地球という惑星に現にこうして我々が文明を築きあげて繁栄している事実がある以上、この広大な宇宙にはどこかに我々と似た知的生命体がいると考えるのは自然な発想だろう。そしてこの件について、はるか昔から先達はあらゆる角度から検証を重ね、また実際に地球外生命体の探査に取り組んできた。
しかし、なんともショッキングなことに、こうした試みはすべて無駄であった可能性がここにきて急浮上してきた。なんと我々人類がこの宇宙で唯一の知的生命体である確率が30%“も”あるというのだ。
イタリアの物理学者エンリコ・フェルミが1950年代に指摘したとされるのが有名な「フェルミのパラドックス(Fermi paradox)」だが、それが意味するのは、地球外文明が存在する可能性の高さと、そうした文明との接触の証拠が公式には皆無であるという事実の間にある矛盾のことである。宇宙人は我々に発見されるまいと、念には念を入れて用意周到に隠れ続けているのか、それとも我々の技術は、まだエイリアン文明を発見できる域に到達していないのか。この謎は今日まで放置されたままである。
先日、英・オックスフォード大学「Future of Humanity Institute」の研究チームが学術ジャーナル「Proceedings of the Royal Society of London A」で発表した研究は、フェルミのパラドックスに現在考えうる答えを導き出している。なんと我々がこの宇宙で“孤独”である可能性はかなり高いというのだ。
「フェルミのパラドックスに対し、『知的生命体はきわめて稀な存在である』と答えることもできますが、その場合はとてつもなくレアである必要があります」と研究チームのアンダース・サンドバーグ氏は宇宙&天文学系ニュースメディア「Universe Today」に話している。
「もう1つの可能性は、知的生命体の文明は長続きしない(で滅びている)ということです。しかし、地球外文明の発見のためには、たった1つでも生き残っていれば、それだけで十分なのです」
またそれぞれの地球外文明は、地球上の人類に発見されないようひたすら隠れ続けているという解釈に対してサンドバーグ氏は、複数の地球外文明がすべて同じ“政策”をとることはあり得ないため成立しないと指摘している。
さらに地球外文明がきわめて遠く離れているため発見できず、コミュニケーションもとれないという説明については、驚くべきほど技術レベルが低い文明であることが条件になるということだ。つまり、そんな程度なら動物レベルの社会といえ、文明と呼べるものではなくなるのだ。そして研究チームは天の川銀河において進んだ文明を持った知的生命体が我々だけである可能性は30%であることを主張している。
広大な宇宙で我々は“独りぼっち”であり、生命が存在するにしてもいずれも動物レベル以下であるとすればやはり残念な感じもしてくるのだが……。
この宇宙にどのくらいの文明が存在しているのかについて、数学的アプローチから考案されたのが「ドレイクの方程式(Drake equation)」だ。1961年にアメリカの天文学者であるフランク・ドレイクによって考案されたこの方程式に従えば、地球外文明はけっこうな数、この宇宙に存在する(もちろん変数の値によってその数は異なる)ことになるのだが、研究チームはこのドレイクの方程式をまったく時代遅れな方程式であると否定している。
ドレイクの方程式は変数が7つしかないが、例えば惑星の化学物質の状態などもっと複雑な要素を取り入れなければそもそも計算が成立せず、この方程式は不確実性に満ちており、さまざまなバイアスの影響を受ける方程式であると指摘している。
続く
以下ソース
http://tocana.jp/2018/07/post_17334_entry.html
★関連板★
■えっちな話題なら”ピンクニュース”
http://mercury.bbspink.com/hnews/
■新作AV情報なら”AV情報+”
http://mercury.bbspink.com/avplus/