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画像は「リニア中央新幹線」

最高時速505km(現在の新幹線の2倍速)で走行し、東京―名古屋―大阪をわずか1時間足らずで結ぶ「リニア中央新幹線」。JR東海が2027年の開業を目指す“夢の超特急”だが、実現までに解決すべき課題が山積しているのが現状だ。広く叫ばれているのは河川の水枯れなどの環境破壊や、電磁波による住民・乗客の健康被害などの恐れだが、それ以上に危惧すべきものがある。長大なトンネルの掘削により活断層が刺激され、大地震につながる事態だ。まさに今、大手マスコミで完全に“タブー視”されているこの問題に斬り込みたい。

まずは、健康被害の可能性から考えてみよう。リニアモーターカーは強力な超電導磁石で車両を地上10cmほど浮上させるため、極めて強い電磁波を発する。だが、乗客がどれだけの電磁波に晒されるのか明確なデータは出ていない。電磁波が健康に与える影響については、科学的に未知の面が多く、さまざまな議論がある。また、日本では「電磁波過敏症」自体が疾病として認められていないことも、これが問題視されていない要因といえる。

しかし、未知であるがゆえに健康被害を懸念する声も確かに存在し、小児白血病や小児脳腫瘍の発症率が大幅に上がるのではないかという指摘もある。たとえば、4ミリガウス程度の電磁波を発する高圧線付近に暮らす人々でさえ体調不良を訴える例があるが、リニアモーターカーが発する電磁波は一説によると6千〜4万ミリガウス、つまり最大で1万倍にも達するのだ。「電磁波問題市民研究会」という組織のメンバーで電磁波過敏症を訴える男性がリニア新幹線の試乗会に参加したところ、どんどん頭が重くなり、短時間でも体に変調をきたしたという実例が報告されている。このまま運用が開始されると、同様の被害を訴える人々が続出する可能性はありそうだ。

次に、環境破壊も深刻だ。その一つとして挙げられる河川の水枯れは、1997年に始まった実験線の運用開始直後から問題が表面化している。リニアモーターカーのルート周辺の河川や沢が次々と枯れ始めるこの現象は、2009年に山梨県笛吹市の一級河川・天川にも影響が及び、さらにトンネル内での異常出水まで起きたことで、当初は因果関係を否定していたJR東海も認めざるを得なくなった。

静岡県では、大井川水系の流量減少も懸念されており、同県内に複数の水力発電所を抱える中部電力も、発電量が下がる可能性について検討している。リニア新幹線の工事区間は7都県にまたがるが、そのうち静岡県だけが未着工となっている一因は、この大井川の流量減を静岡県が問題視しているからにほかならない。県民にとって貴重な水源が奪われることは大問題であり、解決が難しい部分だろう。

さて、これまで紹介した懸念事項よりもさらに深刻な問題は、トンネル掘削が活断層を刺激して大地震発生につながる可能性だろう。「まさか」と思った読者がいるかも知れないが、そのような認識は甘い。過去の記事でも解説したが、トンネル掘削、ダム建設、鉱物やシェールガスの採集などの行為が大地震を“人為的に”引き起こすことは、科学者も認めていることなのだ。

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2016年10月時点の中央新幹線計画路線

1930年11月26日に発生した北伊豆地震は、その実例だ。伊豆半島の付け根を襲ったM7.3、最大震度6の直下型地震では272人の命が奪われたが、これは伊豆半島東部で南北に伸びる30kmほどの活断層が動いたことによる。そして、活断層が動いた原因こそ、三島―熱海間を通る東海道線「丹那トンネル」の工事だったと考えられている。武蔵野学院大学教授の島村英紀氏は、丹那断層について「工事中の30年にマグニチュード(M)7・3の北伊豆地震も起こした」(zakzak、2014年2月14日)と断定している。丹那トンネルは1918年に着工し1934年に開通したが、そこに活断層があるとは知らずに工事が始められたという。

続く

以下ソース
http://tocana.jp/2018/04/post_16625_entry.html

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