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25日、新潟の最終12Rでセイウンリリシイ(牡3歳、美浦・水野貴広厩舎)が逃げ切り、鞍上の藤田菜七子騎手がJRA女性騎手最多となる通算35勝目の新記録を達成した。

18頭立ての芝1200mで行われたレースで、好ダッシュを決めたセイウンリリシイは果敢にハナへ。そのままレースの主導権を握ると最後まで脚色は衰えず、最後の直線では逆に後続を突き放す強い競馬。結局、最軽量となる50kgの斤量を活かし、最後は4馬身差をつけてゴールした。

「勝てたことは、とてもうれしいです」

この勝利をもって、元騎手の増沢由貴子さんと並んでいたJRA通算最多勝記録を塗り替え、歴代単独最多に躍り出た藤田菜七子騎手。また、今年15勝目は自身が持つ年間最多勝を更新する節目の1勝でもあった。

「記録などは特に意識せずに、一鞍一鞍大切に乗りました。(女性騎手最多勝目前であることを)たくさんの方に言っていただけるのはとても嬉しく、ありがたかったです。その方たちのために早く達成したい気持ちはありました」

先週19日にはJRAの女性騎手としては初となる1日2勝を上げ、最多勝記録に並びかけると、今週末に一気に抜き去った。「早く達成したい」という有言実行のスピード達成だ。

「デビューイヤーがJRAで6勝、2年目が14勝。そして今年早くも15勝目と、今や藤田騎手が勝利を上げることは特別なニュースではなくなったと思います。特に8月に入ってから、すでに4勝と調子は上がっていますし、この調子でいけば今年も勝ち星倍増となるかもしれません。
ただ、この記録は藤田騎手にとっても大きな節目であることは確かですが、それをわずか3年で達成した彼女からすれば『あくまで通過点』という思いが強いでしょうね。デビュー当初からずっと『女性騎手として特別視されたくない』と公言していますし、性別の括りに捕らわれず、男性の若手騎手に負けない向上心の持ち主だと評判です」(競馬記者)

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デビュー以来着実な成長を遂げ、女性騎手の記録を次々と塗り替えている藤田菜七子騎手だが、そういった記録を達成するたびに「感謝や嬉しい気持ち」と「女性騎手ではなく、1人の騎手として扱ってほしい」という複雑な思いがあるという。

そんな藤田菜七子騎手にとって、今回の勝利は「女性騎手の記録」としては大きな節目となったが、1人の騎手としては自己記録を更新した1勝に過ぎないのだろう。

自身も「自分自身この記録に満足していない」と発言。さらに「一つの通過点として今後もさらに勝てるように頑張りたい。今後の目標は今までと変わらず、勝鞍をさらに積み重ねてたくさん乗せていただくことです」と、すでに気持ちを新たにしている。

記録達成の報を受けた武豊騎手も『デイリースポーツ』の取材に「立派だよね。もう周りも女性として見ていないんじゃないかな」と後輩の成長を実感するコメント。

現在の1勝1勝がJRA歴代最多勝記録の更新である武豊騎手が良い意味で話題に上らないように、藤田菜七子騎手がこれから積み上げていくJRA女性騎手としての歴代最多勝記録もまた、話題に上らない日がもう間近に迫っている。それは彼女にとって、きっと「朗報」だろう。

「たくさん勝てるように頑張りますので、ファンの皆さんも競馬場にぜひ足を運んでください」

節目の勝利の喜びの声をそう締めくくった藤田菜七子騎手。次に大きくクローズアップされるのは、初のG1デビューだろうか。それまでにどこまで勝ち星を伸ばしているのか、今から楽しみである。

以下ソース
https://biz-journal.jp/gj/2018/08/post_7651.html

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