オリンピックなど世界レベルの大会で活躍するアスリートたちの姿は文句なしにカッコイイ。が、そんな彼らは顔もイケメン――つまり、女性にとって魅力的な男性が多いというのだ。
海外サイエンスメディア「New Scientist」が伝えている。
男性アスリートが女性にとって魅力的に映るのは当たり前と思う向きも多いかもしれない。
鍛え抜かれた肉体を持つアスリートたちが全身全霊をかけて競技に臨む姿は、老若男女問わず誰が見たって文句なしにカッコイイ。
言い方は悪いが、アスリート補正で顔もよりカッコ良く見えてるだけでは? と考えるのも当然だ。
だが、最近発表されたある研究結果は、逆の可能性を示している。つまり、トップアスリートだからカッコよく見えるのではなく、イケメンがトップアスリートになっているという可能性だ。
今回の研究を行ったのは、英エセクター大学の心理学者ティム・フォーセット氏だ。
2014年のソチ冬季五輪でバイアスロン種目に出場した男女156名の顔写真を集め、その顔が異性にとって魅力的か、研究内容を知らない男女を使って調査した。
すると、異性にとってより魅力的な顔の選手はランキングも高い傾向にあることが示された。ただし、この傾向は男性選手のみに見られ、女性選手には見られなかったという。
この結果は、先ごろポルトガルで開かれた動物の行動に関する学術大会「Behaviour 2017」で発表された。
実は、男性アスリートの顔の良さと運動能力については以前より関連が指摘されていた。
ただ、以前の研究ではアメフトや野球などチームで行うスポーツに調査が偏っているという批判があった。
チーム戦では、勝利に対する個々人の貢献を定量するのは難しい。
そのため、今回の調査ではバイアスロンという個人で行うスポーツが対象となったのだが、やはり男性選手の顔の良さと競技成績の良さには有意な相関が示されたのである。
だが気になるのは、なぜトップアスリートはイケメンなのかという理由である。
この研究結果について、我々は生物学に詳しい理学博士X氏に見解を伺った。
X氏はこの結果の背景には、おそらく女性たちの男性を見る目が関連しているという。
「かつて厳しい自然環境の中で生きた女性たちが、男性の顔から運動能力を見極める能力を得たとしても不思議ではありません。
男性の顔には運動神経の良さを示す何らかのサインがあり、それを女性たちは魅力の一つと思うのかもしれません」
(X氏)
スポーツマンに見られる特徴、例えば足が速いことや器用なこと、忍耐力があることは良いハンターの条件でもある。
かつて、良いハンターを伴侶とすることは自身と子どもにとってより良い選択だったはずだ。
その時代の名残から、今でも女性は無意識のうちに男性の顔からハンターの才覚を嗅ぎ取り、それを魅力と感じているのかもしれない。
思い返してみれば、学生時代にモテていたイケメンたちは皆体育会系だった。アメリカの学校でもヒエラルキーのトップ「ジョック」は運動部のスターたちだ。
女性にモテるイケメンたちがスポーツ万能の体育会系なのは、洋の東西を問わない傾向である。
イケメンは運動神経も良いというのは、舌打ちの一つもしたくなるが腑に落ちる話ではある。
続く
以下ソース
http://tocana.jp/2017/09/post_14288_entry.html
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