条例の変更や取り締まりの強化で消えていく風俗がある。そのほとんどは“裏風俗”と呼ばれるジャンルで、国や地域が認めていないものだ。
たとえば、日本全国に存在していたちょんの間も、エリアごと摘発を受けて消滅したりもした。また、ちょんの間と並ぶ2大裏風俗である“立ちんぼ”の姿もすっかり見なくなった。
街角や路地に立って客を取る娼婦で、街娼とも呼ばれる立ちんぼ。東京には、歌舞伎町のホテル街や大久保・新大久保界隈、鶯谷駅周辺のホテル街など、いわゆる“立ちんぼの聖地”がいくつもあった。
しかし、2000年代前半から始まった浄化作戦によって、排除されてしまった。理由は、営業許可を持っていないことはもちろんだが、その背後に暴力団関係者が絡んでいると見られたことが大きい。
また、出会い系サイトが出てきたことや、SNSの普及も大きいだろう。街に立たずに手元の操作だけで客を取ることができるのだから、ラクに稼ぐことができる方に流れたのは無理もない。
さらに、浄化作戦後は許可を取って営業をしている派遣型風俗店が主流に。ユーザーとしては、リスクが低く安心して遊ぶことができる方を選ぶのは当然だ。
こうして東京の街から立ちんぼは消えていった。特に、聖地の中の聖地と言われていた旧コマ劇場(現在は新宿東宝ビル)の裏手にあった複合施設『H』周辺はよほど取り締まりが厳しかったのか、立ちんぼでにぎわっていたことが嘘のように誰もいなくなった。
夜だけではなく白昼堂々と交渉が行われていたO公園は、学生たちがスポーツに興じたり、グルメイベントが開催されて健全化をたどる一方だ。東京の立ちんぼは伝説になってしまったのだろうか…。
しかし、最近、このO公園周辺に異変が起きているという。夜になると、全盛期ほどではないものの、チラホラとその手らしき女性の姿があるというのだ。
このご時世にリスクを背負ってまで立ちんぼをする必要があるのか筆者的には疑問だが、それでも数人の知人から「最近、また…」という話を聞いたので、完全否定はできなかった。
その噂を確かめるため、20時すぎにO公園界隈を歩いてみることにした。
以前は、『H』の正面玄関前でも、交番前にもかかわらず客引きが行なわれていた。しかし、さすがに今回そういった女性はいなかった。
そのまま裏手に回り、O公園入口へ。この日はイベントなど催しがなく、施錠されていた。その公園内の街灯が当たらない暗い場所に、ポツンと女性らしき人物のシルエットが…。
近付いてみると、案の定、「いかがですか?」と声をかけてきた。見た目は、20代後半から30代前半くらい。以前は熟女が多かったので、若さに驚いた。
彼女は、時間は提示しなかったが、ひとさし指を一本立てて「これでいいけど?」と言ってきた。
コチラとしてはリスクを冒すつもりはなかったが、それでも気になるものは気になる。
「久しぶりに来たら(立ちんぼが)復活していて驚いた」と筆者が言えば、彼女は「アタシは、ここにいるの1年前からなんで、昔のことは知らない」と小さな声で切り返した。
そういった会話の中、女性と筆者の交渉がこじれていると思ったのか、中年女性が「何かお困りのことでも?」と近寄ってきた。
見れば、10数年前からこの界隈でよく見かける顔だった。この一帯を仕切っている、いわば顔役のようだ。
素直に、復活していて驚いたことを伝えると、ここ数年、ある方面からの需要があるからだと教えてくれた。
浄化作戦以降、この界隈の立ちんぼはほぼ廃業に追い込まれたが、僅かながら「深夜から早朝にかけて、こそこそって感じ」で続けた女性がいたそうだ。
客となるのは、酔っぱらって終電を逃した者が多く、「泥酔してるからデリヘルに電話をするのも面倒だったのか、声をかけるとかなりの確率で引っ掛かった」のだという。
続く
以下ソース
http://www.menscyzo.com/2017/08/post_14553.html
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