スレンダーマンはその名の通り細身で異常に背の高い男で、主に子供をストーキングして連れ去ってしまうとされるモンスターだ。2009年頃にインターネット上で生まれた都市伝説であるが、アメリカでは過去にスレンダーマンが原因で悲惨な殺人未遂事件が起こっているほど（詳しくはこちら）子供たちの間で広く知られ、恐れられている。
だがスレンダーマンの最も不気味な点は、インターネット上で作られたジョークでありながら、その姿を見たという目撃証言が相次ぎ、写真や動画までもが撮影されていることだ。今回「Daily Star」に取り上げられたのもそんな動画の一つである。YouTubeチャンネル「Nx Tv」が今月2日にアップした動画には、夜の森の中に佇むスレンダーマンの姿がはっきりと映っていたのである。
https://tocana.jp/images/0904slenderman-1.jpg
撮影されたスレンダーマン。
解説によると、問題の動画は2017年5月に米国オレゴン州ベンドでキャンプ中の男性が撮影したものだそうだ。男性は森の中で1人キャンプ中で、夜中に騒音で目を覚まし、テントを出てカメラ片手に周囲を捜索中、不気味なスレンダーマンの姿を目撃したという。
https://tocana.jp/images/0904slenderman-2.jpg
だがその後、男性はテントや車をキャンプ地に残したまま行方不明になってしまったいう。捜索隊が唯一発見した手がかりがこのカメラだったそうだ。なお、カメラや他の持ち物はキャンプ地の近くに作られていた、木の枝を組み上げたテントの柱のようなものの下に埋められていたという。
https://tocana.jp/images/0904slenderman-3.jpg
キャンプ地に残されていたという木の柱。
……なんだがどこかで聞いたことのあるような話である。動画のコメント欄でもフェイクだという指摘が多数なされており、「本当に行方不明で家族が捜しているなら顔写真と名前を出せ」とのコメントや、「キャンプ中、夜中に不気味な音がしたなら、手にするべきはカメラではなく銃だ」との至極当然な意見がつけられている。
だが一方で、問題のキャンプ地付近で不気味な叫び声を聞いたという証言もみられた。また、これはスレンダーマンではなくレイクという別のモンスター（四足歩行する人間に似た白い獣、最近の目撃例はこちら）だという指摘もあった。
果たして行方不明になった男性が最後に撮影したのは森に潜むスレンダーマンの姿だったのか？ 伝説の通り姿を消してしまった男性が見つかる日は来るのだろうか？ 謎と不気味さが残る動画である。
https://youtu.be/q2Gpoz5HrCs
男性の撮影した動画は3:42頃から。スレンダーマンの登場は5:47頃。
以下ソース
https://tocana.jp/2018/09/post_18045_entry.html
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