【生物】交尾30時間の絶倫虫『クロウリハムシ』 命名者と発見年に思いがけないドラマが[04/22] [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001逢いみての… ★2018/04/22(日) 00:49:43.09ID:CAP_USER
http://d2dcan0armyq93.cloudfront.net/photo/odai/600/b18587b88eb808fc6ed3bd0de6a59f36_600.jpg

自宅の庭木で交尾中の小さな甲虫を見つけた。同じ交尾中のペアを2009年に見ているので、9年ぶりだった。体長約6ミリ、頭部がオレンジ色のクロウリハムシだ。ウリ科の植物を好むので園芸家や農家にとっては害虫だが、交尾時間が長いという特筆すべき能力の持ち主とわかった。9年前には交尾が10時間におよび驚いたが、今回は、交尾したまま、愛の営みは実に30時間も続いた(うらやましいというか…)。

学名は「Aulacophora nigripennis Motschulsky, 1857」。学名は、最後に命名者と命名年がついていて、その命名者と発見年には思いがけないドラマがひそんでいることが多い。クロウリハムシは、明治維新の11年前、1857(安政3)年にロシア人、ヴィクトル・モチュルスキーが命名した。子供たちが大好きな「昆虫の王様」カブトムシやクワガタの仲間など多くの日本産の甲虫の学名も、モチュルスキーが命名していることもわかった。サンクトペテルブルク(旧レニングラード)出身で没年は1871(明治4)年だが、なぜ幕末期に日本産の多くの甲虫をロシア人が命名したのかが不思議だった。

そこで、彼の標本の一部を収蔵しているサンクトペテルブルクの動物学博物館を訪ねたが、確かに日本産のカブトムシのペアなどが数多く展示してあった。

この博物館で、モチュルスキーに詳しい学者、ボリーソビッチ博士がモスクワ国立大学付属動物学博物館にいると聞き、そこも訪ねた。白いひげをたくわえた博士の研究室は、窓の一部が壊れているほど老朽化。薄暗いその空間にいると1世紀以上も時間が戻った気がしたが、膨大な甲虫標本箱に囲まれた博士に持参した東京産のクロウリハムシの標本を見せたところ、さらさらと学名を書いてくれたのにはびっくり。博士はこれまで100万種類の小さな甲虫を見てきたという。新種発見も数多い。

そして、博士の大先輩であるモチュルスキーについて話してくれた。モチュルスキーは甲虫を中心とした昆虫学者だが、ロシア帝国陸軍の将校であり外交官でもあったのだ。ロシアのみならず欧州各国、中米など三十数年にわたり世界各国を調査し膨大な甲虫標本を収集、学名をつけたことがわかった。

日本がまだ開国していなかった江戸時代後期、ロシア人がこれほど精力的に世界各国への航海を続け調査をしていたことには驚いた。彼はこうして各国で膨大な数の昆虫標本を得たのだ。日本には来ていなかったが、何らかの経路で日本産甲虫もモチュルスキーのもとに集められていたようだ。収集甲虫は6万種以上! とんでもない世界ネットワークが機能していたのだろう。

そこで、思った。彼は軍人であり外交官でもあったという点だ。モチュルスキーは昆虫と同じように、世界各国の情勢を子細に収集していたに違いない。サンクトペテルブルクの動物学博物館に、その大航海を記録した地図が掲示してあったことを思い出した。甲虫収集のため世界を網羅的に調査したが、それは各国事情を網羅的に調査することでもあったはずだ。わが家で交尾虫を見つけたことで、はからずも帝政ロシアの情報収集能力を伺い知ることになったのだった。

以下ソース
http://www.zakzak.co.jp/lif/news/180421/lif1804210001-n1.html

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0003夜更かしなピンクさん2018/04/22(日) 09:29:32.43ID:4C75P+CK
チョウのスケッチと称して要塞の見取り図を持ち帰ったやつもいたな
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