睦月影郎『真・フェチ道』

“フェチの大御所”と言っても過言ではない睦月影郎氏が毎回、本当のフェティシズムを熱く語る本コラム。今回は、ノーマルとアブノーマルの境界線について考察する。

中学生の頃、私が友人たちに、美女のオシッコやゲロを浴びたいと言うと、「そんなことまでしたくない」と言われた。じゃお前らは、どんなことまでならしたいのだ。

キスしていじって挿入という、猿でもやることがしたいのか。動物に変態はいないのだから、変態が理解できなきゃ猿と同じだと言っているのと同じである。

まあ、美女のオシッコは飲まないけれど、シャワーを浴びる前の割れ目を舐めるのが好きだ、というならまだ許せる。もちろん洗ってさえ舐めないなんて男は、私の住む世界から永久追放だ。

結局、この中学の同窓生たちはみな平凡な結婚をして、子を成して普通の人たちになっている。それなりに美女を嫁にしている者もいるが、おそらくノーマルな行為だけで、ちゃんと使っていないだろう。使い方が分からず、まるで高級電子レンジを戸棚に使うようなもので、実に勿体ない。

そして結婚十年を過ぎれば、もうセックスなどすることもないので、女房に浮気されたって仕方がないのである。まあ四六時中同居していれば性欲が薄れるのも当たり前のことなので、夫婦生活が没交渉になるのは仕方がない。

ならば外で浮気すりゃ良いものを、最初からノーマルな連中というのは結局外でもノーマルなことしかしないのである。本来なら、女房や恋人に出来ないことをしたいから風俗に行く…とか、させてくれないことを外に求める、というのが正しい男の性なのであるが、結局は何もせず隠居していくのだろう。

せめて酒でも飲みながら、アブノーマル話に乗ってきてくれるのならまだ良いのだが、やはり願望の薄かった連中は何歳になってもつまらない。やはりノーマルとアブノーマルの境界線というのは、十歳ぐらいまでに決まってしまうものなのだろう。

以下ソース
http://www.dansen-web.com/article/detail/6488171/

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