2018年1月期スタートのドラマ『隣の家族は青く見える』(フジテレビ系)では、深田恭子演じる女性が、松山ケンイチ演じる夫とともに、懸命に妊活に励むもなかなか子宝に恵まれず、そのプロセスの中で、いわゆる「不妊ハラスメント」とも言うべき仕打ちに見舞われる姿がしばしば登場していた。実は、我が国に関して言うと、こうした心無い仕打ちは、女性側にのみ行われているわけではなく、比較的古い時代から、少なからず男性側に対しても行われてきたようだ。
「まあ、昔はね、“種無し”だのなんだのと言われて小馬鹿にされたりしたものでね。ひどい時代だったよ」
その若き日に、自身の兄に対して行われてきたという、周囲の心無い仕打ちについてそう証言するのは、東北地方のとある寒村で生まれ育ったという横田清十郎さん(仮名・78)。横田さんの話によると、彼の3つ年上の兄は若くして結婚し、一度は実家の後を継いだものの、その後は子宝に恵まれず、当時の慣習に基づく形で、なんとも不条理な仕打ちを村人たちから受けることになったのだという。
「もともと、子どもができないという時点で、うちの兄貴は長男だったのに、肩身の狭い立場に置かれてね。村の寄合でも発言権すら与えられないという有様でさ。それで、結婚して5年目の春にね、これはいよいよいかんという話になってね、“よその嫁”をさ、借りることになったのよ」
実は横田さんたちの暮らしていた地域では、結婚後5年を経過しても子宝に恵まれなかった場合、すでに出産経験のある近隣の人妻を“借りる”という形で性行為を行い、「子種の有無を確かめる」(横田さん)という、なんとも驚くべき風習が存在していたのだという。要は現代ほど、男性側の不妊について正確に調べる術のなかった時代ゆえの、なんとも愚かな行為であると言えるが、いずれにしかり、当時はこうした間違った行為が横行していたことから、横田さんの兄も、その風習に則る形で、毎月1人ずつ、隣家の人妻たちとの子作りを強いられることとなったのだ。
「いくらね、子どもを生んだ経験があるからと言ってもだよ、上は五十路近い奥さんだっているわけだからね、そうそう簡単に子供ができるわけじゃない。だから兄貴の場合も、結局、20人近い奥さんたちとしたけれども、とうとう最後まで子どもができることはなかったんだよな……私はね、夜な夜な隣の部屋で、一回りも二回りも上の奥さん連中と、汗まみれになりながら裸で抱き合っていた兄貴の横顔がね、今でも忘れられないんだよ」
こうした子作り行脚とも言うべき行為を丸2年近く続けた後で、不運にも横田さんの兄には「種無し」という判定が下ったのだという。その結果、それまで連れ添った妻は実家へと戻され、横田さんの兄もまた、家長の座を奪われた挙げ句に、村から追放されるという憂き目に遭ってしまったのだという。
「もっともね、うちの兄貴、その後さ、東京に出て、工場で働くようになって。そこで出会った人と結婚してさ。四十路過ぎてから子どももできてね。今では幸せな老後を送っているよ。いろいろとしんどい思いもしただろうけれどもね、兄貴にとっちゃ、結果オーライってところかもしれないねえ」
さすがに昨今では、こうした奇妙な習慣は日本のどこでも行われてはいないとは思うが、これだけ情報収集が容易になった時代でも、なぜか性に関する知識だけは、都市伝説的な要素を持った怪情報が流布されやすいというのもまた事実。やはり心無い言葉や行為で誰かを傷つけないためにも、いつでも正確な情報を、我々は把握しておく必要があると言えそうだ。
以下ソース
http://tocana.jp/2018/05/post_16722_entry.html
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