緑丘まこ『女のオナニーと性欲』

お肉は熟成させた方がおいしいという。 セックスももしかしたら熟成させた方がおいしいかもしれない。 冒頭から何を言い出すのかと思われるかもしれないが、そう強く実感した出来事が数日前あった。
地獄を見た翌日に天国だった話。

その日、わたしはものすごくムラムラしていた。全神経がまんこに集中しているかのように熱くて仕方がなかった。そんな時、思うことはただ一つ。

セックスがしたい。

シングルでヤリマンだった頃は、平日でも関係なく一人でクラブに行って適当に好みの男をつかまえてヤリまくっていた。
しかし、今は二年付き合っている彼がいる。なのに、シングルだった頃よりセックスをするのにひと苦労、といった現実をむかえている。

付き合ったばかりの頃は、一日5回、それもサトル君(彼氏)の方から積極的にセックスを求められたこともあったのに……。今や、10回中9回の割合でわたしからセックスを求めている気がする。
そして、一番恐れているのは、わたしとセックスをせずにオナニーでスッキリされることである。他の女の裸見て興奮してオナニーするなら、わたしのムラムラまんこに白いのをたっぷり出してよ!!!!!!!

私と彼はバイト先も一緒なため、サトル君がオナニーをできる時間はほとんどないだろう。ただ数日前のあの日は、安心できなかった。
わたしは友人たちと飲み会の予定があり、一方サトル君は休みだったからだ。

サトル君にオナニーされるかもしれない。

しかも、わたしはものすごくムラムラしてたまらなかった(この時点で三日くらいご無沙汰だった)。
わたしは飲み会の前日、なんとかサトル君とセックスしようと試みた。

ベッドで寝転びながらゲームに夢中なサトル君に、甘い声で囁いた。

「ねぇ……ん」
「何(苦笑)?」

笑顔だが、目は笑っていないサトル君。

「ほ・し・い」

サトル君、完全無視。ゲームに夢中である。ヤリたくて仕方ない彼女とセックスよりゲームが好きな彼氏。 それがわたしたちカップルのスタイルである。

わたしはめげなかった。サトル君に無視されても。
サトル君の貴重な精液、わたしにちょうだい! そんな強い想いでわたしは全裸になり再びアタック。言葉は発せずに乳首を責め続けた。ただひたすらに。

「何やってんの(笑)。しかも何で脱いでんの(笑)」 優しく笑うサトル君。

ん? まんざらでもない?サトル君もパンパンに勃起していい反応。

「ズボンとパンツ脱がしていい?」
「別にいいよ」

サトル君から了承を得て、せっせとサトル君の下半身を裸にする。
そして、ローションをとりだして、手コキを始めた。サトル君のおちんちんはますます硬くなった。
うん、いける。きっと無事にセックスできる。そう安心した瞬間だった。

「あっ!!!」

突然大声で叫び、トイレに向かうサトル君。数分後、トイレから出てきたサトル君はお腹をさすりながらこう言った。

「お腹痛い」

まさかのタイミングである。

「服着ようっと」

よそよそしく服を着るサトル君。全裸待機していたわたしをよそに、ベッドに寝転んだ。

サトル君の腹痛はもちろん心配だったが、それ以上に不安になった。
サトル君はわたしとセックスしたくないから、腹痛だと嘘をついているのではないだろうか。

「大丈夫?」

サトル君の体を気づかう言葉を口に出しながら、大丈夫じゃないのは自分の方もだった。

全裸のまま、放心状態で動けないわたし。その横でゲームを何食わぬ顔で再開して、「おっ、いけー! よっしゃー!」と活気よく叫ぶサトル君。
本当にお腹痛いなら仕方ない。サトル君のことが大切だから。でも、ゲーム再開する元気があるなら、全裸のまま放置されたわたしをせめて抱きしめてほしい。もうセックスなんてしなくていい。だからせめて……。わがままかもしれないが。

続く

以下ソース
http://mess-y.com/archives/61046

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