“フェチの大御所”と言っても過言ではない睦月影郎氏が毎回、本当のフェティシズムを熱く語る本コラム。今回はロマン薫るフェチの真髄を紐解いていく。
昔は清純派という女性がいて、ということは不純派というのもいたのだろうが、それは純喫茶と不純喫茶のように、あってないような区別かもしれない。とにかく、清純なお嬢様というものが確実にいた。
さらに一歩進むと、良いところのお嬢様というものがいた。そのお嬢様を崇拝し、知らないところで密かに靴や下着を嗅ぎたいという願望と、とことん凌辱して自分の位置まで引きずり下ろしたいという、二種類の欲求が湧くだろう。それがSとMという分類になるのかもしれない。
ちょうど、犬神家の一族の珠世と猿蔵、あるいは彼女をモノにして財産を狙う坊ちゃんたち、というようなものであろうか。猿蔵は、絶対に陰でお嬢様の下着を嗅いで抜いている、と映画を見た二十歳前後の私は確信していたものだった。
凌辱というのは相手がいることであり、自分の正体も相手に知られてしまうので情緒が感じられないと思う。陰に蠢くフェチというのは、普段は良い人を演じ、彼女には絶対に知られず、実は密かに彼女のナマの匂いを知っている、つまり秘密を握っている喜びに浸れるものなのだ。
私は、凌辱で無理やり思い通りにするよりも、陰に蠢くロマンを選ぶ。正体を知られないというのは、仮面の正義の味方みたいでカッコいいではないか。
とにかく、清純派である。躾正しく上品で万事に控えめで時に凛然とする、そんなお嬢様でも、絶対に下着や靴には匂いが染みつくのである。それが知りたい。
決して、別に刺激臭を感じて正体を暴きたいのではない。ナマの匂いを知ることで、彼女も自分と同じ人間としてつながっているという、至極当然のことが知りたいだけなのだ。もちろんお嬢様でなく、ごく普通の女性でも同じことで、要はこちらの恋心なのである。
以下ソース
http://www.dansen-web.com/article/detail/5740722/
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