中団に下げた時点でチャンスがなくなってしまった」
◆坂口(5着)「(落車があって)4番手から3番手になり対応が難しかった」
◆原田(6着)「パニクった。単騎でも追い上げることができれば良かったが」
◆山崎(7着)「バックを踏んだときに新田に行かれた。付いて行けなかった」
◆深谷(8着)「落車があったので。気持ちを切り替えることができなかった」
◆竹内(失格=過失走行)「(深谷が)バックを踏んだときに前輪を差して」

以下ソース
http://race.sanspo.com/keirin/news/20170816/krnnws17081604300001-n1.html

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