家族愛とは異なる恋愛感情を、異性の兄弟に抱いてしまうのはなぜか。そのような感情を抑えられない場合はどうしたらよいのか。
さらに、その事実を知らされた親はどのように対処すべきなのか。
精神科医の茅野分先生に話を伺ってみた。
まずは冒頭で紹介したような実の弟のことを好きになってしまうことがあるのかを聞いてみた。
「生まれてから兄弟、姉妹の存在を知らされず、全く別の環境で育った場合以外は、約99%の割合で、生物学的にあり得ないでしょう。
幼少期は特に同じ親から生まれた『同胞感』が強く、『お兄ちゃん大好き!』といった、無邪気な『兄妹愛』を抱くことは少なくありません。
しかし、通常は思春期を迎えると、他の異性に対し恋愛感情を抱くようになるものです」
生物学的にあり得ない理由について伺ってみた。
「同じ親から生まれた子供同士が交配すること、いわゆる『近親相姦』が起きると、遺伝子異常が生じる可能性が非常に高まります。
そういうことにならないために、生物はみな『本能』により、多種多様な遺伝子同士が組み合わされるようプログラミングされているのです」
本能のストップが効かず、異性の兄弟、姉妹に恋愛感情を持ってしまう因果性は何なのであろう?
「男性の場合、10代頃から『テストステロン』という男性ホルモンの分泌が盛んになるため、性的欲求が高まり、理性が利かなくなることがあります。
女性の場合、兄弟に対して性衝動が高まるというより、精神的に依存している場合が多いようです」
では、自分が実際に恋愛感情を持っていると気づいたら、どうすべきなのだろう。
「相手と同居している場合や、すぐ会えるような近所にいる場合は、簡単に会えない場所へ引っ越すことでしょう。
まずは距離と時間を置き、ほとぼりが冷めるのを気長に待つことです。それでも好きだと思い続けてしまうかもしれませんが、忘れられなくても何らかの恋愛的なアクションを起こしてはいけません」
そのような感情も、思春期を迎えると落ち着いてくることがほとんどとのこと。しかし、20代以降になっても心境に変化がない場合は、脳の異常が疑われるようだ。
「20代以降の人が兄弟、姉妹に恋愛感情を持つ場合、精神発達遅滞や統合失調症など、明らかに精神的な異常を認められることが多いです。
育った環境や本人の性格などのような環境因子の次元ではなく、脳や精神に何らかの疾患を抱えている可能性が高いため、可能であればご両親に打ち明け、必要に応じて精神科などで相談されることをおすすめします」
異常を判断する頃合いとして20歳前後が、ひとつのボーダーラインになるという。
子供からもし「兄弟(姉妹)に恋愛感情を抱いている」と打ち明けられた場合、動揺しない親はいないだろう。
その場合、親はどのように対処すればいいのだろう?
「どちらかひとりを遠方の親族宅に預けるなど、物理的に引き離すことが先決です。
そしてその理由を『姉弟(兄妹)同士が恋愛関係になって上手くいく訳がない』、『周りにも素敵な人がいるはずだから目を向けるべき』、『子孫にまで影響を及ぼしかねないから、然るべき相手を選びなさい』などときちんと説明した上で、受け入れられないことを伝えましょう」
多感な10代は子供と大人の境目でもあり、ただでさえ難しい年頃だ。そばにいる人間は、頭ごなしに否定したり嫌悪感をあらわにしたりせず、時期が来たら落ち着くと信じたい。
ただ、ほとぼりがさめないようであれば、上記を参考に冷静に対処してほしい。
以下ソース
https://oshiete.goo.ne.jp/watch/entry/cefd20061de50e1309af63c1157e686c/
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