寿栄小学校の倒れたブロック塀
救えた命もあったかもしれない――。18日午前7時58分ごろ、大阪府北部で発生した最大震度6弱の地震で、高槻市立寿栄(じゅえい)小学校4年の三宅璃奈さん(9)が、倒れたブロック塀の下敷きになるなど、府内で4人が死亡、2府4県で330人を超える負傷者が出る被害となった。交通網のまひや、断水・ガスの供給停止などライフラインにも大きな影響が出た。三宅さんの体を圧迫したブロック塀にはかねて「不安」がささやかれていたという。
震源に近い高槻市の寿栄小では、プールのブロック塀がおよそ30メートルにわたって道路側に崩落。道路を歩いていた三宅璃奈さんが下敷きになり、死亡した。
子供が璃奈さんに遊んでもらっていたという父兄は「璃奈ちゃんは弟がいてるからか、幼稚園のころから面倒見がよくて、ウチの子も遊んでもらった。公文式に通ってて、しっかりした子だった。道を広がったりせず、壁際を歩いてたんだと思うといたたまれない。この間もコンビニで見かけたばかりなのに…」と声を詰まらせた。
小学校の姉妹教室で、三宅さんと一緒のグループだったという中学生も「いつも明るくて笑顔で、お兄ちゃん、お姉ちゃんが好きなのか、自分から上級生に『遊ぼ』って話しかけてくる子でした。縄跳びや鉄棒を一緒にして、新しい跳び方ができると、うれしそうにしてたのを覚えてます」と語った。
三宅さんは「朝のあいさつ運動」の当番だったという。近隣住民によると、塀の崩落直後、何人かの大人が駆け寄っていたそうだが「塀も重いから、どないもできんかったみたい。校門に近い方の塀は、下側の塀に引っかかるように倒れて隙間ができてる。もう何メートル、前か後ろを歩いてたら死ぬこともなかったのに…」と唇をかみしめた。
ブロック塀は以前、網目状のフェンスだったというが「音がうるさいとか苦情もあったみたいでブロック塀になった。外から丸見えってのもあったので、防犯、防音対策って意味では、良かったと思ってたんですけど」(近隣住民)という。
ブロック塀に関しては、気になる証言も。
同小に通っていた男子中学生は「去年くらいに友達間で、塀の上の方が道路側に傾いてるって話があった。『地震きたら倒れるなぁ』って言ってたんで、『あー、やっぱり』って思いました」と明かした。
この地震で高槻市などでは水道管の破裂が起こり、道路の陥没の恐れから通行禁止が相次いだ。ガス管の破損の恐れもあることから、高槻市や隣接する茨木市などでは、断水やガスの供給停止など、ライフラインに重大な影響が出た。影響は場所によりバラつきがあるという。
住民が「『断水するかも』って話が出て、スーパーやドラッグストアに朝から人が集まっていた」と話すように、小売店の棚からは水やお茶、パン、おにぎりといったものや、手軽に食べられるためかバナナも早々に売り切れていた。
高槻市内のドラッグストア店長は「午前9時にオープンしたんですが、水はあっという間に売り切れました。明日、十分な量が納品されるかは分からないです」と困惑の表情を浮かべる。
また、同市内のパン店からは、3斤はあろうかという食パンを手に持った女性が姿を見せた。店内には、菓子パンが数個残っているだけで「いつもより多く作っていますけど、ほとんど売り切れました」(従業員)。
一方で、前出の三宅さんがよく通っていたというマクドナルドでは「地域の皆さんにお返しできれば」と、水やカップ麺、ガスボンベなどを無料で配布。助け合いも広がっている。
続く
以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/1043512/
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