日本に住み続けている限り、大地震は避けられない宿命なのかもしれない。だが、地震を抑え込むことは不可能だとしても、災害被害を最小限に食い止めるための予防措置は人間の力でも可能といえる。これを実現するため、専門家らによる地震メカニズムの解明と予測は日夜続けられているが、最新の研究で思いがけない事実が判明したという。マントルの亀裂だ。

5000万年ほど前からインドプレートがアジアプレートにぶつかっていることは、科学者の間では広く知られていた。しかし、それが地球の地下マントルにどのような影響を及ぼしているかまでは解明されていなかったという。

そんな中、地震の国際専門家チームが、地球上で最も標高の高い地域であるチベット高原で新たな発見をした。なんと、チベットの地下深部ではマントルに大規模な亀裂が走り、大きく四方向へ裂けているというのだ。これが原因となって未曾有の大地震のトリガーとなりかねない危険性があるとしている。

このエリアはもともと、地震活動が活発で、起伏が激しいヒマラヤ山脈地帯として有名だが、科学者たちはこの地域で、地震が発生した場所とインド上層部マントルにできた亀裂の方向性との間に驚くべき相関性を見つけたという。おそらく、地球中心部からの熱がマントルに達し、巨大な裂け目を伝って地震を起こしやすくしているのではないかと推論している。

研究チームに参加したアメリカ・イリノイ大学のジアドング・ソン研究員は「現在確認できる亀裂は、マントルの奥深くにあります。この発見は今後、なぜ地震が地球の他のエリアではなく、チベット南部および中央で頻発するかを説明する上で、非常に重要な手がかりとなるでしょう。また、ヒマラヤ=チベット間の地形変動と進化についても、さらなるリサーチが必要だと認識しています」と話している。

同チームのジャンタオ・リー研究員も「以前は、プレート間地震が起きるロケーションとしては、いささかレアケースと考えられていたチベット高原ですが、今回発表した仮説モデルをご覧いただければ納得がいくはずです」と、自信のほどをのぞかせている。

現在、研究チームは地震のみならず、地理、地質調査等のあらゆるデータを総合して、このマントル亀裂説を深めている状況だ。

なにより大切なのは“敵を知り”、大災害に備えて適切な防災指針が打ち出されることだろう。将来、多くの人命が救われることに期待したい。

以下ソース
http://tocana.jp/2018/08/post_17828_entry.html

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