今やメンタルトレーニングはスポーツの世界では当たり前のことですが、実はセックスにおいてもメンタルは極めて重要な要素です。
例えばアダムタッチは、言葉にすれば“肌を優しく触る”というシンプルなテクニックですから、１か月も練習すれば、誰でも私とそう変わらない指の動きができるようになります。
けれども、動きをマネただけで、私のように相手を感じさせることができるかというと……。
一見同じように見えるテクニックでも、私と一般男性が試してみると、「ぜんぜん気持ち良さが違います」という感想が女性から返ってきます。
その差は、どれだけ心のこもった愛撫をしているかどうかにあります。
性的な気である性エネルギーは、文字通り「気持ち」によって強弱が変化します。
つまり、気持ちを込めることで、指先や舌先から出る性エネルギーをパワーアップさせることができるのです。
そして、このときに見逃してはいけないのは、愛撫中の心理状態です。
ふと仕事のことを考えたり、「最近ちょっと太っちゃったけど気づかれたかな？」など、気が散っていると性エネルギーも分散して本来の効果が発揮されません。
難しいのは、ただ集中すればいいというわけでもないという点で、強く念じすぎてもいけません。
一般男性の失敗例で多いのが、「感じろ！感じろ！」といった強制的な気の込め方で、愛情や優しさが感じられない想念は、気に乗って相手に伝わってしまいます。
また、「ちゃんと本に書いてあった通りにできてるかな？」といった不安な心理状態も、その自信のなさや焦りがパワー減の原因になります。
「気持ち良くしてあげたい」という思いやりの気持ちを持ちつつ、変に力まずにリラックスして、粛々と続けられるメンタルが理想です。
いい機会ですので、心を込めるという観点からテクニカルな話もしましょう。
ポイントとなるのは、「性感帯のひとつひとつを隅々まで丁寧に愛撫してあげる」という意識です。
男性も女性ほどではありませんが、全身のあちこちに性感帯は分布しています。
それなりに経験のある男性でも、きっと「一度も触られたことのない場所」がいくつもあるはずです。
乳首、背中、内もも、膝の裏側、お尻（の穴）……。
こうした話をするのは、男性も女性と同じように、過去に触られたことがない性感帯を愛撫されるだけで嬉しくなるということを知って欲しいからです。
「あ、そんなところが性感帯だったんだ」という発見は、2人のセックスを楽しくしてくれます。
ですから彼の全身を隈なく愛撫してあげるだけでも、「元カノたちとは違う！」と、あなたの評価は高くなるのです。
話はこれだけでは終わりません。
たとえば男性の胸を愛撫するときも、単に乳首を一点攻撃するのではなく、「乳輪の周囲、乳輪、乳首」と3つのエリアに分解して、外側から内側に向かって順番にそれぞれ丁寧に愛撫していきます。
こうした繊細な愛撫を全身の性感帯に対して行っていくのがスローセックスなのですが、そうされると男性はどう感じると思いますか？
もう感動の一言です。丁寧な愛撫は、愛する彼のカラダに、感動という衝撃的な記憶を刻むのです。
もはや物理的な快感とはまったく異なる、鮮烈な「脳への愛撫」と言えるでしょう。
以下ソース
https://night-woman.jp/article/post-1007604/
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