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『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』に出演する(左から)三浦春馬、大泉洋、高畑充希
俳優の大泉洋が、ノンフィクション書籍『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』の実写映画で主演を務めることが分かった。共演に高畑充希、三浦春馬を迎える。
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大宅壮一ノンフィクション賞と講談社ノンフィクション賞を史上初めてダブル受賞した原作を、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』として実写映画化する本作。主人公は、
筋肉が徐々に衰える難病・筋ジストロフィーを幼少期に発症し、人に助けられながらでないと生きていけない体になった実在の人物・鹿野靖明さん(2002年8月逝去)。
ときには度を超えるワガママぶりを見せながらも、自らの夢や欲に素直に生き、皆に愛され続けた鹿野さんと、彼を支えながら共に生きたボランティアたちと家族の実話が描かれる。
主演を務める大泉は「脚本を読ませて頂いて、まず鹿野靖明という人の生き様に衝撃を受けました」とし、「“障がいがあるから”と遠慮することなく、
1人で生活して、仕事もして、喧嘩もして、恋もして、どこまでも対等に人と向き合い続けた鹿野さんの人生に強烈に惹かれました」と、その魅力を力説。
ボランティアとして参加し、心を通わせていく女子大生・安堂美咲を演じる高畑は「知れば知るほどそのパワーや色気、吸引力に翻弄され、一度でいいからお会いしてみたかったなぁ、、」
と思いを馳せながら、「でもでも、撮影がはじまれば大泉さんの鹿野さんにお会い出来るので、今から楽しみでワクワクしています」と、大泉との共演に期待感を覗かせている。
三浦は美咲の恋人で医学生の田中久を演じる。大泉、高畑、三浦の3人が共演するのは本作が初。
監督は『ブタがいた教室』『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙(そら)へ』など、「命」をテーマに描くことをライフワークとする前田哲がメガホンを取る。
本作は、北海道命名150周年を迎える今年、オール北海道ロケを行う。札幌市などの全面協力のもと、5月下旬から7月上旬にかけて撮影予定。
映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』は今冬全国公開。
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