いわゆる“夜這い”の習慣は、我が国でも古くから存在しているが、そうした風習のひとつが、かつて西日本の沿岸地域に存在していたとされる、“赤い布”を使った儀式だ。
「まあ、よその人からすりゃあピンと来ないだろうけどね、このあたりの人間にとっちゃ、どの家を夜這っていいのかっていうことは一目瞭然だったんだよ」
そう語るのは、当地の出身で、老後、大阪に住む長男宅に身を寄せるまでは、子どもの頃から数十年に渡ってその村で暮らしていたという吉沢衛さん(仮名・80)。吉沢さんの話によると、当地ではかなり古い時代から“夜這い”が公然と行われていたというが、そうした中でも、彼ら村人たちには、まずは絶対に守らなくてはならないルールが存在したのだという。
「まず、後家ね。戦争だったり、病気や事故なんかで夫を亡くした奥さんがいる家っていうのは、夜這っちゃいけないことになってたよ。あと、そういうことをやっていいのは、新月と満月の夜だけで、それ以外の日にやっちゃうと、村八分どころか寄って集って袋叩きにされちまう。まずこれが基本だね」
こうしたルールを守った上ならば、基本的に誰でも参加することができたという、当地の“夜這い”。しかし、こうした土地柄であっても、やはりその参加を拒む家もある。そこで彼らは、“夜這いOK”のサインを決め、当日はそれを目印にする形で、各家を訪れていたのだそうだ。
「あのね、大丈夫な家はね、軒先にさ、赤い布をね、結んでおくっていう決まりになってたのよ。だからそれを目印に夜這うわけだけどもさ、なかにはとんだマヌケもいるもので、その気はないのに、そのうちの爺さんの“赤ふん”なんかを干してたりすることもあってさ(苦笑)。本当に紛らわしい話でね、私なんかも一度、そういうので間違えて夜這っちゃって、えらい目に遭わされちまったことがあるわ。もっとも、結局はその家の嫁さんも、村でべっぴんだと評判だったその娘も、まんまと味見させてもらったけどね」
こうした“勘違い”が元で引き起こされた吉沢さんのようなケースが意外と多かったせいか、いつしか村全体が険悪な雰囲気となり、気づけば姿を消してしまったというこの“赤い布”を目印に使った“夜這い”の習慣。吉沢さんの話によれば、その最盛期は同地域を中心に、かなり広い範囲で行われていた習慣であるというだけに、もしかすると、今なお、この広い日本のどこかでは、ひっそりと続けられているのかもしれない。
以下ソース
http://tocana.jp/2018/02/post_15718_entry.html
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