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美人整体師の久嬢由起子氏。こんな美人に「肛門」という言葉を何度も口にされると…

ダイエット法のひとつである筋トレ。普通は腹筋や背筋などを鍛えるはずだが、“肛筋”を鍛えることで痩せるらしい。「肛」なんて文字からは「肛門」しか浮かばない…。
そもそも“肛筋”とはなんなのか。もし本当に肛門なら、なぜダイエットに繋がるのか。『やせたいなら肛筋を鍛えなさい』の著者で美人整体師の久嬢由起子(くじょう・ゆきこ)氏に聞いてみた。

* * *

―早速なんですが、肛筋って肛門なんですか?穴を鍛えろと言われても意味がわからないんですけど…。

肛門はただの穴なので、その周りにある筋肉のことを“肛筋”って総称しているんです。

―肛門周りの筋肉と言われても全然ピンとこないです。お尻のことではなく? しかもそれで痩せられるというのも不思議です。

ですよね〜、見えないですからね。お尻ではないんですよ。肛門の周りには肛門挙筋(きょきん)や肛門括約筋という筋肉があるんです。これらの筋肉は、まず骨盤底筋群のひとつとして下から骨盤を支えています。ここに力を入れようとすると、ちゃんと骨盤が正しい位置に戻るんですよ。実際にやってみると姿勢がよくなりませんか?

―たしかに背筋がシャキッと伸びます。

ですよね。男性でも30歳を超えると下っ腹が出てきたりしますが、姿勢を矯正することで解消できるんですよ。それにここに力を入れると、姿勢をよくするための腹筋や背筋だけでなく、自然と太ももやお尻といった大きな筋肉にも力が入りますよね。他にも腸腰筋や内転筋などのインナーマッスルが締まるんですよ。

―つまり、肛門に力を入れるだけで、筋トレしている状態になると。

そうです、そうです。だから通勤中だったり仕事で座っている時でも、肛門をキュッと締めることで、通常の基礎代謝も上がってダイエット効果がプラスされるんですよ。特にインナーマッスルなんかはトレーニングしていないと使わない分、これだけの負荷でも効果が出やすいんです。

―確かにゼロの状態であれば、ちょっとでもやれば効果は出ますよね。

特に最近、若いコもマズイと思うんですよ。皆、歩きスマホしているじゃないですか。あれって姿勢も悪くなるし、ダラダラ歩いているから全く筋肉を使っていないんです。だから腸腰筋や内転筋も弱くなってしまって、肛門もゆるゆるになってるはずなんですよ。

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お尻にペン!? これが肛筋ダイエットの基本ポーズ。詳しくは来週、解説していただきます

―それって10代、20代の話ですか?

そうです。今はまだ若いからいいかもしれないですが、10年後、一気にガタがくると思いますよ。それこそインナーマッスルが弱いから腰痛にもなりやすいですし。だから今から肛筋を鍛えてインナーマッスルを強化しておけば腰痛予防になります。他の筋肉や部位は目に見えますけど、肛門の場合は弱っていても、便漏れとかしてしまうくらいじゃないとわからないですからね。

続く

以下ソース
http://wpb.shueisha.co.jp/2017/09/27/92330/

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