もう勘弁してくれ…。経験したことのない高温に見舞われ、多くの人たちがうなだれた。7月中旬(11〜20日)の平均気温は、関東甲信で平年よりも4・1度高くなり、この期間では1961年の統計開始以来、最も暑くなった。
気象庁によると猛暑は2週間ほど続く見込みだ。熱帯夜で睡眠不足に陥る人も多く「日本はどうなってしまうのか?」と思う人も多いだろう。これからの観測と対策について、環境問題に詳しい中部大学の武田邦彦特任教授(75)が語る。
まず考えるべきは、この異常な暑さが日本特有のものなのか? それとも地球規模のものか、である。
「『地球温暖化』なんて言葉があるけど、23日の世界の気温は、高知県と同じ緯度の米ロサンゼルスが24度、(ハワイの)ホノルルが29度、赤道上のジャカルタが29度。そして、那覇は31度。沖縄の人は『季節の割には涼しいね』と言っている。地球が温暖化? いいえ。これは“本州温暖化”なのです」(武田教授)
世界は暑さにやられていなかったのだ。
「日本のだいたい福島〜山口の本州だけが温暖化している。この事実を認めてから初めて対策が取れる」(同)
では、なぜ本州が暑いのか解説してもらおう。
「インド洋からチベット高原を経て吹いてくる風が、日本に吹く。そのエリアが本州。本州の暑さの原因は2点。インド洋からの風と、都市の過密化によるヒートアイランド現象です。インド洋の気温が上がったら、どれくらい後に東京が暑くなるか。それがわかれば対策が取れる。先の西日本の水害と同じく、科学の世界は、原因と結果がキチッとわかって、それに基づいた判断ができる」(同)
地球温暖化という言葉にとらわれがちな我々は目を覚ます必要があるのかもしれない。23日はエジプトのカイロも40度だった。
「本州は今、エジプトの砂漠と同じ。新たに対策を取るか、それともインドやカイロみたいに真っ白な服を着て砂漠の環境に慣れていくか」。我々は選択を突きつけられているのだ。
武田教授は「環境省は二酸化炭素削減のため、エアコンの設定温度を28度にしろと言う。しかし、28度では熱中症になる。NHKは環境省に従うから苦渋の策で『28度以下』と伝えるが、25度にしてください」とアドバイスを送る。
これだけ暑いと、首都移転も現実的な考えとして浮上するが…。
「福島より上の東北・北海道は、チベットからの風向きが変わればすぐ暑くなる。東京をどこに移しても同じ」というからリスクがある。「エアコン代の補助金支給や、働き方の改革、夏の高校野球の開催時期をずらす」といった対策が考えられる。
一方、武田教授は「太陽の活動がここ5年で低下している。氷河期がやってくる」と常々提唱している。この情報に、これ幸い!と跳びはねたくなる気持ちは抑えてほしい。
「約50年後に夏の東京の気温が28度くらいになる。今、温暖化対策を進めると、逆に寒さに悩まされることになる」
50年後か…。今できることを地道に進めよう。我々は冷房ガンガンの涼しい室内でビールでも飲むしかない。ただし、水分と塩分の補給は忘れずに!
以下ソース
https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/1073296/
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