自由恋愛、自由セックスが当たり前となって久しい今のご時世、それこそ、生涯の伴侶となる異性と結ばれるまでの間に、お互いが数多の恋愛やなにがしかの性交渉を持っているものであるが、男女というものは不思議なもので、そうしたことを「当たり前のこと」と理解し、お互いに過去の異性について深くは掘り下げないという暗黙のルールが存在していながらも、その一方で、お互いの過去の恋愛遍歴や、セックスライフについて、把握したいという衝動に駆られる人も少なくない。
だが、かつてこの国においては、そうした過去の肉体関係をも、公にすることを義務づけた、なんとも不思議な習慣が存在していたという。

「まあ、知らなきゃ良かったって後々思うようなことほどね、人間っていうのは無性に知りたくなるもんなんだよ」

自身の生まれ育った南関東のとある地域で、かつて当たり前のように存在していたというその習慣について語りはじめたのは、現在、千葉県にある特別養護老人ホームで余生を過ごしている田中美智雄さん(仮名・87)。
田中さんの話によると、彼の故郷では、若い男女が結婚する際に、引き出物に添える形で、ある書物を相手と交換するしきたりがあったのだという。

「言ってしまえば、お互いに過去、どんな相手とどんな関係を持ったかっていうことを、事細かに記した帳面のようなもんかな。それをね、結婚するときに交換する風習がね、あったんだよ、当時は」

結婚式を目前に控えたカップルたちは、それぞれ、村の世話役の家に招かれ、これまでの恋愛や、過去の性体験について、事細かに訊ねられるという。
それを世話役たちは漏らすことなく書にしたため、1冊の本にまとめ、結婚式の当日に交換しあうのだそうだ。

「まあ、嘘をついたところでね、バレちまうことなんかありゃしないんだろうけれども、あのあたりじゃ、そういう嘘をつくとね、天罰が下って、結婚してから不幸になるもんだと信じられていてね。
だから大抵の場合は、多少ぼやかすことはあっても、本当のことしか言わなかったんじゃないかな」

ちなみに、田中さんの話によると、この「異性遍歴ノート」とも言うべき書物は、結婚式の際に交換しあっても、それを読むかどうかはそれぞれに委ねられているため、そのため、即座に目を通して揉め事へと発展する新郎新婦がいる一方で、一度も目を通さぬままで一生を終える人もいるという。
やはり一番知りたいようで知りたくもない伴侶の秘密というのは、いつの時代も多くの人々にとって、様々な想いを抱かせるようだ。

以下ソース
http://tocana.jp/2017/10/post_14733_entry.html

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