6月18日に発生した大阪北部地震(M6.1、最大震度6弱)が「南海トラフ巨大地震」の予兆である可能性について、多くのメディアが取り上げている。やはり「西日本大震災」の発生が差し迫っているようだ。そればかりか、南海トラフ巨大地震がそれ以外のエリアと連動し、日本列島全土を揺らす「全日本大震災」につながる可能性もあるのだ。

まずは南海トラフ巨大地震の発生周期について、最新の学説を紹介しよう。
独立行政法人・産業技術総合研究所の宍倉正展氏は、過去の記事でも紹介したが、海溝型地震履歴研究チームの長として、「古地質学」と呼ばれる過去に発生した大地震の地質調査を行った。その結果、500〜1000年ごとに仙台市周辺を荒廃させる規模の巨大津波が発生していたことを突き止め、平安時代に東北沖で起きた「貞観地震」(M8.6程度)の再来が近いことを確信。2010年8月の論文で「近い将来に(大津波が)再び起きる可能性を否定できない」と警告したが、東日本大震災として現実となった。

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画像提供:百瀬直也

三陸沖を震源とする大地震は数年〜数十年に一度のペースで起きているが、宍倉氏らが発見した500〜1000年という巨大津波を伴う地震の周期は「スーパーサイクル」と名付けられた。さらに、宍倉氏らが南海トラフの地質調査を行ったところ、南海トラフ巨大地震にも、400〜600年の「スーパーサイクル」があるのではないかと考えるようになった。そして、このスーパーサイクルに該当する前回の巨大地震は、1707年の「宝永地震」(M8.4〜8.6)かもしれないという。2018年現在、宝永地震から311年経過した段階であり、危機は迫っていないようにも思えるが、宍倉氏は「短いかもしれないが、(スーパーサイクルに)なってもおかしくない」(MBS、2018年6月20日)と警告する。

次に、大阪北部地震が南海トラフ巨大地震の前触れかもしれないと危惧する学者の見解を紹介しよう。
京都大学教授の鎌田浩毅(ひろき)氏は、大阪北部地震について、これから発生する大災害の「序章」にすぎないと語る。現在、日本列島の地下の状況は、9世紀に貞観地震が起きた時と非常によく似ており、「東日本大震災に誘発された約1000年周期の地殻変動と、西日本で約100年周期に起こっている地殻変動の2つがちょうど重なりあって、複数の地震を連鎖的に起こす『大地変動の時代』に入った」(文春オンライン、2018年6月23日)と警告する。そして鎌田氏は、次の南海トラフ巨大地震の被害額が20年間で1410兆円に達すると見込まれていることから、「西日本大震災」の名称こそふさわしいと提唱する。

続く

以下ソース
http://tocana.jp/2018/07/post_17615_entry.html

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