スペシャルウィークは１９９８年のダービーを快勝。武豊騎手は初のダービー制覇を果たした。左は白井元調教師
武豊騎手に初のダービータイトルをもたらした１９９８年の日本ダービー馬スペシャルウィークが２７日、繋養先の北海道日高町・日高大洋牧場で死んだ。２３歳だった。
種牡馬を引退し、余生を過ごしていた生まれ故郷の同牧場で２３日の放牧中に転倒。左腰を強く打ったことから経過を観察していたが、２７日に馬房内で倒れているところを牧場スタッフが発見し、午後４時４０分ごろに死んだ。同牧場の小野田宏代表取締役は「少しでも長く生きてもらいたかったものの、不慮の事故でこの世を旅立つことになってしまいました。スペシャルウィークには感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。
デビュー前から評判に上がっていたスペシャルウィークは、１番人気で迎えたダービーで中団から豪快に差し切り、５馬身差の圧勝。武豊騎手は大きなガッツポーズでダービージョッキーに輝いた喜びを爆発させた。
４歳時にも春秋の天皇賞とジャパンＣを制して種牡馬入り。ブエナビスタやシーザリオ、トーホウジャッカルといったクラシック勝ち馬を送り出し、一昨年の種付けを最後に種牡馬生活を退いて余生を過ごしていた。
◆スペシャルウィークの主戦を務めた武豊騎手
「突然のことで驚いています。自分をダービージョッキーにしてくれた馬なので、とても特別な一頭です。素晴らしい馬でした。たくさんの思い出があり、一生忘れられない馬です」
◆現役時のスペシャルウィークを管理した元ＪＲＡ調教師の白井寿昭氏
「種牡馬生活から解放されたときは少し疲れているように見えましたが、生まれた牧場に戻って見たときは元気で風格がありました。牧場からすぐに訃報が入り、涙ぐんでしまいました。現役時の大活躍からも一生、忘れられない名馬です」
以下ソース
http://race.sanspo.com/keiba/news/20180428/etc18042805010002-n1.html
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