―デリヘルで風俗デビューし、出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちした後、現在は素人童貞などSEXに自信のない悩める男性のためにプライベートレッスンを行うアラフォー風俗嬢が、男たちの姿をつづります。

新大久保のデブ専ホテヘルで出会った、腕にタトゥーを入れた40歳の男性。高いお金を払って遊びにきているのだから、と延々30分の自分語りも仕事だと思って聞き役に徹した。
全身を掻きむしった跡がケロイドのようになり、色素もまだらな状態の肌。表現しようがないほどの、触れるのが不快な肌状態だ。そんな見た目も強烈ながら、会話の内容が問題だった。
若い頃に入れ墨を入れてから体調が悪いとか、今日も血液検査の帰りなんだとか、中学生になるまで歯を磨いたことがないから歯周病であと2〜3年で歯が抜け落ちる、と歯医者で言われているとか、なぜそんな恐ろしいことをボロッボロの歯を見せながら笑顔で話せるのかと、神経を疑った。

嫌がらせして、楽しい? 人が嫌そうにしている顔を見ると快感なのか? 何か病気も持っていそうだし。いや、歯周病もれっきとした感染症の病気だが、歯周病だけじゃなく、入れ墨を入れている人はB型肝炎やC型肝炎のリスクがあるといわれている。これも感染症。感染症にもさまざまな種類があるし、症状の重軽度は個人差がある。
風俗には感染の疑いがあるにもかかわらず、人にうつるという発想を、どこかに置き忘れてきた大バカ野郎が意外と遊びにくるのだ。
無自覚だから、それをシレッと笑いながら言う無神経さ。風邪に始まり、胃腸炎、インフルエンザなどでも遊びにくる。それに、私が出会った肝炎と歯周病疑惑の男。
治療中でも体が意外と元気だと遊んでしまう愚かさ。どうして目先のことしか考えられないのか。感染症にかかったのなら、家でおとなしく寝てなさいということが、そんなに難しいことなのか?

風俗は確実に、粘膜や体液に触れるので感染する。一番悪質なのは、自分でも性病を疑っているにもかかわらず、治療せずに風俗に遊びにきてしまう人たちだ。
犯罪行為だと自覚がない。これだから、梅毒患者が一向に減らず、年々今も急増中なのだ。Twitter上でも、風俗嬢の裏アカウント界隈では1年前に比べて尋常じゃないくらい、毎日全国どこかしらで、「梅毒疑惑のお客さんを帰した」という拡散が目立つ。
終息に向かう気配なし。

風俗は不衛生的な見方をされ、汚いなどまだまだ軽蔑したりする人も多い。だから、妻や彼女にはできないことを風俗嬢にならしてもいいだろうという発想を持つ人も多く、風俗嬢には人権がない状態だ。「好きな人にはうつせないから風俗で抜いてこよう」、これが現実。
それでも、自分の身は自分で守るために毎月なり定期的な性病検査をしている風俗嬢も多い。風俗嬢側が何度も何度も治療してもキリがないのは、間違いなく持ち込む男性側に問題がある。「風俗嬢に性病もらった、ムカつく」。その気持ちもわかるのだけれど、どうしてそうなるのか? それは、風俗に遊びにくる男性一人ひとりの意識が低いからに他ならない。

風俗嬢は確かに不特定多数とセックスするのが仕事。それをわかった上で遊びにきているはずなのに、その男性客が病気を持ち込むから、ほかの男性へとうつる。こちら側が何度検査し治療しても、相手が一向に治療しなければ、延々と感染し続ける。
自分が病気をもらいたくないなら性病検査をすればいいだけのことなのに、目の前の風俗嬢からもらったという事実しか受け入れない。性病のニュースが報じられれば、だいたい風俗で遊んでいる人たちからの流行みたいな書き方をされ、風俗が悪い扱いをされる。でも、一番不衛生でハイリスクなのは出会い系や素人同士でヤリまくっている男女だろう。出会い系掲示板などでの性欲発散や援助交際、クラブ帰りの行きずりセックスに合コンのお持ち帰り。

続く

以下ソース
http://www.cyzowoman.com/2018/06/post_187316_1.html

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