“フェチの大御所”と言っても過言ではない睦月影郎氏が毎回、本当のフェティシズムを熱く語る本コラム。今回は、思春期の妄想を回顧する。
前回に続いて、中学の同窓生の話。二十代半ばの頃だったか、同窓会のあと、ようやく手に入れた洋物の裏ビデオを皆で見た。私はストリップでもそうだが、男が大勢でエロを見るというのは抜けないので嫌いであるが、その時は流れで仕方がなかった。
その時、金髪美女の顔に、男がザーメンを浴びせたシーンで、一人の同窓生が、「うわーっ…！」とか叫んで顔をしかめ、視線をそらせたことがあった。何だ、お前、こんなに興奮するシーンが嫌なのか、と不思議に思ったものだった。そりゃお前の出すものは汚物だが、それを美女の顔にかけるから興奮するんじゃないかといったが根っからエロへの想像力のない奴には理解できないのだろう。
そいつは中学時代から、オナニーもしたことのない未熟者であった。私はもう精通を覚えてからは女性のことしか頭になく、何を見ても抜きたくなったものだ。それでも女の子に触れるわけにいかないから、想像力を研ぎ澄まして抜きまくった。
通学は満員電車だっから、女子の近くに行ってなるべく髪や吐息を嗅いで、勃起した股間を彼女の尻に密着させたものだった。一度、満員電車内で彼女のスカートをめくって下着を下ろし、肛門に指を入れ、その匂いを嗅ぎながら登校しようと計画を練った。
もちろん想像だけで実行はしないから、逆に興奮するのだ。実行していたら病みつきになってしまい、正しい変態ではなくて犯罪者に成長してしまったことだろう。とにかく思春期の頃はケダモノの時代だ。
そんな危ない時期に男女共学なのだから、良く何も起こさなかったものである。触れることが出来ないから想像をたくましくし、妄想オナニーの全盛期となるのだが、それをしてこなかった奴は、やはりつまらない人生を送っていることだろう。
まもなく同窓会があるが、当時のように、熱いエロ話のできる奴に何人会えるだろうか。
以下ソース
http://www.dansen-web.com/article/detail/5134181/
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