一般的な頭痛との違いは、多くは頭の片側(頭の半分くらい)に起こり、拍動を伴って4時間から72時間持続するという点だ。
片頭痛は医学にとって、原因と治療の両方についてまだまだ謎の多い神経学的症候群である。だが新たなる研究により、その謎の一部が解明されたようだ。
女性ホルモンであるエストロゲンの変動により、ある細胞内タンパク質が影響を受け、女性が男性よりもひどい偏頭痛に悩まされているのだそうだ。
片頭痛は世界で三番目に一般的な病気で、10人に1人以上が苦しんでいると言われている。そしてその約75%が女性である上に、女性の場合、頻度が多く、症状は重く、しかも男性のようには薬が効かない。
先日、アリゾナ大学、薬理学科のエミリー・ギャロウェイ氏は「NHE1」というタンパク質と片頭痛との関係についての新しい発見を発表した。
NHE1は細胞膜間のタンパク質とナトリウムイオンの移動を調整するが、その細胞膜には脳からの血流を仕切るものも含まれている。
NHE1レベルが低いか、その分子が本来あるべきように働かないと、片頭痛のような頭痛が生じる。
不規則なNHE1は脳へのタンパク質とナトリウムの流れを阻害するため、鎮痛剤などの薬は血液脳関門をうまく越えられなくなる。これなら片頭痛の治療が難しい理由が説明できるだろう
研究者がラットを用いて、オスとメスの脳内のNHE1レベルを解析したところ、オスのそれはメスよりも4倍多いことが判明した。
さらにメスの女性ホルモンである、エストロゲンの分泌が最も高まった時、脳血管内のNHE1が最も低下することも分かった。
先行研究では、エストロゲンの分泌の変動が片頭痛に関連していることが示唆されていたが、その仕組みは不明なままだった。
今回の発見は、今後の片頭痛に関する研究と治療を行う方法に変化をもたらすかもしれない。これまで片頭痛の研究の多くが動物のオスを使ってなされたことを考えると、これは特に重要なことだ。
ギャロウェイ氏によれば、男女ともにより的が絞られた治療薬を開発する第一歩になる可能性があるという。
今回の研究は性ホルモンとNHE1の発現との関係に関する分子マップを作る試みの一環である。次のステップは、こうしたホルモンを制御する薬を試し、それが脳内のNHE1のレベルに与える影響を確かめることだ。
以下ソース
http://karapaia.com/archives/52258788.html
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