TSSが極めてまれな病態であることに変わりはなく、米疾病対策センター(CDC)によると、発症率は100万人当たり1件に満たない。しかし、専門家らは「女性はTSSのリスクについて理解しておく必要がある」と強調している。
専門家の一人で米レノックス・ヒル病院の産婦人科医であるJennifer Wu氏は「腟内に挿入するタイプの生理用品を使用している全ての女性がTSSについて認識しておくべきだ」と指摘している。

生理用ナプキンにつきものの、デリケートゾーンのかゆみ、蒸れ、横漏れなどのお悩みや使い心地の悪さに比べ、膣内に挿入するタンポンや月経カップ愛用者からは、「それらの悩みとは無縁で楽」という声も聞かれる。
しかし、「オーガニック」あるいは「100%コットン」のタンポンや月経カップでも、TSSのリスクがあることをしっかり頭に入れ、タンポンや月経カップは頻繁に取り換えよう。

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