日本人が絶滅する。SF映画に出てきそうなアオリが、現実になりうる日が来てしまった。アンケート調査で「20代男性のうち4割が童貞」だと発表したのだ。

日本人が人口を維持するためには、夫婦が2〜3人以上の子どもを産まねばならない。生殖活動の主な担い手となる若い男性の4割が童貞という事実は、ゴシップ誌の笑いにとどまらない人口問題である。

しかし筆者がこの統計を40代以上の男性へ見せても、信じてもらえないことの方が多い。「どうせ適当な街頭調査でしょ?」「そんなバカな、若い男なんていくらでもがっくもんだよ」と。

しかしこの調査はコンドームを製造販売する相模ゴム工業が男女1万4千人と、この手の調査サンプル数としては異例の数を対象にしたものだ。コンドーム会社にとって男性の童貞率増加は売上低下へ直撃するからこそ、れっきとした重要かつ真面目なデータなのである。

そして事実、日本のコンドームメーカーの年間出荷量は減少を続け、2012年に3,000万個を切った。ピルユーザーが劇的に増加しているニュースはないから、日本で行われるセックスの数が減っているとみなしていいだろう。試験管で受精するのが一般的にならない限り、日本人は絶滅の危機に瀕するだろう。

もちろん、ただやみくもにセックスが増えればいいわけではない。望まない妊娠は誰にとっても不幸だ。その観点から調べなおした。すると、20代未婚男性の6割にパートナーがいないことがわかった。なんと20代男性は、セックスのみならず恋愛もしていないのだ。

その原因を見てみると、答えはあの『ゼクシィ』をグループに持つ、リクルートブライダル総研が把握していた。調査によると、20代は男女ともに他世代より「会社・サークル・仲良しグループなどの中での恋愛は何となく気がひける」と答える比率が高い。

しかし結婚相手に出会うきっかけのトップは、時代を問わず職場と学校だ。職場と学校での出会いを避けてしまうと、とたんに恋人ができる確率がグンと下がってしまうのだ。

ではなぜ「同じコミュニティの相手」と付き合いたくないと感じているのか。実際に専門学校へ通う20代男性へヒアリングしてみた。

「関係を壊したくない、という思いが強いです。彼女ができる以前にクラスで嫌われたらどうしようって思っちゃうんですよね。それだったら叶わなくてもいいやって」

―告白してフラれるとクラスメイトに悪い印象を与えるということですか?

「そうですね。周りも大人なんで騒いだりはしないですけど、フった子と飲みの席で隣にならないようにとか気を遣わせるじゃないですか。気遣いをさせてることに気づくのも気まずいです。それに前、告白してフラれた男がいたんですけど、なんとなくいづらくなって退学しましたね」

どの時代も、果敢にアタックしてフラれた男性はいただろう。だがそれだけで「退学」「退職」といった大ごとにまでは至らなかったはずだ。20代男性の世界ではコミュニティの調和を乱すことが大きなペナルティとなりうる。だったら片思いのままでいい、独身のままでいい……と考えるのは自然なことだろう。

また、以前と比べて恋愛にLINE、SNSが使われるのも大きく関係しているようだ。別の男性は語る。

「いまの女の子って、LINEのやりとりを全部スクショするんですよ。それで女子同士で回すんですよね。それで俺が何を話したかとか全部クラスで漏れてるし。いきなり『あの子についてどう思ってるの?まだ付き合わないの?』って全然関係ないグループの女から言われて最悪でした」

―それは傷つきますよね。

「あと、SNSに載せるやつもいます。バイトの先輩が婚活アプリをやってたんですけど、気になる女性へ送ったメッセージを受け取った女性から『キモすぎて一周回って笑うwww」ってTwitterへ晒されたらしくて。そういうのマジで傷つきますよね。誰へ送るメッセージでも、SNSに公開される前提で送んなきゃいけない。そしたらLINEでガンガン口説くとかありえないですよ」

続く

以下ソース
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55784

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