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「うんこ味のカレーと、カレー味のうんこだったらどっちがいい?」

そんな愚にもつかない質問にもかかわらず、なぜか誰しもが子どもの頃、その答えを考えたし「本物のうんこよりは、うんこ味だとしてもカレーであるほうが絶対にいい」などと、もっともらしい(そのくせ不毛な)回答を導きだしたりしたものです。

さて、ここは東京の山谷地区。
大阪西成、横浜寿町とならんで「日本三大ドヤ街」と言われ、かつては、道端でワンカップを傾けながら空中と会話する人がいたり、殴り合いのケンカが日常的に起こっていたりと、治安がいいとは言えない場所でした。しかし最近では、安宿目当てに世界中からバックパッカーが集まり始めていて、その様子も少しずつ変わってきています。
そんな山谷地区の脇を走るアサヒ通り。地元に根付いた老舗の飲食店が並ぶ一角に、こんな暖簾を出しているお店があります。
「大釜本店」という焼きそばで有名な店の隣に、大釜本店の弟さんが出したというカレー店です。

店内は一見、なんの変哲もない下町の食堂といった風情で、壁ぎわに小さめのテーブル席が2つ、カウンターは6席ほどでその中の厨房があり、店の奥にお手洗い。60がらみのご夫婦が切り盛りしていらっしゃいます。

早速、カツカレーライスを注文します。
すると奥様がおもむろに動き出し、お手洗いに入っていきました。客の注文が入ってすぐにトイレに行くことに、少しの違和感。
ご主人はそれを気に留めることもなく、先客の食器を下げたり、伝票を整理したりして、カツカレーライスを作っている様子がありません。そしてついには、厨房内のイスに腰掛けて、テレビを眺めはじめたのです。

「私の注文は無視されているんだろうか」

3分、5分と時が経ち、気の長い私もいよいよご主人に声をかけようとしたその時。

「カレーどうぞ!」

お手洗いの中から、奥様の声がしました。

え!? トイレの中で何してるの!?

奥様の一声を合図にして、ご主人が立ち上がりました。私は戸惑いながら見守るばかり。まさかだけど、奥様がトイレでだしたものをカレーと呼んでいるわけじゃないよね。
そんな私の、悪い予感は現実になりはじめていました。なんとご主人、お手洗いへ向かっていきます。

「うんこ味のカレーと、カレー味のうんこだったらどっちがいい?」

子どもの頃、無邪気に友だちと投げ合ったあの質問が脳裏をよぎります。あの頃は、現実的に考えていなかった。しかしそれが今、本当に私の目の前に現れようとしています。
信じたくない。「ウンコ味のカレーもカレー味のうんこも、やっぱりどっちも嫌だ」あの時、そう答えていればこんなことにはならなかったのだろうか。けれどもう、手遅れのようです。

お手洗いからでてきたご主人の手には、カレー皿。湯気がたっています。そしてそのまま「おまたせしました」。
奥様の体内発、お手洗い経由、私の体内行きのカツカレーライスが、目の前にやってきてしまったのです。

続く

以下ソース
http://tablo.jp/discover/news003546.html

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