ロシアと外国の学者らは、コガネグモの毒の中から、その研究が神経細胞を大量死から守る薬の製造に役立つ物質を発見した。研究結果が、Neuron誌に掲載された。

学者らによると、クモ、ヘビ、その他の毒を持つ生き物の毒は、神経細胞の表面にある受容体に結合し、神経細胞の活動をブロックする様々なシグナル分子やたんぱく質の「カクテル」そっくり全部を含んでいる。

これらの生き物の毒は、「正常」な状態では被害者の麻痺または痙攣を引き起こすが、神経細胞の活動に乱れが生じている場合には、そのような分子が、神経細胞の安定と、死の回避の助けとなる。
神経生物学者らは、クモ毒に含まれる毒素を基に、神経系疾患の際に受信側の神経細胞に流入する過剰なカルシウムを除去できるすべてのクラスの特別な神経調節物質を開発する計画。

学者らは研究の結果、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、てんかん、パーキンソン病、アルツハイマー病などの重篤な神経変性疾患の治療薬が開発されることに期待している。

以下ソース
https://jp.sputniknews.com/science/201808215250503/

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