韓国で起こったある事件に、人々が胸を痛めている。実の孫娘を、祖父が強姦しようとしたのだ。

そもそもこの少女は、1歳のときに両親が離婚し、父方の祖父母のもとで育てられていた。
現在72歳の祖父が自ら養育する孫娘にわいせつ行為をはたらきだしたのは、2015年1月のこと。当時、彼女は小学校4年生だった。
彼は妻が外出している隙を見計らい、部屋で寝ている孫娘にわいせつ行為をはたらいた。わいせつ行為は3年間で5回に及んだ。
それどころか昨年8月には、妻が旅行に出かけている間に孫娘を強姦しようとしたという。

強姦は未遂に終わったが、祖父から長期間にわたって受け続けた性的虐待に、孫娘は大きな傷を負った。
学校では物静かで真面目な生徒として知られていたが、あまりのストレスから両手を机に叩きつけたりすることもあったそうだ。
それでも少女は被害を公にすることはなかったが、今年5月に教師と面談した際、ついに告白。身を切るようにして事実を語った。

かくしてこの祖父は罪に問われることとなり、一審では懲役7年と80時間の性暴力治療プログラム履修命令が下された。
彼は「刑が重すぎる」として控訴したが、今年12月に行われた二審で、その訴えは棄却されている。

二審判決を下した裁判所は、「被害証言が明確で一貫性があり、細部の描写も豊富で信ぴょう性があると判断した」と説明。
「実の孫娘に対して長期間にわたってわいせつ行為や強姦未遂をはたらいたことは、罪質が非常に悪い」としながら、「養育すべき孫娘に対して反人倫的犯罪を犯すという非難すべき事件であり、一審判決は適法である」と伝えている。

この事件は、韓国メディアもショッキングな出来事として報じている。
「養育していた実の孫娘に、わいせつ行為……人面獣心の70代、控訴審でも重刑」「離婚した両親の代わりとなって養育していた孫娘にわいせつ行為をはたらいた祖父に懲役7年」といった具合だ。
関連記事のコメント欄を見ても、「報道を見ていて怒りを抑えられない」「孫娘には地獄だっただろう……一生心に傷が残るよ」「孫娘は、これからの人生、誰も信じられなくなってしまう」などと心を痛めるネット民が少なくない。
中には、「狂った老いぼれは自らくたばれ」「孫娘を女として見る人でなしには、刑務所のメシももったいない」「これが腐りきった韓国の精神状態だよ」といった声もあった。

ただ、この事件は氷山の一角であるらしい。
韓国性暴力研究所の発表によれば、親族間で発生した性暴力犯罪の相談件数は昨年137件に上ったというが、そのうち法的対応がなされたのは、わずか6件(約4.3%)にすぎなかったという。

「韓国日報」はその原因について、「被害者たちが幼い頃に被害を受け、後になってからそれが性暴力であったと認識する場合が多いため、時効期間を過ぎてしまうからだ」と分析している。
同研究所の関係者は、「親族間の性暴力犯罪は、毎年、相談全体の10%台を占めているほど多い」とし、「被害者の権利保障と治療、回復のための制度を強化しなければならない」と述べている。

実際に今年5月には、60代の祖父が孫娘にヒロポンを飲ませてわいせつ行為をはたらいた事件も起こっているが、悲劇が繰り返されないためにも、早急な対策が求められる。

以下ソース
http://www.cyzo.com/2017/12/post_146411_entry.html

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