7月22日に閉幕した延長国会では、内閣不信任決議案こそ野党6党派が揃って提出したものの、野党第1党の立憲民主党と参院では第1会派の国民民主党の足並の乱れが目立った。政権に対峙する姿勢を際立たせる立憲民主に対し、国民民主は「対決より解決」という独自路線で存在感を高めようとしている。法案には反対ながらも、与党が採決することには付帯決議の条件付きで賛成するなど、いまいちスタンスがはっきりしない。

この状況を悩ましく見ているのは、浪人中の旧民主党系元衆院議員たち。次期総選挙をどの政党で戦うのか――、というわけだ。

小選挙区制の衆院選では、野党統一候補になれなければ、野党候補間で票の奪い合いになり、当選確率が下がるため、最終的には野党統一候補になりたい。立憲民主に行くべきか、それとも国民民主か。選挙前のどのタイミングで野党はひとつになるのか、それとも前回同様、最後までバラバラのまま選挙に突入せざるを得なくなるのか。いろんなシミュレーションをしながら、頭を抱えている。しびれを切らして、国民民主で支部長(次期衆院選の公認予定者)になる者や、現状の支持率を見て立憲民主へ行く者、当面は無所属で様子見を決め込む者など、さまざまだ。

そんな悩める浪人たちに、なんと自民党の二階俊博幹事長が触手を伸ばしているという。

「前回、希望の党から出馬して落選した元衆院議員が二階派に誘われたそうです。落選は小池百合子都知事の“排除”発言で党勢が失速したため。惜敗率を見ても、希望の党で落選した元職には、次は小選挙区で勝てる人がいる。そうした人を対象に、二階氏の側近である自民党の林幹雄幹事長代理が動いている。浪人中も次の選挙も面倒をみる。次の選挙は無所属で出て、勝てばそのまま二階派入り。いずれ自民党へ、ということでしょう」(野党関係者)

実際、二階派はそうやって拡大してきた。

旧民主党政権で外務副大臣などを務めた山口壮衆院議員(兵庫12区)は、2013年に同党に離党届を出し(受理されず除籍)、無所属のまま「特別会員」として二階派に入会。15年に自民党に入党している。

旧民主党政権で初代復興大臣を務めた平野達男参院議員(岩手)も13年に同党に離党届を提出(受理されず除籍)。その年の参院選に無所属で出馬し、16年に自民党入党。二階派に入った。

平野氏が旧民主党を離れた背後に、すでに二階がいたとされる。岩手県は小沢一郎・自由党代表の牙城。そこを切り崩すため、二階氏は平野氏を引き抜いたとみられる。ほかにも、選挙区で自民現職と争っていた自民系の無所属現職を「特別会員」として二階派に入会させ、のちに自民党に復党させたり、片山さつき参院議員や佐藤ゆかり衆院議員など“お騒がせ議員”を積極的に受け入れたりしている。

ちなみに、新潟5区の補欠選挙で初当選した元新潟県知事の泉田裕彦衆院議員も二階派に入会した。二階派には、いまや44人が所属。48人の岸田派に次ぐ党内第5派閥となり、総裁選に影響力を与えられる規模になった。

「かつて二階さんは小沢一郎さんと行動を共にし、自民党を飛び出し、新生党、新進党、自由党、保守党、保守新党を経て自民党に復党した出戻りだから、“はぐれ者”に優しいのだろう。手を差し伸べられた者は二階さんへの忠誠度を増し、二階さんに人心が集まる。すべて計算ずくだろう」(永田町筋)

9月に予定される自民党総裁選でも、間違いなくキーパーソンとなりそうだ。

以下ソース
http://biz-journal.jp/2018/07/post_24199.html

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