店のランクにもよりますが、求人情報によれば、ヘルスで「日給3万5000円以上」、ソープでは「日給10万円以上」稼げる店もあるようです。
ですが、風俗のお仕事はその多くが歩合制です（ピンサロやオナクラは時給制）。つまり、“お仕事が0だった場合、収入も0”。
ヘルスやピンサロを経て、現在はソープランドに勤めているりりあさん（23歳／仮名）いわく、「お客さんがまったくつかない状態のことを業界用語で“お茶をひく”と言う」そうです。
この言葉は、吉原遊郭で生まれたもので、指名が取れない暇な遊女にお茶を挽かせていたことが語源だそう。
その言葉が今も残って、暇な嬢を“お茶ひき嬢”と言うそうです。
風俗嬢は一般的に「めっちゃ稼げる」というイメージがありますが、りりあさんは「経済ニュースが特集するような貧困女性はごく少数だけど、なかなか稼げない時期もあったりする。お茶ひき嬢なんかになったら、めちゃくちゃ病む」と語ります。
風俗には、稼げる時期と稼げない時期があるそうです。
りりあさんの経験談によれば、「ボーナス月はそれなりに稼げる。特に12月と年末年始はめちゃくちゃ稼げる」そう。
ボーナスでお財布が潤っているのか、普段は風俗遊びをしない人が来る場合も多いとか。
「働きっぱなしで疲れるけど、いつもの月の2倍近くの収入は得られる」といいます。
その一方で、稼げないのはボーナス月がすぎて、落ち着いた2月・3月と、9月から11月。
「ボーナスを使い果たしてしまってお金がなかったり、新学期に向けてお金を貯める人が多いのか、この時期は暇」だとか。
また、天候もかなり客の入りを左右するそうで、「雨が降ったらちょっと暇になる。雪が降ったら完全にアウト」だそうです。
りりあさんは、「長年この業界にいるので、風俗に暇な時期はあるのは分かっているけど、待機の時間が長くなってくると病んでくる」と話します。
「店自体が暇だったら良いんですけど、他の嬢には指名が入っているのに自分は暇、なんて状況は最悪。
ほかの嬢のコールが鳴っているとめちゃくちゃ気が滅入る。どんどん自信がなくなってくるし、風俗で働いているのに稼げもしない自分が嫌になってくる。自分は無価値なんじゃないかとも思ってしまいます。
しかも、私はホス狂いなので、『稼げないと、売り掛けが払えない！』って絶望するし……。身体なんて売りたくないって思いながら入った業界だけど、お仕事がなくて病むのも変な話ですよね」
彼女いわく、「稼げないから、その分鬼出勤（いっぱい出勤）しようとすると、お客さんに『鬼出勤している＝指名が取れない不人気嬢』だと思われてしまう」とのこと。
だから、「指名を取りやすい新人期間にガツッと稼いで、新人期間が終わったらその店は辞めて、また別の店で新人として働く嬢もいる」と。
それも“転々虫”とバカにされるそうですが。
りりあさんは「9月に入って、稼げない期間に入ったから病みそう。それでもサラリーマン以上の収入は得られるんだけど……」と不安げでした。
以下ソース
http://mess-y.com/archives/52191
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